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うららか雑記帳
by 浜月まお
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■遙か3プレイレポNo.17:許婚!?
現在の同行者は譲君、梶原兄妹、白龍。なんとなく不安なメンツのような感じがするのは気のせい?
望美ちゃん一行は、神泉苑で執り行われるという雨乞いの儀式を見学しにやって来ました。いや、私はどっちかっていうと九郎さんが『鎌倉殿の名代』の顔でお仕事しているところを見たいのですがね。
儀式というのは白拍子舞だそうです。立烏帽子に水干、緋袴に太刀を差した男装の女性が舞を奉納するのですね。
何人もの白拍子が次々と舞うものの、後白河法皇はどれもお気に召さないご様子。あろうことか見学していた二人の神子に目をとめて、こんなことを言い出しました。
院「近くで見ると、また可愛げのある娘たちだ。そなたたち、余のためにひとつ舞ってみせてくれぬか」
余のため、って。それは言っちゃ駄目でしょうが。一応雨乞いの名目なんだからさ。この生臭坊主め。
舞えと言われても朔ちゃんは尼僧の身です。出家して仏の教えを学ぶ自分が、人前で舞を見せるなどできないと断ります。さすがしっかり者。清々しいですね。
一方、院の取り巻き貴族は、白羽の矢を立てられた二人が二人とも院のご意向に背くことなど許さないぞ、とばかりに圧力をかけてきます。「源氏が平家を朝敵として討てるのも法皇様のお計らいゆえ」って、あからさまに権力を振りかざしちゃってまあ。虎の威を借るナントカってやつですね。
そんなわけで望美ちゃんは、九郎さんに頼まれて舞を披露することにしました。『舞』スキルのレベルを上げておいてよかったわ。
舞い姿のスチル、綺麗です。あの緋色の扇は1周目で朔ちゃんにもらったやつですね。本当に絵になる子ですよ、望美ちゃんて。
と、不意に白龍の視線を感じました。一瞬にして辺りが白い空間に塗り変わり、その中で白龍があどけなく問いかけてきます。
「神子、雨が降るのを望むの? それが神子の願い?」
そうだよと答えると、「わかった……神子の願い、叶える」。
するとどうでしょう、今までうららかな快晴だったのに、空が急激に曇り始め、あっという間に雷鳴を伴った雨が降り出したではありませんか!
小さくたって白龍は龍神ですからね。短い間なら天候を操ることもできなくはないのでしょう。
龍神に舞を認められた、素晴らしい舞手だと賞賛される望美ちゃん。これで九郎さんの面目も施されたことだし良かった良かった──と思いきや、生臭坊主がさらにとんでもないことを言い出しましたよ。
院「この舞手、気に入ったぞ。九郎、余に譲ってくれぬか」
後白河院専属の白拍子となれ、と言うのです。
ちょ、なんですかその申し出は。いくら望美ちゃんの外見がよくて稀有な力を備えているからって、それってつまり側女になれと言うのも同然でしょう?
ひいぃ、どこまで生臭坊主なんだオッサン!
あまりのことに呆然としていると、横合いから思わぬ助け船が。
九郎「後白河院、お待ちいただけますか。この者は将来を誓い合った私の許婚です。
たとえ後白河院の頼みでも、お譲りするわけには参りません」
九郎さんが望美ちゃんの肩を抱き寄せて……、
許・婚・宣・言ーーーッ!!
いやー参ったね。格好良いじゃないですか。
九郎さんてば、普段は誉め言葉ひとつろくに出てこないくせに、こういうときはびしっとした態度で立ち向かえるんだから。そりゃ望美ちゃんだって驚いて動揺するよ(笑)
桜の咲く中、若武者然とした九郎さんと、寄り添う望美ちゃん。一幅の絵画のような光景です。
院「九郎の許婚?」
望美(私と九郎さんが、将来を誓い合った……!?)
九郎(馬鹿、芝居だ。そうでもしないと、お前をかばいきれん)
望美「……そ、そうらしいです」
九郎(「らしい」じゃないだろ、この馬鹿!)
院「……? どうも、変じゃのう」
望美「へ、へ、変なんかじゃありませんよ」
九郎「こいつは照れているんです」
望美「そうです……。そ、そのう……九郎さんに許婚だって紹介してもらえたの、初めてだったから……」
わーい♪ 馬鹿ばか叱られてしまいましたよ♪(喜ぶところか?)
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03月21日(金)
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