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リュカの日記
by リュカ
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すぐにその声が親父のそれだと分かった。
親父は今心電図?を付けていて脈拍みたいなのを測ってる。
さっき弟と一緒に看護士さんから説明を受けた時はHRというのが90以下になると苦しい、と言われた。
その時親父のHRは97くらいで。
それが今さっき見たら87くらいまで下がってて。
すぐに看護士さんを呼んだら、例の髪の毛サラッサラの男の看護士さんが来てくれた。
家族の前でこの人が俺の視界に入ると俺はキョドるのだが、個人個人で会話する分にはそこまで緊張しなかった。
その看護士さんが丁寧に説明してくれた。
HRは70から80くらいでちょうどいいのだという事。
「さっきは□□さん(親父の名前)熱出されてて、HRが高かったんですよ」「□□さん、さっき言葉も出てました」と言う事を教えてくれた。
俺は「じゃあ、母親今寝てるんですけど、呼ばなくていいですか?」と言い、看護士さんは「いや、全然大丈夫ですから」と。
なので俺は部屋に戻ってきた。
170cmある俺より少し低めの身長の看護士さん。
男の人だけど綺麗系だな。

あの人も俺より若いだろうに凄いな。
こんな深夜に人の命を預かる仕事なんて。
メッセの子も前までこんな仕事をしてたんだな。
メッセの子は看護士のヘルパーさんだったし。

俺が10代の頃、親父が俺に言っていた。
「眠れへん時でも横になっとったらええ。そしたら身体は休まるから」と。
俺も横になっておこうか。
眠れないし。

しばらく横になっていた。
現在午前5時40分。
タバコを吸いに外に出てきた。
もう、玄関のところの守衛さんは居なくなってた。
外は雨が降っている。

昨日今日もメッセの子が気にかけてくれて何度もこの日記に飛んできていたけど、今回は前みたいに笑いはこみ上げてこなかった。
俺も深刻な気分になってるのかな。
今日の午前で親父の命運が決まるかもしれない・・・
現在午前5時53分。
コンビニでホットコーヒーを飲んできた。

現在午前6時40分。
外が明るくなってきた。
でも曇りだな。

現在午前6時57分。
すっかり朝だ。
一睡も出来なかった。

病院の血圧測定器みたいなのをやってみた。
最高血圧が131mmHgで、最低血圧が80mmHgで、脈拍数が85拍/分だった。
これってどうなんだろう。
メッセの子に聞けば分かるか。

現在午前7時08分。
親父の病室に行ってみた。
親父は起きてて話も出来た。
良かった。
俺が「○○(俺の名前)やで、分かるか?」と言うと、弱々しく「ご苦労やなぁ」と言ってきた。

俺は「おかんおかんおかん、親父起きたで。話も出来る」と母親を起こしに行った。
母親もすぐ駆けつけてきて親父と話してた。
親父は「脳腫瘍は大きい」「脳腫瘍は重い」「しばらく脳外におらなあかんわ」と言っていた。
今日、総合的に見てくれる神戸の病院に転院する事になってるんだけどな。
親父は脳外科を離れたくないらしい。
安心出来る、とかで。
親父が眠ったので、タバコを吸いに外に出てきた。
弟にも親父が目覚めた事、話が出来る事をメッセージで送っておいた。

母親が化粧してくるとかで席を外し、弟が病院に来るまで親父と色々話してた。
親父が「○○、今回の事じゃ苦労かけたな」と言い、俺は「おかんが全部金出してくれたし、大丈夫やで」と。
続けて「俺は(ニートだから)時間あるしな」と。
親父は「○○来てくれただけでだいぶ心強いわ」と。
こんな性格異常な息子なのにな。
俺は「だったら、俺も来た甲斐あったんやな」と。
親父は「あったあった」と。
俺は「これ(今着ている親父の上着)もらったで。おかんがくれた」と。
親父は「着れるもんなら何でももらって行ってくれ」と。
続けて「上着も着てくれて。よう似合ってる」と。
俺は「そうか?w」と。
親父は「○○、ジャケットとかも着たらええやん。自分で買おう思ったら金かかるけど」と。
俺は「でもジャンパーもダウンもあるしな。ええわ」と。
そんな感じのやり取りをしていて、弟が到着。
母親も戻ってきて。
俺ら家族と看護士さんと。

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12月10日(火)
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