ID:104448
暴かれた真光日本語版
by 日記作者
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■073 mindcontrol
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まず研究せよ――ダライ・ラマ発言の真意 江川紹子ジャーナル:「オウムあれこれ」より
http://www.egawashoko.com/menu3/00061101.html
ダライ・ラマが、日本のカルト問題について質問されたときの回答である。信じる前に調べることが重要であると説いている。真光は、まず素直になって信じなさいと説く。素直に信じたほうが得だと説いている。これはダライ・ラマの言っていることと正反対である。
<以下抜粋>
人が幸福になるには、必ずしも宗教が必要だとは思わない。が、一つの宗教を信仰するのであれば、まずは正統に継承された教えを勉強すること。経典に書いてあるから信じるのではなく、分析的に確かめ、なぜこれが必要なのか、自分の頭でゆっくり考えることだ。そして、土台をしっかり築いて段階的に進むことが大切で、いきなり密教の修行に飛びつくべきではない。ましてカルトは危険である。
師についても、その人が正統な教えを正しく継承しているか確かめ、その人格を含め、あらゆる角度から充分に調査することが必要だ。信じる前に、まず研究せよ。教祖然とした態度をとる者には警戒すべきだ。
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『超常現象をなぜ信じるのか−思い込みを生む「体験」のあやうさ−』
菊地聡 著、講談社ブルーバックスB−1229、1998年初版
超常現象をすべて否定はしていないが、理性的な思考が足りないなど数々の理由から超常現象を信じやすい人間の心理を、認知心理学の立場から平易に説き明かしている。「私は体験したのだから、不思議現象(霊でも超能力でも)はたしかに存在するのだ」と考えるとしたら、その「考え方」は誤りであり、体験だけではそれが不思議現象の実在を示すものなのか、認知的錯誤の産物なのか、区別がつかないとしている。
理性的な思考を屁理屈と呼び、体験のみを絶対化している真光の教えは、認知心理学の立場から言うと誤った判断を招く危険なものと言える。この本の中ではマインドコントロールとの関連は触れられていないが、自分の体験のみを信じて真光の矛盾に目を向けようとしない信者の心理が説き明かされているように思える。真光信者の方々にぜひ読んでいただきたい一冊である。
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03月31日(水)
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