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リュカの日記
by リュカ
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そうして、残りの2年半の大学生活も潰してしまい、申し訳を立てようという気持ちもあったと思う。「それでも全然まだ足りない」「何を以ってしても絶対足りない」「そういう子以外の人間の人生が、何人分潰されたとしても絶対足りない」「こうなっている以上は潰さなければならない」「そういう子以上の存在は存在しない。その存在が犠牲になった。それなのに」と。
麻痺する以前に強く感じたその価値観を、貫き通さない事には、自分の人生全てに意味を持たせられない。むしろ、そうできない以上は絶対に意味を持たせたくない。どっちにしろ、自分にとってはそういう子の存在のみが希望であった。だから、こうなっている現実がある以上は。とか。
そうやって、自分は時間を潰し続けてきたんだな、と。
もう、どうにもできない。
「今から生活を取り戻そう」なんて気にもなれない。
あの時点で希望も全部潰れてしまった。あの時点でしか持ち得なかった希望が、だ。今更希望なんて取り戻せない。
同じ類の希望を新たに得る事が出来たところで、今の自分はそれらを喜びに感じる事なんて無理なのだ。
また、得られないままなら得られないままでも、「どうせ自分にはもう希望は残ってない」なんて、納得も何も持ち得ないままダラダラ廃人みたいに生きてくだけだ。
強い希望の要素と、自分自身の実感が揃って始めて生きがいだ。
どっちが欠けても意味が無い。
両方グチャグチャ。
一度張り詰め続けていた意識が途切れてしまった以上、実感の方はもう二度と戻せない。これから先の人生だって、これまでの2年半と変わらない。
要するに、全部糞。
そんな事も考えていた。
長文になりそうな思考を文章にまとめようと思うと、「邪魔される邪魔される邪魔されるに決まってる!」というプレッシャーが凄くて、何だかグダグダになってしまって支離滅裂な文章になってそうだが・・
とりあえず、3時限目の授業を受けている間、そんな事を考えていた。
4時限目は「美学美術史演習」
他の生徒の論文発表を聴いていた。
自分も、数ヵ月後には同じように発表しなければならないのだ。
絶対無理だな。この授業の単位は諦めるしかなさそうだ。
5時限目は「フランス語」
5時限目も終わり、学校を後にした。
地元に到着し、地元の本屋で「彼岸島」の11巻と12巻を買った。
その後、地元のモスバーガーで「匠十段」とうい1000円のハンバーガーを食べた。今日貯金を確認した時、サイト報酬が入っていたから、買ってみる事にしたのだ。
美味しいは美味しいんだろうけど、とても食べにくかった。
食べ終わって、店内で「彼岸島」を読んでいると、俺の隣に座って新聞を広げていた中年親父がいきなり一人でブツブツ喋り出す。
それまでずっと無言だった癖に。
一人の癖に、誰かに話しかけているみたいな感じで「読心術」がどうたらとか、「私は15年前から」とか訳の分からない事を一人で話す。
俺がそのオッサンの方を見ると、向こうもこっちを振り返る。
俺が目を逸らして漫画の続きを読み始めると、そのオッサンはまた一人でブツブツ繰り返す。
俺がそいつを見ると、そいつも見てくる。
ウザかったので、漫画を読むのを中断して店を出た。
あれも統合失調症なんだろうな。
でも、メッセの子は幻聴に話しかけたりするような事はしない。

ほんと、色んなものを失ってきたな・・・
失うだけ失って、それでも尚生かされ続ける。
喪失のみの人生だ・・

05月10日(水)
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