ミドルエイジのビジネスマン
DiaryINDEX|past|will
| 2006年02月05日(日) |
北風の吹きすさぶ金曜の夜は |
北風の吹きすさぶ金曜の夜は コートの襟を立てて 行きつけのショットバーに立ち寄ろうか それとも 古い友人を呼び出して 炭火の焼鳥屋に向かおうか それとも・・・
結局は 家に帰る電車の中に居て 吹きすさぶ北風の音を 布団の中で 丸くなって聞いていた 子供の頃を思い出している
吹きすさぶ北風の後に シンシンと雪が降り募るのを待っていた 子供の頃を思い出している
| 2006年01月30日(月) |
ウェブ上の大人向けビジュアル月刊誌 |
大部長の休日は自由時間の半分くらいをネットの日記やブログを眺めて過ごす。多様な価値観の人々が様々な生活を送り、ご自分の世界を築いておられることに感心する。あの人は相変わらず元気かな、この方は今日も重厚なご意見を語っているだろうかと訪ねてまわる。
さて、今日も今日とて何気なく日記を巡回していると、「manyo(万葉)」という大人向けの月間ネットマガジンを紹介しておられる方がいた。見るためには特別の軽いビューアーをインストールする必要がある。
グーグルで検索すると「大人のためのリコメンド型プレミアム電子マガジン」という説明つきで載っている。早速、のぞいてみると、これはすごい。 構成は、冬の金沢やイスタンブールといった紀行や西麻布の純粋コーチンにこだわる高級和食屋さん紹介となっているのだが、本物の本のように、ページをめくる音や記事の内容に合わせたBGMまで聞こえてくる。たとえば、カクテルバーの紹介では静かなジャズが流れているし、高級天ぷら屋さんの紹介では油のはじける美味しそうな音がする。写真も鮮明で綺麗だし、宣伝のページには日産やキリンビールという一流どころが顔を並べている。
ウェブ上のマガジンというと、若者向けというイメージだったが、中年を相手に高級ビジュアル誌(しかも、実際の本と同じ感覚でページをめくるというのが良い)を作ってくるとは、本当に大した時代になったものだ。果たして採算は合うのだろうか。一方で、人ごとながら、こんな立派なものを只で出版された日には、錚々(そうそう)たる月刊誌もうかうかしておれまい。今後の展開が楽しみだ。
| 2006年01月22日(日) |
ライブドア事件に寄せて |
1月21日土曜日の朝、布団の中で目覚めたとき、家の外では物音ひとつせずシ〜ンとしていた。雪の朝の気配だ。そっと窓を開けるとシンシンと降りつのっている。大きなかたまりが次々と降ってくるなつかしい雪だ。
「ライブドア」とつづるのも通俗的に思われるほど、ネット上では多くの人々が意見を寄せている。
立派な社是、社訓や滔々とした経営方針があったとしても、往々にしてその社員はとんでもない詐欺や横領事件を起こしたりするものだが、今回の事件のことを考えると、やはり、何のために事業をやっているのかを正面から宣言した方が良いのだと思った。言葉にすることによって、自分たちのやっていることが最初に考えていたことから外れていないかどうか常にチェックするよすがとなるのだから。
これからは、「あなたの会社は誰のために、どのように役立っているのか」を明快に説明することができないと、投資してもらえない時代になる。結構なことではないか。
事情通はもっと大きな事件に発展すると予言しているようだが、もう既に十分大きな事件なのだから、そのようなことがないことを祈る。
|