周回遅れに気をつけろ!
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2004年02月21日(土) |
千と三百円券の神隠し(その3) |
またしても昨日の続きです。 *****************************************
善かれと思ってやったことが裏目に出るとは、 なんとも悲しいことです。 チケットを購入したその日から、 『LOTR』初日観劇計画を立てていたというのに…。 (と言ってる割には、金曜日の朝まで忘れていたんですけどね)
確かワーナー・マイカル・シネマズみなとみらいの 初回上映は10時からだったと思うから、 それに間に合うように起きて行けばいいかな?、と 『LOTR TTT SEE版』を観に行った時の 早起き〜!一発!のリポD並みの気合いはどこへやら、 計画が狂ったことで、すっかり投げやりになってます。
やはり気分が乗っていないと、ダメですね。 案の定、土曜日の朝はしっかり寝坊しまして、 起きたらもう10時になっていました。 やっちゃったよ、自分……。 多分今から劇場行っても、早い時間帯の 良い席確保は絶望的でしょう。 でも、まあ、とりあえず行ってみないことには 事は前に進みませんので、遅い朝食の後、 出かける準備をしました。
前売券を持っていず、通常値段で観るつもりなら ネットで空席状況を確認した上で判断・予約できるのですが、 前売券は劇場窓口でしか座席予約ができないので、 とにかく現場に行ってみないといけないのです。 そして事件は現場で起きる訳で。(笑)
その前に、寝坊した今となっては もはや何の役にも立たないと言えますが、 念のためワーナー・マイカル・シネマズみなとみらいの タイムテーブルをちゃんと確認しておこう。 毎週金曜日の夕刊は映画広告特集の日。 もちろん『LOTR』の広告も載っていて、 そこに各劇場のタイムテーブルがあったはずです。
新聞入れから昨日の夕刊を取り出し、 ワーナー・マイカル・シネマズみなとみらいの タイムテーブルを見てみると、あれれ? 初回は9時からになってるじゃん……。 『LOTR TTT SEE版』の時は1時間早く間違えて、 今回は1時間遅く間違えて、プラマイ0ってとこですか?
…なんて、言ってる場合じゃありません。 状況はさらに悪化したと言えます。 自分のダメダメっぷりに呆れつつ、 とにかく急いで行くことにしました。
スクーターで劇場があるワールド・ポーターズに 向かう道すがら、歩道を行く人の多さにびっくり。 この時間帯にどうしてこんなにいるの? もちろん皆ワールド・ポーターズを目指しています。 まさかこれが全部『LOTR』を 観に来た人ってことはないよね?(汗) もちろんヤバい状況は覚悟していましたが、 これは私が想像していた以上の事態のようです。
スクーターを入口付近に止め、 早足で劇場窓口へ向かった私が見たものは、 案の定、ずらりと並んだお客さんの列と すでに[完売]の札がたくさん貼られている 電光掲示板のタイムテーブルでした。
<つづく>
2004年02月20日(金) |
千と三百円券の神隠し(その2) |
昨日の続きです。 *****************************************
仕事を終え、通勤電車の下車駅である みなとみらい線[馬車道駅]に到着するまでの間、 『LOTR』をどうしようかと考えていました。
[馬車道駅]は、以前まで利用していた[桜木町駅]より ワーナー・マイカル・シネマズみなとみらいに近く、 せっかくすぐそこまで来ているのに、 前売券を取りに帰って、また戻って来るなんて、 何だかものすごく無駄なようにも思えます。
いっそのこと前売券では、また別の土日に観ることにして、 このまま直接劇場に行って、明日のレイトショーを 予約してしまおうか? いや、でも別に2回観たい訳でもないし…。 あ〜もう、だてに前売券なんか買ったものだから、 かえって面倒になってるじゃん。
しばし悩みましたが、結局二度手間になるようだけど、 まずは前売券を探し出すことが先決と判断し、 途中のスーパーで夕飯を買い込みつつ、 家に到着したのは8時少し前。
夕飯を食べるのは後まわしにして、 とにかく前売券を探し出すことが急務。 これだけ前人気の高い映画です、 今日中に明日の席を予約しておかないと、 おそらく良いポジションを確保できないでしょうから。
さてと、朝は焦りもあって発見できなかったけれど、 冷静に見直せば難なく見つかるでしょう。
前売券は買ったままの状態、すなわち 前売券と劇場窓口購入特典のケータイストラップが チケット袋に一緒に入った状態になっているはず。 いつだったか、部屋の掃除をした時に、 「おっと、こんな所に『LOTR』の前売券が!」 と、確認したのは記憶にありますから。
そう、それで、その時、 「こんな所に置いておくと忘れちゃうといけないから」と、 どこか別の場所に移したことまでは憶えています。 だから、その場所を思い出すだけで良い訳ですね。
・・・・・・で、それは、どこだったっけ?
