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うららか雑記帳
by 浜月まお
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■遙か3プレイレポNo.13:兄と弟
六章 鎌倉に届かぬ声
ああッこの章タイトル……内容が一目で分かっちゃいますよ!
福原の負け戦で先生が欠けて、その流れでこの章タイトルですからね。
心してかからねば。
九郎さんの憂い顔とか、苦しげに眉間にシワをよせた表情が満載なんだろうなぁ。
『九郎さん』と打とうとしたら苦労さんって出てきたけど、あながち間違っていませんね。
偽りの和議の一件で、頼朝は、忠義厚く功績少なからぬ弟に対し、
その気性や心情を微塵も酌もうとしませんでした。
肉親すら、思いどおりに動く手駒とでも考えているんじゃないの?
報われない九郎さんに合いの手──違う、愛の手がさしのべられるといいのにな。
一ノ谷の戦役後、京へと敗走してきた源氏勢。
九郎さんは福原での敗戦の責任を問われ、総大将の役目を降ろされて謹慎しています。
責任?
九郎さんが悪いっての?
それって理不尽です。
与えられた命令を実行して、結果が思わしくないからって実行した人が全責任を負うの?
よくこんなやり方で人がついてくるな頼朝。
武家の棟梁って必ずしも長男というわけではなくて、次男三男でもそれに見合う実力があれば棟梁として認められたのだとか。
つまり棟梁であるからにはそれなりの人望や能力があるはずなんだけどねぇ?
もうこの時点で私の中で頼朝の心証は最悪です。
ともあれ、九郎さんの代わりに景時さんが軍事を掌握している状態のまま、
しばらく経っても沙汰がありません。
頼朝はかなり怒っているようです。
へん、こっちだってご立腹だい!
なのに九郎さんときたら、こんな仕打ちをされてもなお一途に、兄に誠心誠意尽くそうとして。
地位はどうでもいい、でも戦から外されるのは我慢ならない、と言うのです。
兄上の役に立てるのは戦だけだから……という切ない心の声が聞こえてくるかのようですよ。
しかし文を送っても効果がなく、このまま待っていても事態の打開は望み薄。
敦盛君の助言もあり、頼朝に直接会って真意を伝えようということになりました。
確かに手段はそれしかないでしょうね。
敦盛君て、今のところちょっと影が薄いけど、
「会ってきちんと話せば分かり合えるのでは」
なんて考えることからして、きっと平家ではそういう純朴な兄弟関係を築いていたんだろうなぁ。
九郎さんに同行するのは望美、白龍。
龍神と神子がついていることが鎌倉殿を動かす材料になるかもしれない、というわけです。
それと望美ちゃんのお世話係(違)の譲君が一緒に鎌倉へ行くことになりました。
京に残るのは、軍を預かっている景時さん、弁慶さん、敦盛君、ヒノエ君、朔ちゃん。
別行動かー。不安だなぁ。
留守にしている間に何か取り返しのつかない出来事が起きそうで怖いです。
(京→鎌倉の旅路で小さなイベントでも起きるのかと期待していたのですが、
熊野行きのときと同様、旅程はすっ飛ばされる仕様でした。残念!)
鎌倉に着いて半月後。
いくら書状を送っても面会の許可がもらえず、九郎さんの苦悩は深まる一方。
「俺が兄上の期待を裏切ってしまったからなのか……」とうなだれる姿が気の毒です。
そうか、いきなり在所に押しかけて行ったりはしないものなんですね。
こういうときもきちんと手順を踏むあたり、九郎さんて本当に生真面目。
ヒノエ君だったら忍び込むとか言い出しますよ、きっと。
とはいえ時間は無為に過ぎていくばかり。
諦めて帰る前に、大倉御所まで行ってみることにしました。
鎌倉はマップが広く色々な場所がありそうですが、この時点では自由に散策することができません。
自動的に進んでいきます。
途中、若宮大路ということろで足をとめる一行。
人々の様子があまりにも慌ただしく不穏なので、通行人に何かあったのかと訊ねてみたところ……
「平家の軍勢が京に攻め上がっているんだ。大きな戦になるよ」
なんですとー!?
これはまずい。まずいですよ。景時さんたちが心配です。
なんだか白龍も様子がおかしいし……?
今すぐ京にとって返して仲間と合流したいところですが、
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03月15日(土)
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