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リュカの日記
by リュカ
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■
物音に鈍感になりたい。
時間が経ったところで何も解決しないのに、自分は何を待っていたのか。
あの子がそういう目に遭わされていたのが実は嘘だと言われる事か。
あの子が成人してしまい、全ての可能性が消える事か。
時間が過ぎていくのが寂しいな。
歯茎が痛む。
多分、完全に生えて来るまでこの痛みは続くんだろうな。
もう、一年くらいまともに絵を描いていない。
描きたい欲求も失せたのだろうか。
以前の俺には、「いつかタイプの男の子を描く事が出来たら」という気持ちがあった。
表現したいもの、写したいもの、目的になるものがあったので、
絵を描き重ねていくうち、少しずつ描くのが上手になっていくのは嬉しい事で。たとえ無関係なものを描いたとしても、いつかそういう子を描ける機会を得られた時の糧になる。そういう気持ちを持っていた。
好きな少年、好きな対象の許可を得て、より正確にその子を描写する事が出来れば、少なからずその子を得られ、満たされたような錯覚に陥る。
興奮とまではいかないが、これも一種の性的欲求。
そういう子への絶対感を失って、描きたい欲求も失せたのか。
書いてる途中でじゃ〜まさ〜れたっ。
俺が数時間ボーっと何かを考えて、文章にまとめてみたくなった瞬間、
眠っていたはずの親父が、わざわざ起き出してきてトイレに篭る。
タイプの少年について考えている時は、必ず親父だ。
親父がトイレに篭ってる間、俺は何も考えられない。
親父が出て行くのを、イライラしながら忍耐強く待つしか無いのだ。
親父の糞をしている音を聞きながら、そういう子について考えるなんて絶対嫌だし。それに、出て行く時もうるさくなるのは分かってる。
だから、結局は親父が起き出した瞬間から、自分の部屋に戻るまでの数十分、ずっと俺の思考はふさがれる。
そして、出て行った頃には、それまでの思考は全て拡散されてしまってる。
そして、親父の事しか考えられなくなる。
少年について吐き出そうとする瞬間なんて、ほぼ100パーだ。
俺が深夜に日記を書き出そうとするその刹那、毎晩のように親父は目覚め、トイレに篭る。こんな神がかり的な事があるのだろうか。
今まで散々信じられない事、あり得ない事が繰り返されて来たのだ。
今更こんな事じゃ驚かねえよ。
運命が完全に俺の敵に回って貶めて、俺の中のアイデンティティーをグッチャグッチャの糞ミソにかき回そうと狙ってる事なんて百も承知だ。
邪魔される度、どういうつもりだ?と、親父が憎くて憎くてそれしか考えられなくなるのだ。
そうか!俺が少年について考える時に毎度のように親父を出して、
運命が、俺の中での少年に対する気持ちを、親父に対する気持ちに摩り替えようとしてるのだ。
いつかこの憎しみ感情が恋愛感情に摩り替わるだろう、という事を期待も含め。上手く摩り替わるようになるまで、何年でも粘着質にこういう事を続けるつもりだ。
そうやって、俺があの汚い親父に欲情するように仕向け、俺がそういう汚い中年親父しか愛せないようになる事を望むのか。それが運命様のご意思かよ。
ふざけんな!!!!
ジジイが出た後、気持ちも篭らず、我慢しながら無理やり最後まで書き上げた。
俺の親父は卑しいカスだ。
図星を突かれればシラを切り、
言い返せなくなると、今までの話題に全く関連性の話題を持ち出し責め返す。
責める理由は何でも良い。
取り合えず、俺に責められた話題に関係なくても、こちらを責め返す事が出来れば万事OK。
俺が、親父がいきなり別の話題を持ち出した不自然さを指摘すると、「お前が何を言っているのか分からない」「お前とは話が通じん。一回病院で見てもらえ」だ。
そして、そのまま別の話題で責め続けるのだ。
指摘されるには充分過ぎる理由があるのに、全ては自分自身の卑属な自尊心を保つ為、平気でこちらを貶める。
なんだこれ。
そこらの卑怯なショタコン親父と同じじゃないか。
こんな最低な奴が自分の実の親父だなんて・・・・
個人的に、今日はとても大事な時間が迫っていたのに、
親父との汚い応答に付き合わされた。
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03月27日(月)
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