肝心のそこを思い出せなかったら、 朝と状況は変らないんですけど…。 とりあえず、ただ考えていても前進しないので、 家捜ししながら思い出すことにしようと、 朝見た所も再度入念に確認していきました。
しかし、1時間捜しても一向に見つかりませんし、 どこに置いたかもさっぱり思い出せません。 こんな狭い部屋の中でどうしてなくなる訳? 「忘れちゃうといけないから」と置き換えた場所を 忘れるなんて、朝日新聞朝刊掲載漫画の『ののちゃん』 (いしいひさいち作)のお母さん並みのうっかり具合じゃん。 (ののちゃんのお母さんは玄関の鍵の置き場所を忘れた)
あ〜、もう9時を過ぎてしまった……。 たとえ今見つかったとしても、この時間から行ったのでは、 もう予約の受け付けに間に合わない感じです。 はぁ〜、何やってるんでしょうねぇ。 こんなことなら、たとえ他のDM等に埋もれようと、 いつもの場所に置いたままにしておけば良かった…。
明日の席の前日予約は諦め、夕食でも食べようと服を着替え、 脱いだ服をしまおうと押し入れ扉を開けた時、 ふっと脳裏にあるヴィジュアルが浮かび、 銀行の地下金庫のごとくに堅く閉ざされていた 記憶の扉が開いたのでした。
そう、思い出した、ここだ、ここに置いたんだ。 もちろんこの押し入れも、何度も開けて捜したのに、 押し入れのこの場所に置いたという記憶とは 全然結びつかなったよ。 ふぅ…、とりあえずは良かった。 でも見つかったのは嬉しいけど、 ちょっと遅かったなぁ…。(がっくし)
当初の予定は狂ってしまったけど、仕方ありません。 明日ちょっと早起きして、当日予約することにしましょうか。 チケット売り場がとっても混みますので、 できれば当日予約は避けたかったんですけどねぇ。(とほほ)
<つづく>
2004年02月18日(水) |
千と三百円券の神隠し(その1) |
話はさかのぼること先週の金曜日の朝。 さあ出勤しようと玄関で靴を履きかけたところで、 重要な物を持っていないことに気が付きました。
明日は『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』 (以下『LOTR』)のロードショー公開日。 『SEE版』まで観て復習もばっちりですし、 帰りがけにワーナー・マイカル・シネマズみなとみらいに 立ち寄って、明日の席の予約をしようと思っていたのに、 肝心の前売券を持つのを忘れてるじゃないっ。
ワーナー・マイカル・シネマズで公開される映画は、 安くて空いてる平日のレイトショーで観る場合がほとんどですが、 こういう気になる映画は前売券を買って、 土日の早い時間に観たりしているのです。 この『LOTR』の前売券は、発売初日に購入した程で、 気合いが入ってますよぉ〜。 (ホントは「あ、売ってるじゃん」と買った日が、 たまたま初日だっただけでしたけどね(笑)) お得な前売券と言っても1500円もする作品が多い中、 『LOTR』は1300円って、嬉しいじゃありませんか。
その前売券を置いて行ったのでは、 せっかく立てていた予定が狂うと言うものです。 よく気が付いた、偉いぞ自分!と部屋に戻り、 確かここにあるはずという場所を見たのですが、 ・・・あれれ? ないじゃん。
おかしい、いつも映画の前売券はここに置いてるのに…。 この間この辺を整理した時に下に………落ちてないなぁ。 そうそう、ここに置くと忘れるかもしれないって、 向こうの部屋のここに移して………ないなぁ。 ん、この雑誌の山の間に隠れてる………訳ないし。 おっ、ここにある前売券は……観に行く前に終わっちゃったヤツか…。 う〜ん、困りました。見つかりません。出てきません。 え〜!? どこに行っちゃったのぉ?
