ミドルエイジのビジネスマン
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2004年01月12日(月) |
ラストサムライ そして ミスティック リバー |
新年の抱負のとおり、正月休みと3連休で映画のレイトショーに行った。
ラストサムライは普段映画の話をしない人々まで見に行ったらしく、仕事始めに会社で2度もこの映画の話題になった。トム・クルーズがどうして日本に来ることになったかという導入部分だけのためにサンフランシスコのセットを作り、また、明治初期の東京の情景も斯くやと思わせるセットに熱意の高さと考証の確かさを感じた。日本人を黄色いサルではなく、むしろ、精神性の高い人々として描いてくれたエドワード・ズウィック監督やトム・クルーズを日本国政府は表彰すべきであろう。個人的には、当時発明された機関銃、ガトリング銃の威力に腰を抜かした。多くの人々が厳粛な気持ちで参加している成人式を目立ちたい一心でぶち壊してしまう新成人と言うより暴走族のアンちゃん達に見せてやりたい映画だ。
ミスティック リバー、大都会の下町に住む少年たちに何が起こり、それぞれ子供を持つ年齢になってからどんなことが起きたかは、映画を見てもらうこととして、アメリカの普通の人々の暮らしにリアリティがあって良かった。「もう一つのスタンド バイ ミィ」というキャッチコピーがあったようだが、少年時代の絆が描き込まれていないので、それはどうかなと思った。この映画はスクリーンの大きさが決め手になることはないので、DVD化されたときにレンタルして、一人で見てもいいかもしれない。
2004年01月01日(木) |
昨年の続きでうまく行くか |
新年の穏やかな幕開けだ。仕事の上ではまた忙しくなるだろうが、意識して一週間に一回は早めに会社を退けて見聞を広めたり(誰かと飲みに行く?)体力を養ったり(スポーツジム?)、教養を高めたり(映画のレイトショー?)したい。
今年はどんな年になるのだろうか、予想は困難だ。昨年は、様々な事がきちんと整理されるだろうと予想し、大体方向性としてはそのとおりだったと思う。最も象徴的だったのは「りそな」の公的資金注入だった。明確な方向性が打ち出されたことにより、それまでの漠然とした不安感が払拭され、むしろ安堵に変わり、その後は安心感に支えられて景気の好循環に繋がった。もともと、企業業績は好転していたのだが、個人にはなかなか実感が伝わらなかったのだった。
今年は去年の方向性が続くと予想されるが、昨年採った政策や施策がいつまでうまく持つかが注目されることとなろう。一般には、もはや今の経済情勢や社会環境を所与のものとして受け容れるしかないという考え方が、ようやく浸透してきたようだ。フリーターの息子や娘の生活を親父が支え、青いテント暮らしのホームレスがいる一方で、若者がベンチャー企業を夢見る。犯罪は都心部だけでなく、田園地帯でさえ安心できない。これでも、世界的に見ればマシな方なのだ、この中から立ち上がっていかなければならないのだと多くの人が思い始めている。ガンバレ、日本。
今年一年を振り返ると、仕事量としては大変な量で、忙し過ぎた一年だった。夏くらいまではまだ余裕があったが、後半はバテバテであった。質的に見ると、どうなのだろうか。もちろん手抜きはしていないが、何が起きても結果を問われる。常に謙虚に、自分たちのやった仕事のプロセスを見つめていかなければならない。
プライベートでは、長男が中学生になって部活を始めたせいか、家族単位でのイベントの楽しみは回数も減ったし、行事の繰り返しの中で喜びのレベルもそれほどではなくなってきたような気がする。家族の喜びの総和を最大化することは仕事で成果を上げるより難しいかもしれない。それは、来年の課題ということで。
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