ID:104448
暴かれた真光日本語版
by 日記作者
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■古い記事 週刊文春1974.10.28
会場二万の信者さんたちは深く感動され、しかもみなさんは日本全国へ散らばって、ロコミで山東さんの応援をされたでしょうから、
このたびの選挙で、真光の信者から集まった票は、約5万票と私はみています」
583 名前:576 投稿日:04/01/24 13:54
だが、教団方針として推した候補は内田芳郎氏(落選)であった。だから軍師の横山氏としては、教団本部へは彼女をつれていかず、目白中道場所属という形で、目立たなくさせ、
その代り大祭という華やかな場所で、彼女の存在をPRして、信者の目をひきつけたという寸法だ。
カンタンにいってしまえば、正規の候補にこそなれなかったが、そのうちのいくらかでも食いちぎろうと、ゲリラ戦術で割りこんだわけだ。
入信はせずとも教団への”好意””共感”を示す政治家というのはものすごく多く、かつて同教団から全国区候補者として出馬し落選した矢田和威智氏によると、
「自民のえらい先生たちを真光教団に結びつけたのは私です。
安井謙、追水久常、荒船清十郎、鬼丸勝市、原文兵衝、福田赳夫、越智通雄、賀屋興宣、粕谷茂、椎名悦三郎、内田芳郎の諸先生はみな、
真光の大祭へいって挨拶をしたり、道場へきています。ただ、この先生たちは信者ではない。しかし山東さんは研修もうけた、レッキとした組み手、すなわち信者です」
◆「山東さんは信者です……」
するとやはり偽装入信(?)という言葉がひらめいてくるが、もともとセンセイの家はカソリックなのだそうだ。
だが、母親の初子さんは何かのヒョウシに世界救世教へも入ったことがあるらしい。お母さんは誰知らぬ者なきステージ・ママだが、
「山東クンが映画へ出てたころ水泳選手の役をやったとき、お母さんがスタンドインになってプールで飛びこみをやったことがありますよ。
お母さんは昔は飛びこみの選手でしたから」(小石栄一監督)
とりたてて主義主張というものもなく、その場の都合で、何にでも勇ましく飛びこんでしまうのは母ゆずりなんだろう。
584 名前:576 投稿日:04/01/24 13:55
センセイはケロリと忘れているが、目白の中道場では、センセイが術をかけてる英姿のお写真が、日夜、信者たちをみおろしている。
新興宗教の門を叩く人たちというのは百人中百人、貧・病・争につかれ果て、途方に暮れてしまった、人生の敗者たちなのはどこも同じ。
手さぐりで薄明の世界をあゆむこの人たちは、山東センセイのありがたいお写真を拝んで、「神殿」へにじりよる。
つぎは実際に目撃した、山東センセイを杖とも柱ともたのむ信者たちの群れつどう、目白の道場のルポである。
センセイのお写真を拝んだ信者さんたちは、タタミ三十畳じきの神殿へ入ると、まず平グモのように平伏する。
床の間には、三つも四つも、献金用の三方(さんぼう)がならんでいて、うずたかく、信者さんたちの寄進した浄財の袋が積まれている。
そこへ虎の子のお金を出して、また平伏する。
東がわの壁を見ると、
「秋季大祭ご奉賛おねがい 一金廿五万円也」
とスミ黒々と大書した紙が貼りつけてある。10月27日に秋の大祭があるのだが(去年、山東センセイがゲストで出席して事前運動をした例のアレ)、
今年は一人アタマ25万円という大枚をとられる(というとバチがあたる。奉納させていただく)。
ところが納めさせていただくお金はこれだけにとどまらぬ。
神殿の一番うしろには、銭湯のゲタ箱ぐらいの高さの戸棚があって、そこにありとあらゆる種類の袋がつきささっている。
これはいろんな名目での、教団への献金用の入れ物なのだ。
世界本山造営資金用袋というのがある。いま熱海で、40億円もする大本山を建設中なのだ。
霊線護持おん札、お浄めおん札、お玉串、育英会費、研修会費……とその名目のなんとたくさんあること。信者の熱心な人たちは毎日のように道場へやってくるから、
そのたびごとにお金をさしだすことになり、杉並で発狂したA子さんが一年間に40万円むしりとられたというのも、一つもフシギではない。
585 名前:576 投稿日:04/01/24 13:55
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