AS ‖BAGDAD Cafe‖ 暇喫茶的育児休暇

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日々つれづれ、育児休暇中の日記です。(2002/8-2003/3)
その後ぐら小学4年生、ぐり小学2年生になり
中学受験を視野に入れた勉強の記録

2003年02月03日(月) 節分で大笑い

今日保育園へ迎えにいくと「たのしかったよ〜おにさんおっかけっこしたの」とかわいい鬼の面と豆をもらってかなり満足げなぐらがいた。何日か前にぐらのことを心配している日記を書いてたんだけど、体調がすっきりもどるとこんなに前向きになるもんなんだなあと実感。今日は洗濯物もお食事用のタオルのみでトイレトレ関係の洗濯もまったくなし。「えらいね〜すごいな〜」と誉めると「ほらほら、おせんたくないんだよ〜」とこれまたかなり得意げ。このまま完了してくれよ〜4月からまたぐりの洗濯物が鬼のようにあるんだから。頼むよ。

で、節分。家でももらった鬼のお面をかぶって元気なぐら、どうにか仕事を片付けて早く帰ってきたダンナも揃って南南東に向かって太巻きにかぶりつく。ぐりは寒い中の保育園までの散歩がこたえたのか早々とご就寝。食事も終わってひと段落、さあ、豆まきだ〜とおもむろにダンナが昨日買っていたセットの中の鬼の面を取り出し、目に穴をあけ耳のところに輪ゴムを入れて被ると・・・ぐら、「おにさんいや〜こわい〜」と大絶叫、号泣。洗い物をしている私の足にかじりついて泣いている。面白がるダンナ、「いやだ〜」と泣き叫ぶぐら、ダンナの鬼のお面をつかんで外させ机の上に必死で伏せようとする。で、その様子があまりにも可笑しくて笑いが止まらない私。いや〜豆もまいたけど笑う門には福来るだなあ。でもこの鬼のお面、密かに取っておこうかな。言うこと聞かない生意気いう時はこれでけっこう効き目あるかも・・・。しかしおちゃらけで小心者、どうもヒーローになれるタイプではなさそうな(笑)

ぐりが寝ていて起きないので久しぶりにぐらと一緒にお風呂に入ってみる。ぐら一人だと楽だなあ。もう意思疎通十分できるし。2人の大変さに慣れてるからそう思うのかな。

2003年02月02日(日) おちゃらけ野郎

ぐり9ヶ月検診の案内が来た。本当に時の流れるのははやいなあ。

ぐら「まめまき〜おにさんにおまめぽいしてばいばいするの〜」と明日の豆まきを楽しみにしている模様。保育園でもイベントがあるんだけど家でも簡単に「豆まきセット」を買ってきた。鬼のお面とちょっとの豆ときびだんごがセットになっているもの。ことあるごとにこのセットを持ってきては眺めている。そんなに楽しみなのかなあ。子どもってこういう季節のイベントが楽しいんだよね。鬼役になるであろうダンナは「こんなに楽しみにしてるんなら早く帰ってこなきゃなあ・・・」と言っている。「おにはあーそと、ふくはあーうちて言うんだよ」と教えると「ちがうよ。おにはあーうちだよ」と言いながらケラケラ笑う。おちゃらけてるなあ。

どうも3枚目お笑い路線を驀進中のぐら、最近は体調の万全な時は起きてる間じゅうふざけていると言う感じだ。朝起きた途端「おーばーさん、おーばーさん」と踊りながらやってくる。何故におばさん?「それ保育園の先生にも言ってるの?」と思わず聞く。きっと言っていてそのリアクションを楽しんでいるんだろう。「おばさんじゃなくて、おねーさんて言ったら」というと「おねーさんはいや、お・ば・さ・ん。はははは」とぴゅーっと逃げていく。ちょっと気の小さいおちゃらけ野郎というキャラクター設定、母は不満なんだけどなあ(笑)。

話を豆まきに戻して「鬼」、ダンナはほんの小さい時「泣いた赤鬼」という日本の昔話に涙したそうだ。いったいあの話のどこに涙したかというと、青鬼が赤鬼が村の人に受け入れられるように自分が悪役になって去っていくという箇所。小さい時にそんな自己犠牲という人生の機微が理解できるなんて・・・恐るべしダンナである。

2003年02月01日(土) 間違い電話だらけ

今日は奈良の自分の実家へ。昨日の夜に母が体調を崩したみたいで心配になって行ったのだ。というのは実家に今母は一人だから。父はもう定年を迎えているが異なった仕事を新たにしつつ継続して東京にいる。妹は一人暮らしである。

深夜に妹から電話。もちろんぐりと熟睡していた私は妹の「お父さんの携帯番号教えて」という電話に朦朧としながら携帯の電話帳を見る。妹が携帯をその日に限って落として壊してしまい父の連絡先がわからなかったかららしい。とりあえず父の電話番号を教えて、その後私は母に電話。かなりしんどそうで心配になる。だから常日頃父に実家に帰るようにそれとなく言っているのに。60代の両親が一緒にいないというのは子供にとっても何かと心配なのだ。なのに父は今ひとつ足が地に付いていなくてそういう「最悪の場合の想定」というのがすっぽり抜け落ちている所謂「お気楽」な人。決して人柄は悪くないんだけどどうもそのあたりが子どもながら腹が立つ。続いて父の携帯に電話、まったく出る気配なし。どんどん腹が立ってくる。夜いつも連絡できるようにってあれほど言っているのに。しようがないので留守電にかなり辛辣な罵詈雑言を言い捨てて妹に電話。妹もかなり立腹しているらしくおなじような伝言を残したという。怒りで少し眠気も覚めてふと妹に伝えた父の携帯番号を見ると・・・違った。冷や汗・・・。父の登録のすぐ次の私の友達の電話番号を教えていたことが判明。朝いちに電話して久々の友達に平謝りに謝る。いい友達だから良かったようなものの、知らない人から突然いわれの無い怒りの発言を留守電に入れられたら腹を立てる人もいるだろう。とほほほ。