出勤前で時間に余裕がないというのに、探すこと15分。 見つからないけど、これ以上探していると遅刻確定です。 やむを得ません。 帰りがけに劇場に寄る予定でしたが、一旦帰宅してから 改めて前売券を探し出して、予約に行くことにしようと決め、 駅に向かって慌ててダッシュする私でした。
<つづく>
月曜、火曜と出張で愛知に行っていました。 月曜日の夜は、5時にチェックインしてから、 思いきり時間を持て余していたので、 この日記の草稿を書いていました。 ホテルが名古屋の栄にあるのなら、 遊びに行く所もありましょうが、 そこは豊田市でしたからねぇ。 (豊田市民の方、ごめんなさい。)
それはそれとして、今回も車での移動なんですが、 日本平PAでドライバー交代をした時のこと。
手洗いに行った後、例のごとく 売店を見るだけ見て何も買わずに戻ってくると、 我々の車の隣に停車したワンボックスカーの前に、 黒い柴犬が1頭いるではありませんか。 赤い円形の重りに引き紐が結び付けられ、 その時、周りに飼い主らしき人はいませんでした。
おやおや可愛いじゃないか、と近づいて行って、 ほれほれと撫で回していたら、 段々尻尾が下がっていったかと思うと、 突然烈火の如く吠え出してしまいました。
歯茎まで剥き出しにしたその顔たるや、 映画の中の1シーンでよくあるような、 エイリアンか悪霊にでも取り付かれた人物相手に 吠えかかっているのか?と思える程 敵意に満ちていて、尋常ではない怒りっぷり。 え〜、私、そんなひどいことしました? ちょっと軽く撫で回しただけじゃん。
物凄い暴れっぷりに飼い主がやって来て、 「何吠えてるんだ!」と頭をゲンコツで ゴツン、ゴツンとお仕置きしてるのを見て、 すみません、私が悪いんですと思いつつ、 駐車場を後にしたのでした。 (ワンちゃん、ごめんよ)
実家の飼い犬(白い柴犬)といい、 どうも犬とは相性が良くないようです。(泣)
2004年02月14日(土) |
炊飯器の次は、米の話 |
炊飯器と同じく15年前の古米を食べてます …という話ではもちろんありません。(笑)
せっかく美味しく炊ける炊飯器を持っていても、 米が良くなくては意味がありません。 ということで、私がいつも買っていたのは [魚沼産のこしひかり]です。 いくつかの米を食べ比べた結果、コレが一番美味しいから、 …ではなく、単にブランドで選んでました。(苦笑)
最近食べた米で一番美味しかったのは、祖母の葬式の時、 祖母の近所の方が炊き出してくれたご飯です。 (田舎だから、隣近所は葬式を手伝うのです。) おそらく、自分達で食べる為に作った米を 大釜で炊いたものと推測しますが、 まさに銀シャリと呼ぶに相応しい色で、 米のひと粒ひと粒はくっつかずに芯までほっこりし、 噛めば甘味も感じる極上のご飯でした。
いくらブランド米が良いと言っても、 農家が自分達の為に作った米にはかないません。 学生時代に、祖父が作った米を送ってもらいましたが、 市販されてる米より遥かに美味しかったですしね。
でも、そんな農家の米は手に入れられませんし、 食費削減が目的なので、[魚沼産のこしひかり]なんて 高い米を買っていたのでは本末転倒です。 かと言って、産地も種類もよく分からないブレンド米まで 下げたくないんです、というわがままっぷりと格闘しつつ、 スーパーの米売り場で腕組みして悩むこと10分。
で、結局買ったのは、「本日特売!」の札が掲げられていた [秋田県仙北・平鹿地区産 あきたこまち]5kg 2750円。
買う時の基準となったのは、電子レンジ用の [サトウのご飯]系より安くなること。(笑) これがセールだと3パックで248円になるので、 1食当たり80円以下になる米が絶対条件。
5000g は 約28合分。 私は1食当たり1合も食べないから、 4合炊いたのを6分割した位でちょうど良い。 2750÷{(28÷4)×6}≒65.5円 よし、大丈夫だ、と、ちゃんと計算確認して 決定したのでした。(笑)
さて、その5kgの米袋を抱えて(その他に買った食材も)、 スーパーから自宅まで3.5km歩いて帰ったのですが、 その途中、ふと自宅近くの米屋さんを覗くと、 同じ米が同じ値段で売っていました。(泣) わざわざ遠くから持ち運んだ私って一体……。 別に米袋で筋トレする必要なんてなかったのね…。
事前市場調査の必要性を痛感いたしました。 それにしても、あ〜、重かった。
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