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ケモノ道
by ケモミチ
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■■その7■プチ男祭り2009夏
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H「なんていうか、もう、感覚が
おかしいのよね。
普通の人から見ると。
一見すると、全然分からないんだけど。
全体的に、感覚がずれてる。
一緒の空間を何回か過ごすとすぐに
わかるレベルの、感覚のズレ?ってーの?」
ケ「まー、一概には言えないけど
このレベルのキレイさで・・・
この年齢まで、独身だった
ちゅーのは、まー、何かあるな。
と踏むのが妥当だわな?」
H「えー、まさにそんな感じで。
俺も、最初は、ちょっとええなー
と思ってたんだけど
すぐに・・・ムリッ!って分かった。」
ケ「しかし・・・マジメ一筋で生きてきた
彼には、そんな事は・・・」
H「はい。分かりもしません。
全然、読み取れもしません。
むしろ、彼女のすべては、正しい。
ぐらいに思ってしまってますよ。
んで、皆で、ちょっと冷静になるように
それとなくね。
あんまり、直でいうのもなんじゃん?
遠まわしに、遠まわしに
お話をしたのよ。
んがっ。
ぜーんぜん、伝わりもしねー
微塵も伝わりゃしねー
しまいにゃ、あんた。
妬いてるんですか?
って、いわれましたよ。
ええ。言われましたよ。
皆、目が点になってましたが。
空気は、つめたーくなってました。
久しぶりに、アレだけの人間がいて
空気が凍るのを体験したね。
あの瞬間
皆、たぶん、一瞬死んでたんだと思う。
それぐらいの静寂だった。
例えば、ホテルといえば
ラブホテルなんか、いかなくて
普通に
フォーシーズンズホテル
とか、使うんだって。
ま、それが、彼女のノーマル
らしんだけど。」
ケ「ちょっと考えれば、男側の
負担が、すげーきびいしい事
わかりそーなもんだけど。
普通のサラリーマンですからねー
ムリだがるよねー
:
:
う〜ん、そんな事、普通に考え
られるんだったら。
感覚ずれている子
な訳ないもんなー。」
H「まー、その通りなのよ。
この感覚のズレからも
わかるように
さらに、すげー感覚のズレが
発覚していくよ。
これが、また凄まじい
感覚のズレなのよね。」
ケ「ま、普通の人が抱く
疑問として、なんで、彼女
オヤジの会社で働かないの?
って、いうように、なんね?」
H「教育の一環みたいよ。
外の世界でも、もまれろって
事みたい。
それは・・・
まあ、良いんですけどね。
全くもられてない
というか、回りの人間が
事件に、巻き込まれている。
っていう状態。
最初は、こまごまと
した事だったんだけど。
結構、やっかない事に。」
つづく
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