ID:104448
暴かれた真光日本語版
by 日記作者
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■044 publicationsinMahikari
 止むを得ず、対症療法として、ある種の薬品を用いて熱を下げるとか、痛みをマヒさせて治ったと思わせているだけです。しかも、熱を下げることや痛みを止めることが、果たして人間の真の健康によいか無病化のために役立つかという点について、世界中の医学でも結論がでていません。

 薬毒の蓄積の恐るべき結果について、全く頬かぶりされたままなのが現状なのですが、いずれ薬毒というものが、今大騒ぎされている公害以上に恐るべき影響のあったことに、世人が気付くのも遠くないことでしょう。

 東京教育大学の杉靖三郎教授は「熱それ自身は病気ではない。熱が出たら下げればよいというのは非常に間違っている。」と反対しています。アメリカは、半数ぐらいの医者がその考えかたですし、日本はじめ世界各国で同じ考えの医者は大勢いるのです。

 このように、あらゆる病気に付随して出る「熱」のようなカンタンな症状すら、まだ解明されていないのが現代医学なるものの実状なのです。

 その他の面倒な症状に至っては、原因も正体も治療法も分からぬものがどれほどたくさんあるでか、医学の現状を少し突っこんで調べたら、むしろ寒心にたえぬし身振いするくらいでしょう。

 多くの人の信頼にもかかわらず、現代医学の治病率はおどろくほど低いといわれていますし、それ以上にクスリによる対症療法のため、病の種類はふえる一方、ますます奇病多発をうながしているのです。

 現在の治病の状態からいうと、医者やクスリが癒すというよりは、放っておいても自然に治るものが治ったに過ぎないといったほうが正確ではないでしょうか。ちょっと難しい病気は病院に通いクスリを飲んでいるうちに慢性化し、あちらこちらの病院をわたり歩くあいだに業病化し、ついにはとり返しのつかないところまでいってしまうのです。

 こうして病人と病気の種類は毎年激増する一方、各地に病院が次々と建てられ、全国の所得番付の上位何名かは各県とも医者が占めるという、実に不可解な現象を呈することになります。もしも現代医学で病気が治っているならば、国立医大も病院もほんとうは閑古鳥が鳴くくらいにさびれ、どんどんつぶれるくらいでなければならないはずです。

 人間の生命をあずかる科学であるはずの医学が、このような実情にあることを知って、なおかつ科学万能を信じられるものでしょうか。そして、死ぬか生きるかの瀬戸際になったとき、果たして自分の命をあずける気になるものか、誰しも考えずにいられないはずです。

<解説>

  現在教団は、公式には「医学と十字に組む」と言って、医学を必ずしも否定しないが、以前はこのように殆ど完全否定をしていた。このために病院に行くのが遅れる信者が後を立たなかった。この文面をそのまま受け取れば,だれも病院に行きたがらないことは想像に難くない。現在でもその傾向は残っている。その上、子供に予防注射を打たせないなどということも、しばしばあるらしい。
 
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12月27日(土)
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