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さくらの日記
by さくら
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■
その日。
TAは午前中会議に出席し、夕方別の出張先に向かうまでの間
時間が取れるということだったので
TAの仕事先の最寄駅で待ち合わせることになった。
まだ写メールは普及していなかったので
写真の交換もしておらず、まったくの初対面だった。
お互いの服装を伝え合い、目印になる場所を伝えてもらって
その場所に向かった。
第一印象は・・やり手のビジネスマン
実際に全国を飛びまわって仕事をこなしている人だったし。
駅ビルのなかのカフェに移動して、話をした。
会ってから2時間ほどの間、途切れることなく話が続いた
というよりも、一方的に聞かされた
自分自身にも仕事にもすごく自信を持っていたんでしょうね
言葉の端々に自慢があふれてる
自分がどんなに忙しくしているか
自分がどんなに各地のスタッフに慕われているか
自分の力で会社がもっているようなものだとか
ストレートには言わないけど、プンプン匂わせて喋ること喋ること。
(つまんないの)
そう思いつつニコニコしながら聞いてあげた。
時間がきて、それぞれ電車に乗るために別れた後で
TAからメールが届いた。
さくらさんの大きな瞳に吸い込まれそうでした。
このあと仕事がなければもっと一緒にいたかったんだけど
いつも慌しくて・・ごめんね。
今度はもっとゆっくり会おうね
いえいえ。もうお腹一杯ですから。
メル友っていうのは、会わないほうが夢が壊れなくていいと思いました。
ここでやめていれば今の私はいなかったのかもしれません。
09月18日(土)
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