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抱茎亭日乗
by エムサク
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■T大学文学部アジア文明学科東南アジア研究会ゼミ合宿2日目
朝、何時から朝食で何時からゼミが始まるのか、知らされたのか聞いてないのかわからないくらい気持が悪い。少し吐く。
人に喝を入れるより寝ていたいがそういうわけにもいかず、頑張って朝食。
ヘロヘロでセミナー室へ。
私自身のゼミ合宿でも発表の最中にかわるがわるトイレに駆け込んでいたことを思い出し苦笑。プレゼンを聞いているうちにだんだん元気が出てくる。
喝を入れられているのは私。
カレーとサラダのお昼をはさんでプレゼンは続く。
「野球とサッカー」「バンド」「サッカー」「T大学管弦楽団」「体育館・プールのアルバイト」「スロット」「タバコ」「ベトナム・カンボジア旅行」「居酒屋厨房アルバイト」「親睦旅行・大学祭」などなど。
傾向としては女子の発表がどれもきれいにまとまっていて、うまいと思った。
「喝入れ役」の講評と自身の話。まず私から。
「喝を入れるようなタイプでもないので、皆さんの話をじっくり聞こうと思って参加しました。楽しかったです。ありがとうございました。
質問は指されてからではなく、自分から手を上げてするようにして下さい。
私の大学時代ですが、私は大学に入ったとき友達を100人作ろう、と思っていました。数えたことはないですが。
これは内緒にしていましたが、ずっと銀座のクラブでアルバイトをしていました。バブルの頃で時給は2400円。おじさんは嫌いだったのですが、一緒に働いている専門学校の女の子たちと話すのが楽しかった。
あまり向いていないと思いましたが、会社を辞めて不思議な飲み屋で短期間働いた時は楽しかった。
今、会社を辞めて3年目ですので、今年は本を出して、何とか形にしたいと思っています。収入は激減しましたが、充実しています。」
夜の銀座のお仕事話はNさんやUさんは「そうだったの?」「本当かよ」と驚いてくれたが
学生は無反応。「是非質問して欲しい」と言ったけど、シーン。
寂しいなあ、と思ったら女子が一人手を上げてくれてホッとした。
私もちょっと準備不足。「友達100人作ろう」ではなくて「桜井真理を知らない学生はいない」と言われる存在になろう、だった。そんなの全然無理だったけど。
Uさんは中国に進出する企業のコンサル会社を立ち上げた。
「かっこよくて才能がある中国人男性を紹介して下さい」とお願いする。
「いっぱいいるよー」とのこと。ムフフ。
Mさんは学生時代芝居をやっていた。「芝居は半分体育会系、半分文化系」という話は面白かった。
「この夏何か資格をとろうと考えている」と言った学生に、皆一緒になって「そんなの意味ない、もう一度カンボジアに行って来い。資格なんかより面白い体験をするほうがよっぽど大事だ」とけしかける。
「え、そんな安易でいいんすか?」と戸惑うY君に喝入れ係全員で「いいんだよ!OK!大丈夫!」と声を揃える。さて、彼はどうするかな。
バスでT大学に戻り、Nさんの研究室で反省会。お疲れのところ申し訳無いがまた二子玉川まで送ってもらう。車中でも学校のこと、ゼミのこと、4人で話す。
授業料が高いから当然なのかもしれないが大学もNさんも親切丁寧至れり尽せり、手取り足取りだと感じた。私たちの頃はもっとほっぽりぱなしだったような気がする。
しかしNさんは一人一人の学生のことをすごく考えてて良い先生だ。
集団行動が嫌いでいい加減なところも素敵。学生はもっとNさんを利用すればいいと思う。
2日間、面白かった。帰りのバスに乗り込むとき、一人に「お話伺えてとっても良かったです」と言われた。そう言ってくれる人が僅かでもいるのは非常に嬉しい。
秋にインドネシアゼミ旅行があるらしい。また混ぜてもらいたいぐらいだ。
夜には可愛らしいお礼メールが届く。早速彼女に役立ちそうな情報を返信。
この出会いが楽しい方向に広がっていけばと願いつつ。…しかしこれが大失敗。
寝不足と疲労が原因か?
続きは後日。
06月29日(日)
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