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龍神様のささやき
by 龍
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■熊と旅人
『二人の男が一緒に旅をしていた。ある大きな森の道を歩いていると、目の前に1頭の熊が現われました。一人の男はすぐに近くの木によじ登りましたが、もう一人の男は逃げ遅れ、仕方なく地面に倒れて死んだふりをしました。
熊はその男の耳元に口を当てていたが、しばらくすると森の奥に姿を消してしまいました。安心した木の上の男が降りてきて、逃げ遅れた男に「熊は君の耳に何かささやいていたようだが、何て言っていたんだね?」と聞いたところ、彼は答えた。「ああ、言っていた。危ない時に友達を捨てて自分だけ逃げるような薄情な相手とはもう別れろ」と・・・』
上記のお話は、イソップ童話の一つです。その内容からもご理解頂けるように、自分だけ良い思いをするのではなく、友達を大切に・・・という意味が込められたお話となります。
そしてもう一つ。これは仏様のお話になりますが、『道を行くには、おのれに等しい人、または勝った人と行くが良い。愚かな人とならば一人で行く方が勝っている。
猛獣は恐れなくとも、悪友は恐れなくてはならない。猛獣はただ身を破るにすぎないが、悪友は心を破るからである』
突然、二つの話をお伝え致しましたが・・・。
4月になり、また新しい年度になって2週間がたちました。当サイトの「お客様の声」でも、人事異動や転職のお話があり、また入学・入社などのご連絡を頂きますが、新しい上司や部下、先輩・後輩、お友達が出来るなど、何かと出会いの多い季節でございます。
そのような状況において、同異性を問わず皆様の成長に繋がる方との出会い。また人との距離感や相手をよく見るという意味を含め、上記の話をお伝えさせて頂きました。皆様に良いご縁があり、周りの方との上手なお付き合いが、一つでも多くの笑顔や幸せに繋がれば幸いに思います。
04月14日(土)
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