とりあえず実家へ。母はしんどそうなので賑やかなぐらを連れて帰るのは気がひけたが車の運転の不如意な私は家族ごと移動するしか手はない。結局母の手助けをするつもりがぐりぐらのお世話で手一杯という体たらくである。小さい子供がいるというのはこういう時困るなあ。せめてぐりがおっぱいがいらなくなったらもう少し動けるのに。それでも母は2人の孫の顔を見て和んでくれたみたいで良かった。後半はぐらのパワーに疲れが顔にでていたけど。

夕方になって父が帰ってきた。電話について苦情を言うと、留守電は一つも入ってなかった、母からの朝の電話で事態を初めて知って帰ってきたという。・・・もしかしてまた間違い?番号を確認すると私の携帯にメモリーされている父の番号は彼が会社にいるときに会社から割り当てられたものだった。再び冷や汗。もうそれは会社のほうに返却されているのでまったく知らない人の携帯に私と妹の罵詈雑言が何回も入っていることになる。うううう、お父さんそんなのきちんと言ってくれよ〜。そのいいかげんさが困るんだよ〜。

父も戻ってきたのでとりあえず安心して引き上げる。夜10時、かなり暗い感じの女の子から電話あり。「あの、留守電を入れたのは・・・」気が動転して状況を説明することもせずひたすら謝りたおした。それで不満そうに電話は切れたけど説明したほうが良かったのかな。でももう後の祭り。この場を借りて私と妹の罵声を聞いたその人に本当に心からお詫びしたいです。ごめんなさい。

2003年01月31日(金) ひと山越えた?

ぐり、突発を終わらせて一段階成長した感じ。よくおしゃべりするようになって私が相手しているとずっとおしゃべりしている。一人で座っておもちゃで遊ぶのも上手になってきた。今は「ぶぶぶ〜」といいながら新聞をぐちゃぐちゃにして遊んでいる。目があうと顔をくしゃくしゃにして笑う。夜も9時までまあまあ機嫌よく起きていて、寝つきも添い寝で15分あればすーすー寝てくれる。夜起きるのは1回。ああ・・・楽になった。楽になると気持ちもゆったりしてきて赤ん坊の可愛さを満喫できるというか。一山超えたかな。二人の育児も。

今日夕飯を一緒にたべていたぐら、今日のメニューのなかに魚の鰤(ぶり)の煮付けがあったんだけど、「このおさかなはね〜ぶりっていうんだよ」というと「ぶり・・・ぐりとぐらみたいね」と言ってけらけら笑っている。語呂合わせ(といっても一字だけだけど)が理解できてそれでおかしくて笑えるってのはかなり高度なことのような。2歳半になったらこんなことも理解できるのか、と妙に感心してしまった。

思えば今はB型ベビーカーにぐりを座らせてぐらは歩くことができるし、率先してベビーカーを押してくれる。抱っこ紐にぐりをくくりつけてぐらをベビーカーに乗せたり降ろしたりしていた頃と比べるとかなり楽になったんだよなあ。

2003年01月30日(木) せつない

今日から普通のタイムテーブル復活。寒いけど・・・「今日から保育園いくんだよ」とくどいぐらいに言い聞かせていたのでぐらもあきらめ顔。「ぐらさむいからくるまがいいなあ」と言われ「お母さん運転の練習頑張るからね」と恐縮する。うーむ、4月の復帰をめどに運転技術の向上を目指していたのだけどもっと早くにすればよかった。この寒さ、運動不足解消とかそんな悠長なことは言ってられないという感じだし。

もちろん予想通りぐらは泣く。そりゃ1週間半行ってないんだもんなあ。家っ子ぐら、いつまでたっても自分から率先して「行こう」という雰囲気が見えない。これも個性のうちといえばそうなんだけど親は辛い。今日は泣いているぐらに「ほら、ないてるのぐらだけだよ。おかあさんこまっちゃうなあ」と静かに諭してみると一生懸命我慢して、首から下げているタオル(これはすべてのここの保育園児がつけている)で涙を拭いて「ばいばい」と自分から離れていった。他の子を抱っこしてぐらに気づかない先生の後ろに立って、自分から抱きついてアピールもせずに涙をふきふき気づいてもらえるのを待っているぐらの後姿を見て涙が出た。

保育園に行かせるのはいいと分かっているんだけど、分かっているんだけどせつない。こういう様子に私は弱いのだ。というわけで元気ありません、正直なところ今日の私は。

その後けっこうどきどきしながらお迎えに行くとにこにこ笑って友達と飛び跳ねているぐらの姿があった。ほっとしてやっぱり少し涙が出た。久しぶりに友達と体を使って遊んで言葉には出さないけれどすっきりとした顔をしているみたい。ぐりをベビーカーに乗せて手袋をしているぐらの手をぎゅっと握って帰途についたのでした。

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