AS ‖BAGDAD Cafe‖ 暇喫茶的育児休暇

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日々つれづれ、育児休暇中の日記です。(2002/8-2003/3)
その後ぐら小学4年生、ぐり小学2年生になり
中学受験を視野に入れた勉強の記録

2002年12月09日(月) 生きる道それぞれ

最近の某局の時代劇に私の会社の同期が出ている。正確に言えば「同期だった」が正しいかな・・・テレビ出演は初めてなのだ。主役はまあまあ人気の性格俳優でその弟分なんだけどけっこう露出は多い。彼はかつて私と一緒に関西支社に配属されてきて、仕事もかなり優秀だったがどうしても役者の道を歩みたいと今から5,6年前退職して地元の劇団に所属、役者のみならず演出等をこなしていた。今考えたら男ひとり女ひとりで配属されて会社の愚痴を言い合える唯一の同期だったなあ。その頃はまだ20代、自分の可能性をやる気だけで信じられる頃だったなあ。彼はその可能性を信じて道を選んで、今時満ちて着実に選んだ方向で評価されつつある。心から嬉しいし祝福したい。いつもテレビをぐらと添い寝沈没しちゃうので見れないこともあるのだけど(笑)楽しみにしている。

話は変わって、最近私の教え子・・・といっても家庭教師を彼女の高校受験、大学受験のときに少ししていただけだけど、その子から葉書が届いた。かわいらしかった彼女もいまや大学院在学中、絵が好きで勉強というよりその方で私と気が合い、亡くなったお父さんと私が同じ業種についていたこともあって親近感を感じてくれているらしく細々ながら連絡をとっている。京都の大学の院で染織を専攻していてその展覧会の案内だった。私より10以上も年下なのに浮つかずいつもゆったりしている彼女、魅力的になった。行きたかったのだけどさすがにぐりぐらを置いていくわけには行かず・・・です。残念。

生きる道を自由に選んでいるつもりでいて案外オーソドックスな道を歩んでいる私。でも日々ぐりぐらに振り回されて渦中にいるときは何がなんだか・・・なんだけど、ちょっと客観的に自分を眺めてみれば賑やかで楽しい環境に身を置いて、今までチャレンジしとこともない領域に足を踏み入れているんだなとしみじみ感じることもある。

でもでも人生は長い。長期の視野を持ちつつゆったり日々過ごしていきたいものです・・・自分に言い聞かせているようだなあ。今日の日記。ははは。

2002年12月08日(日) 車の運転

寒い〜。けれども家のなかでぐらがおとなしくのんびりするはずもなく(笑)ダンナの実家へ避難・・・というのは冗談で、うちの母からの届け物があったので。高速に乗って30分強。さすがに寒くなってきた今日この頃、保育園の送りむかえもちょっと辛くなってきた。おととし取得してほぼまったく一年機能していなかった私の免許証に日の目をみせてあげようあげようと思いつつ、今だに車庫入れも満足にできない私。「体が覚えているはずだから、要はきっかけ」というダンナの言葉にほだされて慣らし運転を決行する。
とはいってもうちの車は今時化石状態なマニュアル車、私が免許をとるときにダンナに「オートマに買い換えよう」と懇願したにもかかわらず「そのぐらい体で覚えているほうが事故も少ないし、慣れれば運転面白くなる」と即却下。泣く泣くマニュアルで免許を取得した。ああ恐ろしい・・・といっても仮免も本試験も一発でパス。まだまだいけるじゃんと思っていたけど、実用に結びつくことなく今に到る。ぐらをそこの保育室に預けての取得だけど、その時ぐらは今のぐりと同じくらい、お座りもできない6ヶ月過ぎの赤ん坊だったんだよなあ。いや〜早いもんだ。

でも、覚えているんですよね〜クラッチとギアなんてぜんぜん自分で意識してなくても手と足が動く。まだまだもちろん未熟だけど、毎週末乗ることにしよう。復帰したら車で保育園を視野に入れているのでのんびりしてはおれないのだ。ぐらは助手席(うちはぐらのチャイルドシートが彼の熱烈な希望により助手席についている)で「おかあさんうんてん〜」とかなり強張っていたような(笑)。

ダンナ実家についてのんびり、お昼は近くのファミレスへ行って「いくら丼」を堪能したぐらはごきげんでした。ぐりはおばあちゃんおじいちゃんによく遊んでもらって興奮したのか、夜いつもの7時に寝ない。8時ぐらいに眠くなってぐずぐず言い出したので寝かせつけに入ったら運転で慣れない神経を使ったのか私が寝てしまった。ぐりも興奮が残っていて2時に起床、3時半までおしゃべりしたり、私を蹴ったりで寝ず・・・私も寝れずに4時起床。豆腐屋生活続行中です。復帰したらこのパターンになってしまうのかなあ。


2002年12月07日(土) 効率のよい道順

今年の保育園からの絵本プレゼントは「よるくま」(酒井 駒子・偕成社)にした。詩情をそそられる絵と、いまのぐらと同じような話のシチュエーションに微笑ましくなったから。といってもクリスマス会の当日、みんなそれぞれ絵本をもらう段になって、電車、車モノの絵本のほうがいいと思うかなあとも考えて迷ったけど。これに私とダンナから扉の後ろにメッセージを書いておしまい。

