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暴かれた真光日本語版
by 日記作者
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■古い記事 週刊文春1974.10.28
「この教団は、創始者の岡田光玉(今年6月死亡)が、以前岡田茂吉の世界救世教(メシア)で修業をしてそっくりそれに似た教義ではじめた宗教です。
大体、メシア教の系統は、信者からの収奪が多いんですが、この真光などもその典型的な例で、たちまち裸にされてしまいますよ」(宗教記者)
――資金、――奉賛費、――会費と、ビッシリと四スミにはりめぐらしてある紙のワキには、チャンと、納めた人々の名前がかきこまれている。
つまり、納めなかった人の名はすぐわかる仕組になっている。
ガラス張りだから、納めないでいられるもんじゃない。
「お米、お神酒、鮮魚、野菜、まくら、ふとんなどをご寄進ご協力下さい」
の貼紙もある。金をとられるだけではすまないのだ。酒から米から、まくらまでみんなとられてしまう仕かけになってる。
これまたガラス張りであって納めなかった人はすぐわかってしまう。
◆ありとあらゆる天変地異が
そもそも岡田茂吉の救世教なるものが、難病をなおす浄霊法というものを大きく宣伝して、大をなした教団だが、真光もまったくその手法をとり入れ、
手かざしという、山東センセイの演じた、手を被術者にむけて、「霊波」を相手に浴びせることによって、キツネ、タヌキ、ヘビの悪霊を追いはらう術を根本にしている 。
機関誌では毎号、タヌキ、キツネの追っぱらい方を講義していて、ざっとこんな調子(これは庭のお稲荷さんをとりのぞきたいが、という問に答えてのもの)。
「キツネの霊はムチャクチャなことのできる性格になっているので、説得もむずかしい。
いったん○○明神として稲荷を祭ったらさいご、自分は神様だと思いこみ、威張ってしようがないというクセがある……」
このへん、キツネのことか、それとも教団のことかどっちともわからない。
586 名前:576 投稿日:04/01/24 13:57
真光教に入信すると、明けても暮れても、天変地異の話ばかりをきかされたり、読まされたりする仕組みになっていて、宗教評論家・村上重良氏も、
「真光が伸びたのは、今日の社会不安を、魔術的(マジカル)な語り口で広めた点にあります」
まさにそうなのだ。導師さんたちの語ること、また機関誌でビッシリと記してあることは、いわく集団病化奇形児、いわく放射性廃棄物タレ流し、いわくPCB黒書、
いわく赤ちゃんの点頭テンカン、いわく干ばつによる米の輸出禁止、いわく日照り地割れ地球異変、いわく不気味な地殻移動……。
この教団の特色は、「霊障人間」なる標題の、一種の布教書であって、これが全篇劇画。
この劇画全盛時代にいちはやく便乗した、卓抜な着想ではないか――と感服しつつひもといてみると、暴行、異常児出産、ガン毒素、地球破滅……およそおぞましきものの限りが、
コレデモカ、コレデモカとばかり登場する。しかも劇画お定まりの「ギャーツ」「ガーッ」「ウワオーッ」といった擬声語がふんだんにばらまかれているのだから、
これでは「ウワーッ」とさけんで発狂する信者があらわれるのもフシギではない。
山東センセイが、発奮なさって政界にのり出されたのも、あるいはこの大いなる不安を取り除くためであろうか。
【写真】劇画“布教書”「霊障人間」のある頁(黒田みのる氏の作である)
【Net注】結局選挙の時だけ利用して、マスコミで騒がれたら知らぬ顔でとぼけているわけだ。この話を教団幹部にしてみたら、『そんな古い話を……』といって逃げるかもしれない。
1993年以前の崇教の初期研修テキストでは、昭和30年代におきたサリドマイド事件や、昭和40年代におきたキノホルム薬禍を取り上げており、そのような言い訳は通用しない。
(※日記作者 誤字修正)
10月06日(水)
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