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リュカの日記
by リュカ
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また、同じように自殺を計って、痛い思いを繰り返すだけじゃないのか。
もしもその子が助かって、その後の人生で欝が麻痺してくるような事があったとしても、その子はそれに納得する事が出来るのか。
自分自身が廃人みたいに感じられて、一生モヤモヤもどかしく過ごしてしまうだけなんじゃないのか。そんな事を考えていた。
その子が全てを「よし」と出来るほどの希望を見出し得られない限りは、命だけ助かったところで、結局何の解決にもならない気がする。
とりあえず、そろそろ学校へ行ってくる。
現在午後12時27分。
学校に着くなり、すぐにフランス語の教科書を買い直した。
そして、空き教室で弁当を食べた。
その後、3時限目の「情報科学」に、途中から出席した。
ちゃんと受けた。
4時限目の「文献探索論」もちゃんと受けた。
授業が終わり、大学の図書館に行った。
水曜の「美学美術史演習」で、「文献紹介」というものをしなければならないからだ。
文献の探し方なんて、俺もよく分かっていない。
適当に、美学全集みたいな本を何冊か、1時間ほどパラ読みしていた。
そして、学校を出て家に向かった。
電車に乗って、地元の駅にたどり着いた。
今日の文献探索論の授業で、「地元の図書館について調べてくるよう」と課題が出たので、駅からすぐそこにある図書館に向かった。
まず、図書館の名前をノートに書き写した。
それから、図書館の中に入ろうとした。
すると、「今日は、今からもう閉館ですから」と、中に入れてはもらえなかった。また、早めに学校が終わった時に来る事にしよう。
それから、近くの古本屋に行き、漫画を立ち読みしていた。
しばらく立ち読みしていると、自分の携帯にメールが入った。
メッセの子の携帯からだ。
「何か聞いてたんですか?」とメールが入っていたので、「○○大丈夫?自殺未遂して、意識が戻らないって聞いたんだけど」と返答した。
すると、「僕は○○じゃないです。その弟です」
メッセの子の弟だ。
今もメッセの子の意識が戻らない、という事。
このまま戻らないかもしれない、という事。
医者からは「期待しない方がいい」と言われているから、期待しない方が良いですよ、という事を告げられた。
今も、その子の弟とメールで会話している。
メッセの子が隠しておきたいと思っている事は伏せて、その子が自殺を計る数日前までの様子などを説明した。
「すみませんけどいろんな事を知ってそうですね」
「姉ちゃんは生きてるかどうかも分からないし、兄貴は精神病で自殺の危険があったから止めたかったけど、今回もまた駄目だったし。お母さんは兄貴と同じ病院に入院しちゃうし。もううち家庭崩壊ですよ。どうしたらいいですか?」
「何歳ですか?」「23」「僕は16です。こーんな事になっちゃって、僕は一体どうしたらいいんでしょう?」とか、凄く言われた・・
自分が、本当に生きる事が害にしかならないゴミに感じる。
後ろめたくてしょうがない・・・・
俺はどうすればいい・・・
メッセの子の弟と、それから数時間話をした。
その子がメッセの子に負い目を持っているみたいだから、メッセの子が弟を凄く可愛がっている事とか。
メッセの子が欝にしている内容の半分くらいも、その子に話した。
その子は、「あんなに優しい兄貴は居ない」と言っている。
「もしも兄貴が意識を取り戻す事があったら、ここぞとばかりに恩返しに努めます」とも。
俺は、「せめて、メッセの子の話をよく聞いてあげて下さい。現実に苦しみを吐き出せる相手が居るってだけでも、凄く気持ちが楽になるはずだから」とアドバイスをした。
メッセの子の容態は落ち着いてきているそうだが、このまま植物人間になってしまう可能性があるとか。
父親は薄情者で、メッセの子がこんな状態になっているのに、家に戻ってきてくれない、とも。
心が掻き毟られてたまらなくなる・・・
締め付けられる・・
息苦しい・・・
04月20日(木)
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