ぐら、元気で咳も少しおさまったかなと思った途端発熱、といっても37℃中盤なので家でゆっくりさせとけば直る感じ。なのでダンナと交代で外出して用事を済ませる。私の用事は
■クリスマスケーキの予約        ■ぐらのはかせるオムツ購入 
■図書館で私用のハードカバー借りる ■お歳暮の発注 
■ダンナが午前中出していた写真の現像のピックアップ 
■ぐらの保育園用の絵本購入
とけっこうこまごまとある。最短距離で最短時間でまわって、かつ自分が持つ荷物がはじめに多くならないようにシュミレーションして効率よく片付ける。ふと会社の入社テストでまさにこういう問題があったことを思い出す。まあ、仕事の進め方に結びつく段取りと言う意味で出題されたんだろうなあ。それはともかく、いくら用事といえども一人で外出できるってのは昨日の今日ということもあってありがたい。羽を伸ばしついでに来年用のシンプルな書き込みカレンダーとクリスマスオーナメントを購入する。ほんとは近くの喫茶店でぼんやりコーヒーを飲みたかったのだけどこれはダンナが不憫で我慢。帰ってきてぐらはおみやげのシュークリームを頬張りつつオーナメントを飾り付けてご機嫌。

対してぐりは予想通り不機嫌な1日(笑)。体調が少し悪いせいか抱っこ癖復活でダンナか私が常に膝に置いている状態。ぐらはちょっと夜になって拗ねてしまっていた。でぐりを寝かせつけた後私がつきっきりでぐらを甘やかせて安心させる。
夫婦二人いててもこんなにたいへんなんだから、昨日の私の気力消耗は当然だよな。みんな寝静まって飲むコーヒーが身にしみわたるようにおいしい午後10時。

2002年12月06日(金) 気持のゆとり

最近気力がない。ぐりがやっぱり夜も3、4時間おきに起きるので夜7時に寝かせつけてもタイミングとして10時、夜1時、4時というパターン。ついでにぐらが風邪ということもあって私にべったり、昨日も咳がひどくて休ませたが、もう、言葉どおり「おかあさーん、おかあさーん」攻撃の嵐。御昼寝の時間は見事にずれるし、ぐりも抱っこムスメリターンズといった感じだし。気力というよりその子どもたちの欲求にフルにゆとりを持って接する気持のゆとりが無い。

昨日は「ピーターパン」をテレビでやっていたこともあって、ダイニングではなくこたつでテレビを見ながら特別に夕飯・・・ということでぐらと食べていたのだけど、ぐら夕飯だらだら食べつつ見るので所要時間1時間、ぼろぼろこぼしているし。途中から世話をやく気力もなくなりとなりで本を読んでいるとぐら、寂しそうに「ぜんぶたべたよ〜」といって布団へ行ってしまった。慌てて歯ブラシを握りしめて後を追い、今日は風邪だしお風呂もパスとういことで寝かせつけ。そのまま私も寝てしまう。最近のぐらの添い寝で沈没のパーセンテージは90パーセントぐらいだ。それから生還しても次のぐりの添い寝でまず100パーセント沈没、ダンナと夜にゆっくり話した記憶が最近ないぞ。

朝その分5時、6時にぐりにたたき起こされて家事の帳尻はどうにか合うのだけど・・・辛いなあ。2人目の子どもが夜は良く寝て楽だという話はよく聞くし、実際まわりにいる2人目ちゃんの夜1回も起きないとか下に転がしているうちにいつの間にか寝てしまうとか、そういう話を聞くたびにちょっと恨めしい私。もちろん元気で日々いてくれることが一番で、そんなの贅沢だって頭では分かってるんだけど、でも、羨ましいです。

2002年12月05日(木) ご近所さん

昨日は昼から同じ保育園の知り合いのお母さんがうちに遊びにきた。ご近所さんといっても同じマンションのとなりの棟の人。ここの女の子がぐらより1年上のクラスで彼女は来年1月に下のお子さんを出産予定で、産休なのだ。
もともとは私のダンナとその人の旦那さんが仕事上の付き合いがあって知り合いだった。で偶然同じマンションに入居したことが判明、その上子どもを同じ保育園へ通わせているということもあり、共通の保育園の知り合いのお母さんもいたりして距離を縮める理由はほんとにいくらでもあったのだけど、如何せん両方ともフルタイムのワーキングマザーでそうしたいと思っても暇がなかったし、何がなんでも友達を・・・という欲求が今まではなかったというのが本音のところ。でも保育園の運動会で彼女と顔を合わせて「じゃ、近いんだしお互いにお休みだし家に気軽に来て」ということになった。

あまり近所付き合いというのがなかった私、子どものいない頃は別に不自由も感じなかったし、その距離的にも時間的にも濃密な付き合いというのに馴染めなかった。風の噂でどこそこの棟のお母さんたちの派閥とここそこの派閥のお母さんがひと悶着あったとか聞いたりして「うーん、嫌だな、そういうのは」とも思っている自分がいた。

けれどこの地域でこれから生活していって子どもを育てていくにはやっぱり近くの同じような環境の知り合いがいたほうが何かと心強いなあと思っていたのも事実。大学の友達の「私もそういうタイプじゃなかったけど、近くの友達を作ってみたら何かと心強いよ」というアドバイスもあったしね。

のんびりとコーヒーを飲みながら私が妊婦さん用に作ったりんごとプルーンの白ワイン煮をつつきつつお互いの家の話やら子どもの話やらを。年代的にも近いしこれからいい距離感を持ちつつ友達になれればいいなあ。ぐりと今彼女のお腹のなかの赤ちゃんは将来同じ保育園の同じクラスになるはずだし。来週は私が彼女宅にお邪魔する予定です。

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