台所のすみっちょ...風子

 

 

小麦粉 - 2003年10月14日(火)


私は幼い頃からベビースターラーメンが大好きである。

換気扇の下、私は今日もベビースターラーメンを食べる。

「ラーメンおつまみ・ピリカラ塩麺」という、

ちょっと前に出た新商品のやつ。

小魚とアーモンド入りで、体にも良さそうだ。


私はベビースターラーメンを食べる。

ボリボリ・・・ボリボリ・・ひたすら食べ続ける。

すると旦那が私に言う。

「おまえ、小麦粉良く食うなぁ〜」



ちょっぴり・・悲しくなった。


おしまい。


...

カボス - 2003年10月12日(日)

同僚のSさんが、

「ね〜、旦那の田舎からカボスを送って来たんだけど、
 たくさんすぎるから、もらってくれない?」

と言うので、カボスってどんなのだっけ?と、

青蜜柑とかすだちを代わる代わる頭に巡らせながら、

とにかく、もらえるものはもらっておこうと

ありがたく頂戴することにした。

「じゃあ、明日もって来るね!」と彼女。

だが、その数分後、私の手元には早くもカボスがあった。

迎えに来た旦那さんが気をきかせて持って来てくれたのだ。

「もっと欲しいんだったら、今度また持ってくるよ」

Sさんがウフっと笑う。


彼女の笑みはいつも柔らかい。

白い肌と可愛らしい顔が笑顔をとても優しく見せる。

例えていうなら、私の笑顔が「魔女のたくらみの笑み」であるなら、

彼女のそれは「小人と話す白雪姫の微笑み」そのもの。


「へ〜、これがカボス」とか「どんな時に使うのか?」

などと思いながら、マジマジと眺める。

カボスは私が思ったよりもずっと大きくて、鮮やかな

グリーンと黄緑。

お日様をたくさんあびたような感じでみずみずしい。


今頃の季節に出回るというカボス。

ふと、旬の香りを嗅いで見たいと思った。

手に取りゆっくりと鼻を近づける。

すると

ふわりと青々しいすっぱい香りが・・・

しなかった。

(あれれ?)

そう、何の臭いもしなかった。

強いて言えば、袋のビニールの臭い。

鼻からカボスをゆっくりと離しながら、Sさんの方を見た。

彼女は柔らかく微笑んでいた。

「どう?いい香りでしょ?」といったような顔つきで。

困った。

本当はそこで

「わ〜、いい臭い・・」と感嘆の声を上げるハズだった。

で、私は咄嗟に言った。そのカボスを撫でながら。


「ま、丸いね」と。


おしまい。


...

分かるということ。 - 2003年10月10日(金)


実は先週、突然目が腫れた。

決して自慢できるような大きさの目ではないが、

その腫れ具合は常識を超えていて、

普段、メザシぐらいの目がシラスぐらいになっていた。

おまけに、鼻すじに沿うように瞼の端に発疹まであった。

そう、歌舞伎役者の隈取りのように。


信じられないほど変わった鏡の中の顔。

「あなた誰ですか?」と思わず言いそうになったぐらいだ。

仕方がないので腫れて2日め、松戸に行ったついでに

友人M子お勧めの眼科に行き、貰った薬をぬりぬりしたら、

腫れは3日ぐらいで引いたのだが、原因がいまだ分からない。

いったいなんだったのか?


で、今、風呂に入ろうと下着を脱衣所に持っていき、

その拍子に鏡をチラリと見たら、

今度は口が裂けていた・・・

ような気がして、もう一度よく見たら

それは、口角から頬にかけて一直線にあんこがついていたため、と分かった。

さっき食べた大判焼きの仕業であった。

ホッとした。


原因がわかるということは、やはり良いことだと思った。


おしまい。



...




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