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リュカの日記
by リュカ
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親父の恩師の先生が帰った。
母親は叔父夫婦のホテルにシャワーを浴びに行くとかで、寝たきりの親父を除いて、部屋には俺と叔父夫婦だけになる。
緊張しないか心配だ。
今は俺はタバコを吸いに行く為に病室の外に出ている。

現在午後19時52分。
タバコを吸いに外に出てきた。
親父が「ジュースが飲みたい」と言うので、飲ませてやったり口をティッシュで拭いてやったりした。
午後19時前に弟が来て、母親、叔父夫婦と話したい事があるとかで、病室には俺と親父の二人きり。

親父は俺らが子供の頃から「末っ子だから」というので弟の事を贔屓して、「長男だから」と言うので俺の事を差別して育ててきた。
親父自身「確かに、俺は××(弟の名前)の事を贔屓してるかもしれへんなぁ」と言っていた事があるけど。
でも、「かもしれへんなぁ」レベルの贔屓っぷりじゃなかったけどな。
俺には徹底して自己満足を押し付けて、自分の教育のモルモットにしてきたような感じだった。
「○○(俺の名前)は俺に敬語を使え」と言い、俺がそれに逆らうと怒りをあらわにして殴ってきたり。
俺が「なんで××には言わへんねん!?」と言うと「××は丁寧語使ってるからええねん」と言ってきたり。
弟の話し言葉も俺の話し言葉も大して違いは無いのにな。
「家族会議をする」とか言い出して、毎週土曜か日曜に家族会議を開き「○○は発言しろ」と俺にだけ強要してきたり。
俺が万引きして捕まって、俺自身のお年玉で弁償した映画のVHSのテープを踏みつけて割り、「どうや、これが俺の力や!!」とでも言わんばかりに誇示してきたり。
田舎からの帰り、親父に逆らった俺に対し、「○○に一番重い荷物持たせろ」と言って一番重い荷物を俺にだけ持たせてきたり。
祖父が亡くなって無人になった城崎の家、いつも俺ら家族が掃除する事にされていて(親父の他の親族に対する見栄か何か知らないが)、「○○、しっかり掃除しろ!」と俺にだけ強要。
当の親父自身は頭にハチマキを巻いて、ほうきを逆さに立てて持っていて、いかにも「掃除してますよ」という風に見せかけているだけ。
俺が「お父さんなんて突っ立ってるだけやん!」と逆らうと、またまた怒号を撒き散らして俺の事を殴ってきたり。
万引きやタバコが部活の顧問にバレて、俺がその顧問にビンタされて、その事について顧問が自宅に謝りに来た時「いやぁ、自分もこの子の事はよう殴るんですよぉw」と誇ったり。
因みに弟は親父からも母親からも一度も殴られた事が無い。
度々俺に向かって「○○の育て方間違えたかなぁ?○○の育て方間違えたかなぁ?」とこれ見よがしに言ってきたり。
中1の頃、学校に行く前、眠っている俺を叩いて起こして、着替え中、食事中、家を出るまでの間、ずっと俺の背後に立ち続けて俺の頭をはたき続けるなんて事も数日続いた(完全に異常者)。
都合が悪くなるとアホの一つ覚えみたいに「誰のおかげで飯が食えてると思ってるんや!」「服も全部俺の金や!全部脱いで裸で家出て行け!」とか。
こいつのお気に入りはあくまで弟。
そんな事を色々思い出していたら、親父が死のうが生きようが、どっちでも良くなってきた。
現在午後20時45分。

親父が、何か喋り出したけど、よく聞き取れない。
色々と思い出してムカついてた俺は、親父に対して「あぁ!!!!?何て!?」と言った。

親父と一緒に「三億円事件」の特集を観ている。
45年前の12月らしいので、親父が17歳くらいの頃の事件だな。

俺は「三億円事件」の特集を楽しんでいて、親父に「面白い?」と聞いたところ、親父も「これは面白いかもしれへんな」と言ってきて、さっきまでの親父への憎しみが薄らいだ気がする。
俺の中に親父への共感が生まれたのだろうか。

12月21日(土)
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