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うららか雑記帳
by 浜月まお
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■創作・設定盛りつけ

ご意見をいただいて、物語の舞台となる国の設定をコトコト煮詰めてみる。
まだまだムラだらけ。随時、加筆修正します。
後付け設定が多いと後で困るって承知していても、ついついその場のノリで描写してしまうこともあったりなんかして、我ながらいきあたりばったりがひどいと思う。
文化、宗教、歴史、肉付けの余地は有り余ってる。
もっとリアルに、もっと奥行きと整合性を持たせていきたいな。


──… * * * …──

【国の異称】
北の白鳥
建国600年を超す歴史を持ち、世界四大国に数えられる有力国家。

【国花】
鈴蘭

【人口】
約500万人(統計不可能のため長生種は含まない)
定住外国人や亡命者が増えており、総人口はゆるやかな増加傾向にある。

【首都】
リィザ
島国のほぼ中央部に位置する。
2つの衛星都市(ハーラル・ディアス)と、豊かな貿易港とを持つ湾岸都市。
災害によってリィザが被害を受けた際、西部の主要都市アレンティーが代替首都とされていた一時期を除いて、建国時代から遷都の記録はなく、押しも押されぬ大都市として栄華を極めている。

【国家元首】
22代目大公・キリエ陛下
初代の聖母王リチェルカーレから先代の幽王エレイソンまで、万世一系を掲げた血統主義を貫いている。
ゆえに大公家には固有の家名が存在しない。
家督は末子が相続するのが一般的だが、大公家だけは性別に係わらず長子が継承する。
大公の敬称は『陛下』だが、その配偶者は共同君主ではないため『殿下』。
男性大公の妻は“公后”という称号、女性大公の夫は“公婿”という称号で呼ばれる。
大公は死後、“王”の諡号を贈られる。先代大公エレイソンが、異能者の隔離政策を断行したために諡号を“幽王”というように、功績や特徴に即して奉呈される。

【民族構成】
プレアデス人及び長生種
金髪碧眼は貴族に、黒髪黒目は庶民に多いとされているが、実際はまちまち。
長生種も定住しており、非公式に物々交換なども行われている。
長生種との関係は共生でなく単なる共存。基本的には棲み分けがなされている。

【地理】
上弦の月型をした島国。亜寒帯湿潤気候。
風光明媚かつ肥沃な森と湖があり、国内で自給自足がほぼ成り立つほど資源に恵まれている。
自然環境の厳しい北端部と南端部には、長生種の集落が幾つもある。

【政治体制】
立憲君主制・議院内閣制
17代大公グリッサンド(冥王)の悪政以後、専制君主制から立憲君主制となり、やがて君主制に議院内閣制を併せた現在の二柱制政体へと変遷していった。

【中央政治機構】
内閣・議会・最高法院の三権分立が規定されている。
内閣の長たる宰相は、大公によって任命される。
宰相は各国務大臣を任命し、最高法院の裁判官を任命する。
国政を審議する議会には上院と下院がある。
上院は大公が任命する貴族と高額納税者で、下院は国民の選挙によって選ばれる市民代表で構成される。
なお、宰相は必ず下院議員。
議会は内閣を信任し、内閣は議会に責任を負う。
最高法院は、内閣に対して違憲行政審査権を持ち、議会に対して違憲立法審査権を持つ。

【地方政治機構】
大公によって任命・信任された大貴族が、都督(地方領主)に封じられている。
都督は地方行政執行機関を設け、中央の意向に添った地方統治に当たる。
住民によって地方議会の議員が選出され、議会が都督の政策的提案を審議・議決する。
現在の都督は4名。
西部のフェッカ侯爵、東部のミルザム伯爵、南部のレサート子爵、北部のアルデバラン侯爵。
ハーラルやディアスなどの町を含む首都近辺の中央部は、かつて大貴族の筆頭としてアビュール公爵家が統治していたのだが、17代のグリッサンド大公(冥王)によって公爵家が滅ぼされて以降、中央部は大公直轄地となっている。

【内政】
もとは専制君主制だったため、現在でも大公家は重視されている。

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03月10日(火)
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