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抱茎亭日乗
by エムサク
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■『はるや』,某ホテル,居酒屋,ショットバー,スナック,『ぼんちゃん』
 7:00発JAL353便で福岡。4:00に起きる。昨晩飲んだ白酒が残っている。
5:00に昨日一緒だったFさんが心配してモーニングコールをくれる。
彼女はメジャーリーグや全米ゴルフなど海外スポーツ好きで、中継を見るため早起きさんなのだ。

 福岡空港から空港バス。一緒に来たAさんと、(た)ちゃんの話。
6月1日の(た)ちゃんからのメールにあった「別の真理ちゃん」とは「以前の優しかった真理ちゃん」のことじゃないの、とAさん。成る程。

 10時半頃北九州のある街に着く。観光案内所で、安くて美味しいお昼ご飯は?と聞く。
焼きうどん発祥の店を教えてもらう。
地図を頼りに歩いていると「ここのうどんは美味しいよ」とおばさんが声をかけてくる。
そこは案内所で教えてもらった店ではない。
「こっちの店はお昼になると行列が出来てすぐに入れなくなる。一番美味しいよ」
とのことなので『はるや』にする。うどん380円。

おばさんは自身もうどんを食べながらしゃべるしゃべる。面白い。
「何しに来たの?このへんは美味しいものは無いよ。魚だって良くない。私は日本中の美味しいもの随分食べ歩いたけどね。この通りの向こうで売ってる鯖のぬかだきは美味しい。明太子はかばたがいいよ。試食もできる」
「これからどこ行くの?この辺はギャンブルばっかり。競馬、競輪なんでもあるよ。今日も近くでやってるよ」。
食べ終わるとあちこちで買物したレジ袋を幾つも下げて「じゃあね」と言って、
Aさんに「飲んでるの?」聞いて、去る。Aさんは一滴も飲んでいないが。

 予定の時間まではまだ随分あるが、とりあえず約束のホテルに向かう。
タクシーの運転手に、ホテルの近くに見るようなところありますか?と聞く。
「何も無いねえ」とのことだが、大河ドラマの舞台となっている観光地を薦められ
「あそこを見ないでどうしますか」と言われる。
このままタクシーで連れて行かれそうな勢いだったが、ホテルで下車。

 ホテルロビーで時間潰し。イベント参加。バスで移動して居酒屋。ショットバー、クラブ。皆はカラオケへ。私とAさんとYさんは博多へ。

 博多へ来たら必ず寄らずにいられない居酒屋『ぼんちゃん』。
23:30頃電話すると「もうすぐ終りなんですけど」。
しかし「ああ、東京の桜井さん?」と覚えていてくれ、自慢の日本酒を次々出してくれる。
始めは値段を気にしていたAさんもYさんもくいくい飲む。最高級の真精大吟醸ばかり。
肴は鯨。

17:00から飲んでる私は眠くてたまらなくなる。
飲むほど元気になるAさんは家族の話、ぼんちゃんはお酒の話、Yさんは魚の話、皆それぞれ同時に喋っていて可笑しい。2:00まで。ああ美味しかった。

 Yさんは天神のホテル、私とAさんは5月31日まで福岡ビューホテルだった、アパホテル福岡渡辺通。アパホテルなんて絶対泊まりたくなかったが、ツアー申し込み後に経営が変わってしまった。
予想通り女社長のアパ魂がホテル内至る所に行き届いていて恐ろしい。
デスクの大きな鏡の前に、大きな帽子を被った細ーい目の女社長の著書が置いてあり、
目障りなので他のパンフレットで隠す。

3:00過ぎ、寝る。
06月14日(土)
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