ミドルエイジのビジネスマン
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2005年06月12日(日) 結婚披露二次会のパーティにふさわしい服装とは(写真)

隣の部の人がめでたく結婚することになり、二次会のパーティに出席した。いまどき珍しい職場結婚である。しかも、畏れ多くも表参道にある結婚式場で披露宴を催し、その後近くのレストランを借り切っての二次会パーティであった。なんともお金のありそうな新婚夫妻だ。写真は出席者全員へのおしゃれなプレゼント、紅茶とキャンディかな。

土曜の夜8時半からという、いつもならビールを飲んでひっくり返っている時間帯だ。夕方出掛ければ良いというのに朝から落ち着かなかった。というのも、そんなパーティに出たことがないので、何を着て行ったらいいか見当もつかなかったのだ。

結局のところ、普段着ているジャケットと、この春買って気に入っている渋いグレーのシャツに、新郎新婦に祝福の気持ちが伝わるよう心持ちフォーマルっぽく淡いピンクと白のネクタイを締めて行った。胸にポケットチーフも、と思ったのだが、そこまでした瞬間に野暮になってしまうという「最愛の妻」の警告を受けて踏みとどまった。

花嫁さんより大分年上の新郎の友人たちは、四捨五入すると多分40歳に近く「表参道のレストランでパーティ」と言うには大分トウが立っている(ちなみに大部長が最長老)。したがって、その格好も千差万別、ブラックタイにカマーバンド(腹巻き)という人もいれば、今年流行の「クールビズ」、果てはポロシャツ姿まで、大部長も含め、この年齢の男どもときたら全く洗練されていない。一体誰が正解だったのか、今でも分からない。きっと30歳以下の人たちだったら、どんな服装で参加すべきかなどと迷ったりしないのだろうな。こんなパーティがどんどん開かれれば、中年(に近い)男たちのセンスもアップするだろうと思ったりした。

ちなみに、女性陣は場慣れした感じで、いつも会社で見ている姿とはまた違った魅力を放ち、みんなキレイだった。


2005年06月05日(日) 奥様を見て旦那様の人柄を判断できるのか

最近、仕事の上で経営者の奥様とお話しする機会が立て続けにあった。どの方も魅力的な奥様で大変好感を持ったのだが、果たして奥様を見て、旦那様の人柄や資質を判断できるのだろうか。

経験上は、少なくとも長年連れ添ったご夫婦の場合は、似たもの同士というか、両方とも人間的な魅力があり、バランスが取れていて、特別驚かされることはないように思う。むしろ、夫を尊敬するご夫婦の強い絆に心打たれることが多い。

それでは、奥様の印象をベースに業務上の判断をしても良いのかと問われると、そこまでの自信はないのだが、やはり奥様の印象が経営者である旦那様への信頼度をある程度左右することはあるだろう。


2005年05月29日(日) 熱いオシボリの出てくる喫茶店にて

数え切れないくらい幾人もの客が使い込んでテーブルの縁(ふち)も磨り減って丸くなった喫茶店で、タオル地の熱いオシボリを顔いっぱいに当てて息をついた瞬間に、昔はいつもこうだったなあと思い出した。喫茶店でタオルのお絞りを使ったなんてどれくらいぶりだろう。

大部長の上司と同僚の3人で、昼休みの食事の後、本当に久しぶりで昔ながらの喫茶店に入った。コーヒーが4百円くらいだったが、以前はこれが普通で、一時間と定められている昼休みも自分で平気で1時間半にしたりしたものだ。時代がのんびりしていたのか、やることをやって結果さえ出せば、あまり細かいことは言われず、自分たちの業務内容がそれだけ付加価値の高い仕事なのだと大きな勘違いをしていた。

あたかも熾烈な競争をやっているかのように見えながら、実は人為的な規制に守られ、新規参入はとても困難だったし、どんなに一生懸命頑張っても会社ごとのヒエラルキーの中で順位を上げるのは途方もなく難しかった。その意味では、当時から批判的に見ていた規制当局と五十歩百歩の世界に生きていたことに、今では気がついている。

だから、組織にもたれかかることなく、明確な目標を持ち、自分自身の研鑽のために時間とエネルギーとそして自腹を切った大きな出費さえ厭わない若い人を見ると、本当にまぶしい。

大抵のことは大目に見てくれるおおらかな上司に、新しい携帯のカメラで撮った秘密(?)の写真を見せて自慢したり、先日行ってきた気仙沼でふかひれラーメンを食べ損ねた話など何気ない会話を楽しんだだけであったが、いつもこんなゆったりした昼休みだったらいいなと思った。


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