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うららか雑記帳
by 浜月まお
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■遙か3プレイレポNo.14:炎、悲劇、決意

七章 京は火炎に揺らめく


※いつものことですが、妄想が随所に入り混じっています。苦笑しながら読んでやってくださいな。


頼朝との面会が叶わぬまま、平家の侵攻を受けているという京へ取って返した望美ちゃんたち。
京は、すでに炎の海でした。
逃げ出してきた人は「清盛の恨みはこれほどまでに深い、平家の方々は京を恨んでいる」と口走っています。
はて。清盛はすでに亡くなっていて、平家の棟梁は息子の重盛(還内府)だったと思うのですが。
……あ。そうか、怨霊になって黄泉帰ったのね。
平清盛。「平家にあらずば人にあらず」と権勢を誇ったという平家隆盛の象徴的人物です。
火と平家軍と怨霊とに攻め立てられた京は大混乱。
望美ちゃんたちは六条にある景時さんの邸へと急ぎます。
望美ちゃん、九郎さん、譲君、白龍の四人きりの円陣が寂しいなぁ。
マップ上を移動するときの音楽が異変前と同じですが、ちと違和感。
もっと緊迫した戦闘BGMでもいいのに。

源氏は散り散りにされて、弁慶さんや景時さんも行方が分かりません。
六波羅に怨霊出現し、計ったようなタイミングでヒノエ君と敦盛君が現れました。
うわーん、よかった無事だったのね!
しかし再会を喜んでいる暇はありません。
京邸には朔ちゃんがいるはずだから、急いで探しに行かなくては。
焼け出されて逃げ惑う民の姿を目の当たりにして、本当なら自分が守らなければならなかったのに、と苦しむ白龍も哀れです。
そういえば白龍は『応龍』という存在の陽の半身なんですよね。
だったら朔の龍、陰の半身である黒龍は一体どうしちゃったんでしょうか。
話の中にあまり出てきた覚えがないのですが……?
これもおいおい核心に迫っていくのかな。


頬をかすめる熱い風。平和な生活が丸ごと焼け落ちていく臭い。
邸を目指して進む途中、ふと耳に飛び込んできた懐かしい声。

「よし、片付いたな。次は火を止めろ! 延焼を防げ!」

将臣君?
熊野で一緒に行動して、笑って「またね」って別れたきりの彼が、この炎の京にいるの?
けれど逃げ出す人々の喧噪に紛れてしまい、その姿を探しているゆとりはありません。
またしてもすれ違い? ニアミス? 切ないなー!
序盤は夢の中でしか会えないし、将臣君とは一緒にいられる時間がずいぶん少ないですね。残絵。


法住寺方面の橋は焼けてしまっているので、五条大橋から景時さんの邸のほうへと向かいます。
と、行く手を阻むようにして一人の公達が現れました。
冠に桜と梅を飾り、気取ったような話し方をする雅な男性。
清盛の孫にして重盛の子、平惟盛(たいらのこれもり)です。
彼は、源氏の神子と行動を共にする敦盛君を当然のように裏切り者扱いするのですが、
敦盛君は言い返せるような口達者ではありません。そこで前へ進み出たのが九郎さんです。

「俺の仲間に、無礼な口をきくのはやめてもらおう」

いいですね、この真っ直ぐさ。
鎌倉であんな心痛を味わったばかりだというのに、仲間のために敵前へ出てかばうなんてなかなかできませんよ。大将気質と言うのかな。オトコマエです。

惟盛は自己陶酔たっぷりに名乗ったあと、こんなことを言い出しました。

「ちょうど、都に戻った祝いの宴に、血が足りぬと思っていたところです。あんな山法師と陰陽師くずれ程度では……ね」

ななな、なんだって!?
思わず動揺してしまいました。まさか弁慶さんと景時さんが……!?
そして惟盛との戦闘に突入。
例に漏れずこいつも怨霊です。「人間ふぜいが」発言からして、怨霊は生者より優れているとか考えているようですね。
それにしても変なポーズです。阿波踊りみたい。緊張感台無しですよ(笑)
史実によれば、平惟盛という人は、源頼朝を討伐すべく出陣した富士川の戦いで「水鳥の飛び立つ音を源氏の大軍と勘違いして逃げ帰った」というくらい繊細な文人気質の人だそうですから、そう苦戦することもなかろうとナメてかかったところ、案の定大したことはありませんでした。


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03月16日(日)
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