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リュカの日記
by リュカ
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■
恐ろしい夢を見た。
曰く憑きの峠があった。
ある急カーブの山壁7〜10メートル辺りの高さの所に、でかくて長い杭が出ていて、その付近ではよく人が死ぬそうな。呪いの杭だ。
俺は、人が車にはね飛ばされて、はね飛ばされた人間がその杭にぶっ刺さるシーンと、既に事故死している人間を車がはね飛ばし、ふっ飛んで行ったその死体が杭にぶっ刺さるシーンを目撃した。
目撃したのはそれぞれ別々の日だったのだが、どちらも数日後には死体は片付けられていた。
何でも、その杭に選ばれてしまった人間は、自分が最も苦しいと考えるダメージを「頭」「腕」「脚」に負って死ぬそうだ。
その峠というのが、俺の父方の祖父の家付近にあり、俺は夏休みか何かで田舎に帰っていたのだと思う。
父方の祖父の家は、現実では既に改装されているのだが、夢の中の家はまだ改装前のものだった。
父方の祖父の家の壁にも、その呪いの杭と同系列の杭が出ていて、俺はその杭に選ばれてしまった。峠の杭と祖父の家の杭は、同じ呪いの力で繋がっている、という設定だった。
俺は仏間に座っていたのだが、その杭の力なのか、杭が打ちつけられている壁にジリジリと超自然的な力で引っ張られていく。
俺は助けを求めるのだが、家族も親戚も知らん顔だ。
しかし、俺は「自分にとって最も苦しい死に方」というのを頭に浮かべないようにして、何とか杭の力を振り切る事に成功した。
しかし、一時的に振り切る事に成功しただけであって、杭が俺を殺す事を諦めた、という事ではないのだ。
俺は恐怖に絶望しながら、その家で数日を過ごした。
ある日、既に死亡している俺の祖母、または曾祖母が、俺の頭の中にテレパシーのような念を送ってきた。
脳内に、老婆の姿がイメージされた。
その老婆は、俺に「緑の人には気をつけや〜」みたいな事を言ってきた。
うちの家系は、代々その杭の呪いで死亡する人間が後を絶たない、という設定があり、その老婆もその杭によって殺されたのだ、という事を俺は知っていた。
杭の呪いは死後にも及ぶ。
その杭の呪いで殺された人間は、死後も魂が呪いによって縛り続けられてしまう。
自分にかかった呪いを解くためには、新たな人間が杭の呪いで死ぬしかないのだ。だから、親戚連中は誰も、杭に選ばれた人間を助けようとはしないし、先祖の霊も寄ってたかって子孫を杭の犠牲にしようとする。
俺は、また呪いの杭が打ちつけられている峠に行った。
そこで、ある親子を目撃した。
その杭が打ちつけられている峠付近に母娘の親子が佇んでいたのだが、そこに車が突っ込んでくる。
車は大炎上。母娘も炎に包まれた。
どうやら、この母娘が考えうる最も苦しい死に方とは「焼死」だったらしい。
俺は燃え上がるその母娘に近づいていく。
すると、脳裏にその母娘の白黒写真が浮かんできた。
しばらくそのイメージを眺めていると、その写真が、裏から火であぶったような感じで燃えていく。
場面が変わる。
俺はまた、祖父の家の仏間に居た。
この時俺は一人だった。
金縛りに遭い、俺の体は超自然的な力によって上昇していく。
見えない力によって、俺の体は家の天井に磔になった。
天井には、白黒写真が無数に貼り付けられていた。
どれも、杭の呪いによって死亡した俺の親戚だ、という設定だった。
どの写真も不気味なくらいに無表情。
しかし、全ての写真の目が動き、それらの目が俺を見つめるやいなや、いっせいに写真の顔達がニヤニヤ笑う。
天井に貼り付けられた写真の中に、一つ巨大なパネルがあった。
その巨大なパネルに写されている人物は、うちの家系の「当主」だという設定であり、以前はそこに、俺にテレパシーを送ってきた祖母、または曾祖母の顔が写されていたのだが、その巨大なパネルに写る人物が、何故かSMAPの草薙剛の顔になっていた。
杭の呪いで死んだ親戚達の中から、新たな当主に草薙剛が選ばれた、という事だろうか。
俺を見ながらニヤニヤ笑う写真の群れに囲まれて、俺は恐怖で「うわああああああああああああああああああ!!!!!!!」と叫んだ。
そこで目が醒めた。
今日は午前2時半頃に目が醒めた。
とても恐ろしい夢だった。
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10月12日(木)
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