ミドルエイジのビジネスマン
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2006年11月19日(日) 高橋尚子は3位

高橋尚子、東京国際女子マラソンで敗れる。

昼からビールを用意してテレビ観戦。高橋尚子のマラソンを応援していたが、31キロ付近で土佐に置いていかれてしまった。34歳という年齢を相当話題にされていたようだが、体格の良い外国のオバチャンならともかく、あのサラブレッドのような細い体で北京に向けて次のチャンスに頑張ることができるだろうか。次回もまた応援しよう。


2006年11月12日(日) 都心のコーヒーショップにて

11月の小雨は降り止まない。親指と人差指で輪を作ったほどの大きさの鎖を伝って雨の雫は落ちていく。雫はリングの空間をポタッと落下しては一旦止まり、再び雫を作ってまた次の段に降りていく。外を行き交う若者たちは長い足を自慢するかのように男も女も細身のパンツ姿で急ぎ歩いている。

いつの間に、どこのコーヒーショップでもジャズを流すようになったのだろう。表通りとも裏通りとも判別のつかない小さな通りに面したコーヒーショップの奥からはエアコンの生暖かいが風が流れてくるが、大きなガラス窓からは足元に冷気が忍び寄る。

季節はずれ籐の椅子は既に古びて、一本、二本と、あちこちで折れたり、飛び出したりしている。こんな席を選んで座るのは、訳ありの女や、することのない男だけだ。女はとっくに空になったカップをどけて、なにやら書類を覗き込み、男は時折女を見やりながら、あれこれと憶測している。

人の流れの止まった店内では、カウンターの中、アルバイトの男女が高校の必修科目をどんな形で履修したかをささやき合い、時事問題にかこつけて、それとなく相手の境遇を探ろうとしている。






2006年11月05日(日) 3時間しかやらないのに

結局3時間しかやらないのに、仕事を家に持って帰ってしまった。
まさに、「明日」は愚か者の言葉、「今日」は賢者の言葉だ。

直接の担当者は先週、仕事の邪魔をされないようパソコンを小会議室に持ち込んで1日中こもってペーパーワークに専念していたのに、こっちは無意識のうちに週末3日もあると先送りしていたのだ。そうして、持って帰った仕事をやりたくないばかりに、DVDを借りに行ったり、女子バレーの世界選手権を応援したりしていたのだった。

新聞を読んでいたら、カフェでパソコンに向かいながら、軽々と仕事をこなす若者たちの話が載っていたが、とてもそんなやり方は向いていない性格だ。


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