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2003年10月22日(水)  朝っぱらから本末転倒(その2)

昨日の続きです。
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急行通過待ちのため停車中の電車に乗り込み、
やれやれ汗はかいたが間に合ったよと
ほっと一息ついた私。
電車の出発まで、あと2分はありそうだ。

この時間帯の京急線の上り電車は、
見事なまでにぎゅうぎゅう詰め。
しかし、発車ベルが鳴る直前までは、
無理に車内に体を押し込んではいけない。
発車直前までは、あえて体が完全に
車内に入った状態にしないのが
ちょっとしたポイントだ。

ここはもうこれ以上入れない程いっぱいですよ、と
後続の乗車客に何気なくアピールして、
この扉からの乗車を遠慮してもらい、
少しでも人口密度の緩和を計るためだ。

しかし、残念ながら今日は、
この作戦を見事に撃ち破られ、
私は車両の奥へと押し込まれたのだった。

発車まであと30秒程になった頃、
ふと頭から血の気が引いていくのを感じた。
いや別に、何か身の毛もよだつ恐ろしいものを
朝っぱらから見たというのではない。
文字通り、貧血状態に陥りつつあるようなのだ。

朝風呂に入って体温が上昇しているのに、
クールダウンの間もなく、そのままさらに
駅までダッシュしたものだから、
正に「お台場デモラン&ドーナツ3回転のTF103」状態。

さらに、前車に近付き過ぎて
ラジエターに空気が当たらないがごとく、
フレッシュエアを確保できない
満員電車に押し込まれた私は、
体内オーバーヒートを起こしたということか?

さしずめ『時間差湯当たり』とでも言えようか。
って、悠長に名付けている場合ではない。
場当たり的人生の私だが、人知れず湯当たりらしきで
貧血というのも我ながら情けない。

・・・という、みっともないピンチを迎えて
明日に続くのであった。





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