ID:14142
リュカの日記
by リュカ
[595187hit]


今日は午前8時10分頃に目が覚めた。
俺は車の音が大嫌いだ。
俺の部屋は、マンションの一番端だ。
机が置いてあるのは、さらにその部屋の中で一番端だ。
俺の部屋の外には歩行者通路があり、その通路のすぐ横が国道になっている。車の音が常に聞こえる。
数秒ごとに車が通り、車が発するエンジン音の抑揚に、いつも意識を向かされる。
ブゥゥゥー・・・ウウンウン!!フォァァァアアアーーーー・・・・・
気色悪いその抑揚に、無理やり意識を止めさせられる。
それが通り過ぎるまで、考え事を再開出来ない。
それが通り過ぎていって、そして再度考えようと思った瞬間、またブゥゥウウーーー・・・
この繰り返しだ。
たまらない。
目が覚めたのは午前8時10分頃だが、寝起きに少し考え事をしようと思うと邪魔されて邪魔されて邪魔されまくって、結局今の時刻は午前9時26分。
いつも、こんな感じで数時間奪われる。
これじゃ、マンションの15階に住んでいても意味が無い。
邪魔さえ入る事が無ければ、一体一日の時間をどれだけ有効に使えるだろう。
俺が起きてる時間の内の8割程度は、何かの妨害によって奪われている。
今日の授業は1時限目からだけど、出席できるかどうか分からないな。
今の時点で、すでに授業は始まってるし。

今日の日記を書こうと思って席に着き、その瞬間に母親が帰ってきてガタガタと物音を立て出す。
母親が家に帰ってくる直前(日記を書こうと席についたその刹那)、「こんな時こそお母様がご帰宅なされそうだな!」と思ったら、本当にその3秒後くらいにチャイムの音だ。
いつもジャストだから、邪魔が入る時には大体分かる。
入らなければ入らないで「邪魔が入らない訳がない」とプレッシャーを感じるし。
とりあえず、ここで日記を書くのは中断だ。
ずっと、母親がガタガタ音を立て続けている。
「邪魔される可能性が消えるまで、消えるまで」と、じっと息を殺して音が止むのを待っている。
物音が消えた。母親がリビングの方に消えたのだ。
日記に今日の事をまとめようと思っても、一度散らされ中々元の心に戻れない。しばらく漫画を読んで、ゆっくり気分を落ち着けさせる。
数十分経ち、やっと気分も落ち着いた。
さあ、今日の日記を書き始めよう。
再度椅子について、パソコンに手を伸ばそうとしたその瞬間。
ピンポーン!
その瞬間に親父が帰った。
わああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!
発狂しそうになった。
はらわた煮えくり返ってしょうがない。
俺の部屋の床に放置されてる小刀で、親父を抉り殺してバラバラにしてやりたい衝動にかられた。
まだ午後18時前後の早い時間だったのに。
こんな時間に親父が帰ってくるなんて。
昨日は午後19時過ぎに日記を書こうとし、その瞬間に親父が帰った。
今日は早いので、親父だけはありえないと思っていたのに。
自分は超能力者じゃないだろうかと思えるほどに、ピタリとこうだ。
(別に、仮にそうであっても俺には今更何も驚く事なんて出来ない)
やっぱり、俺が何かを纏めようとしようとすると、そうなるようになっているのか。
それから、1時間半ほど気分を落ち着ける事が出来ずに、その間度々叫んでた。「ぎゃあああああああああああああああ!!!!!!」とか。
タイミングが合ってしまった事については親父の意図が無いにしろ、その後の事は親父の意図だ。
奴からしたら、「たとえ邪魔になろうが構わない。構わず作業を続けてやろう。それでも文句を言わせないのが、自分にとってのステータス」だ。
また、俺が母親に邪魔された事についての文句を言うと、親父は必ず便乗してくる。つまり、俺がこれだけリアルタイムで嫌がっている邪魔な行為を、進んで自分も行おう、と。
そして、その矛先が「母親一人」ではなく、「母親と一緒に自分にも」向いてしまえばもうけもの。それは親父にとって悦なのだ。連帯できる、と。
そして、母の前で「なんじゃあ!!」と俺に対して罵声を浴びせる機会でも得られないかと伺っているのだ。それは、親父にとってこの上もない喜びとなる。
俺にはそういう意図が全て読め、死ぬほどはらわた煮えくり返る。

[5]続きを読む

05月11日(木)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る