ID:14142
リュカの日記
by リュカ
[569353hit]


途端に俺はまた緊張するようになってしまった・・・
さっきまでは親父の安否が心配で気を張ってたけど、それが解けてしまったから。
さっきまで看護士さんの前でも普通に話せていたのに、ガクガクブルブル。
そんな感じ。
現在午前10時03分。

午前11時に先生が時間を取れたとかで、親父がまた手術になった。
今度は耳の後ろとお腹に穴を開けて、脳腫瘍をお腹に散らす、という手術だそうだ。
運良くその時間に時間が取れたとか。
脳の水を抜く為に2回も頭頂部に穴を開けたので、3回目はさすがに感染症?が怖いとかで、今度は耳の後ろに穴を開ける事になったそうだ。
俺は昨日、親父の頬に触って以来、感覚的に「この人は俺が幼少の頃に大好きだったパパと同一人物なんだ」と認識したのか、嫌悪感を克服して普通に親父の肌に触れるようになった。
手を握ったりも出来たし。
良かった。
今は弟も会社に戻り、元・親父の部屋だった個室で母親と二人きりで居る。
母親も「○○、昨日寝てへんから今の内に寝とき」と言ってきたので、しばらく横になって目を閉じていた。
親父の手術は午後15時くらいに終わるだろう、との事。
現在午後12時23分。
スマホの充電も残り3分の1くらいになってしまった。
充電器持ってくりゃよかった。
母親はまた簡易ベッド?でいびきをかいて眠ってる。

脳の水を何とかしないと放射線の治療も出来ないし、神戸の病院も受け入れ態勢に入れないとかで、転院は後日に延期になった。
本当は今日の午後13時頃にこの大阪の病院を救急車で俺と母親ごと出発する予定だったけど。

弟は親父の会社の人と連携して、会社の資金繰りまでしていた。
横で聞いてた俺はちんぷんかんぷんだったけど。
俺の弟は、まさにスーパー社会人。

現在午後16時06分。
病院から帰ってきた。
めっちゃ疲れた・・・
午後13時50分頃に先生が俺らが居る元・親父の部屋に来てくれて「手術終わりましたよ」と。
それで、母親と一緒に親父の寝かされている4人部屋に行ってきた。
もう、あの髪の毛サラッサラな看護士さんが居なくなっていたので、俺も緊張せずに済んだ。
1対1で話す分には全然緊張しないのに・・・
親父が「俺の手術、どんな手術やったん?」と聞いてきたので、俺は「脳の腫瘍とお腹を管で繋いで、脳腫瘍をお腹に散らす手術やで」と言い、母親が「全然違うわ」と言って、説明してきた。
どうやら俺の認識違い。
母親は、親父が今さっき受けた手術は、脳に溜まった水を体の中に管を通して、それをお腹までつなげて、脳の水をお腹の中に散らす手術だったのだと言う。
そんなに難しい手術じゃない、と。
そんな感じ。
親父は、自分の弟の病院に通っていた時は医者の言う事を全く聞かないワガママ患者で有名だったらしいのだが、「○×先生(親父の担当の先生)の言う事なら何でも聞きます」と人が変わったようになっていた。
心を入れ直した、と言うか。
○×先生に「何とか俺を生還させてください」と頼んでいたし。
俺が「親父この病院離れたくないって言うけど、○×先生が『病院移りなさい』って言ったらどうするん?」と聞くと「そしたら移るわ」と返してきた。
「○×先生の良いように全てお任せします」と。
母親が「宗教みたいやなw」と言い、俺が「○×先生の事神様か何かやと思ってるんちゃう?2度も命助けてもらって」と言い、親父は「○×教やw」と言ってきた。
親父が無事手術を終えて、色々話せるようになっているのを確認出来たので、俺は家に帰ってきた。
昨日から一睡もしてない。
薬を飲んで眠りたかったから。
親父の目が、かなり変に見えたけど。
瞳孔が開きっぱなしと言うか、目の焦点が合ってないと言うか、死んだ魚の目みたいになっていた。
普通、目って「◎」みたいに中心の○の外に、ギザギザの入った○がある物なんだけど、そのギザギザ部分が無くなっていて、全部平らで真っ黒になっているような、そんな感じだった。
親父は右目が物が二重に見える、と以前言っていたけど、今は両目とも物が二重に見えてしまうのだと言う。
片方の目をつぶると、普通に見えるのだそうだけど。

[5]続きを読む

12月10日(火)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る