ID:104448
暴かれた真光日本語版
by 日記作者
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■ザ・掲示板5
以上です.


[105]ty270410 04/05/26 23:21 T1poyQtn9iB
>>92
>藤原明『日本の偽書』文春新書,714円
>ISDN 4-16-660379-5

続きです.この本の26ページ〜27ページに古史古伝の
出現年代が列記してあります.引用します.

1.『秀真伝』−−上限安永4年,下限明治22年?
2.『上記』−−上限文化・文政?,下限明治5年
3.『宮下文献』−−上限文久3年?,下限明治19年
4.『竹内文献』−−上限明治25年?,下限大正11年
5.『安部文献』−−上限昭和3年?,下限昭和9年
6.『九鬼文献』−−上限大正元年もしくは昭和7年,下限昭和15年
7.『東日流外三郡誌』−−上限昭和40年?,下限昭和46年

出現とは存在が確認された年のことです.以上で引用終り.

感想:意外に新しいですね!
上限を少し遡った時代に作られたと速断したくなりますね!


[107]寧々 04/05/28 0:11 V7VuCYq7nlw
>>105 で紹介いただいた年表に、>>95 の書評から取ったデーター★をあわせてみたのですが、
「古史古伝」のお目見えには、社会の流行思想(?)が投影されているのかもしれませんね。

『神代皇代大成経』  1679(延宝7)
 『旧事記偽書明証考』 1731(享保16) 多田義俊(南嶺)
 『古史徴開題記』 1819(文政2) 平田篤胤
1『秀真伝』−−上限安永4年(1772),下限明治22年?     (←全文神代文字)
2『上記』 −−上限文化・文政?(1804〜1829),下限明治5年(←全文神代文字)
3『宮下文献』 −−上限文久3年?(1862),下限明治19年   (←全文神代文字)
★『世界的研究における日本太古史』(明45)木村鷹太郎:大半の世界文明は日本が起源
★『古事記神話の新研究』(大10)石川三四郎:ヒッタイト神話・ユダヤ神話と記紀同根説
4『竹内文献』 −−上限明治25年?,下限大正11年       (←一部神代文字)
★『猶太民族の大陰謀』 (大13)酒井勝軍:日本人=ユダヤ人同祖説
★『日本及日本国民之起源』(昭4)小谷部全一郎:ジンギスカン=義経説
5『安部文献』 −−上限昭和3年?,下限昭和9年
 『天津教古文書の批判』(昭11)狩野亨吉     
6『九鬼文献』 −−上限大正元年もしくは昭和7年,下限昭和15年(←一部神代文字)
 『所謂神代文字の論』 (昭18)山田孝雄
★ 邪馬台国ブーム、失われた大陸ブーム 昭和30年代
7『東日流外三郡誌』−−上限昭和40年?,下限昭和46年    (←一部神代文字)


『東日流外三郡誌』について ↓ を読んでみました。複雑なんですね・・・・。
http://www.mars.dti.ne.jp/~techno/hihan/tugaru1.htm


[108]ty270410 04/05/28 0:25 T1poyQtn9iB
>>107
>「古史古伝」のお目見えには、社会の流行思想(?)が投影されて
>いるのかもしれませんね。

私もそんな感じがします.何回かブームがあったようですが,
時代背景がありそうですね!

ウガヤフキアエズ朝72代という言葉を私が読んだのは,かなり前ですから
何回目かのブームの時だったのだと思います.

時間ができたら,前述の本に当ってみます.多分,そのようなことが
書いてあるかも知れません!


[109]歴史好きなおっさん 04/05/28 9:13 DIfczktubPa
ブ−ムの最初は竹内文書の天津教だと思います。
竹内文書では世界の中心は日本で、日本から始まったと言うことが日本軍が他国侵略の正当性の論拠
の一つとされました。当時の軍人は竹内文書と天津教の信者が多かったようです(公言してないですが)
戦後は吾郷氏から連なる佐治氏の一連の本(私も随分買いました)がブ−ムとしてありますが、ホツマブ−ム
など単独であったりします


[110]ty270410 04/05/28 22:55 T1poyQtn9iB
>>109
何かの政治的必要性があって意図的に伝承を
古史に格上げすることはどこの国にもあるようですね!

日本では,神武天皇陵が造成されたことはご存じのとおり
です.

朝鮮では檀君陵古墳が立派に復元されているそうです.

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