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さくらの日記
by さくら
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■鎧の中身
ＴＯとはその後何回か会ったけれど
結局付き合うとかそういう関係にはならずに
ささいなきっかけで終った。
ＴＯは、連絡がマメじゃないのだ。
私は『かまってちゃん』ではないから
１日に何通メールが来たかっていうのは気持ちをはかる尺度にはならない。
だけど１週間何も連絡が無かった挙句
「どうしたの？（怒）」って聞いて初めて
「実は出張だった」と答えたり
会う約束をした前の日に、私の方から
「明日は何時にどこで？」と聞いて初めて
「実は会えないかもしれない・・」などと言ったりする。
どうして前もって言わないのか責めると
「もし会えるならほんの少しでも会いたいと思うと、ぎりぎりまで
決められなかった・・」とか言う。
最初の自信満々ぶりはどこへ行ってしまったのか。
どんな付き合いにしろ、社会人として最低限のルールってあると思う。
お互いに仕事も持って、休みや時間をやりくりして会うんだから
都合が悪くなったらちゃんと連絡しないと、相手の時間を
ムダにしてしまうことになる。
付き合いがすすむうちに、ＴＯは私に対して
馴れや甘えが出てしまったようだった。
「そういういいかげんな人とはもう付き合えない」と告げたとき
「お願いだからそんなこと言わないで・・」って泣きそうになってた
「本当の僕は弱いんだ、さくらにだったらそれを見せられるんだ」
だけど、私はあなたのお守りをする気はないの。
寄りかかるのも、寄りかかられるのも好きじゃないから。
ＴＯの場合、自信満々に見せるのは、彼の鎧だったのかもしれない。
悪い人ではなかったけどね。
09月22日(水)
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