新色 - 2003年09月09日(火) 今日、お馴染みの友人M子と合う。 昼をカフェ風ランチで済ませ、伊○丹へと向かった。 一階の化粧品売り場を”冷やかし通行人A”となって 歩いていると、ふとアイシャドーが目に止まった。 この秋の新色らしい。 「おつけになりますかぁ〜?」の明るい店員の声に 促され早速つけていただく。 アイシャドーは4色でワンセット。 ブラウン系のグラデーションだ。 「まずぅ〜全体に〜」と言いながら、 店員が私のまぶたに薄いクリーム茶をのばし、アイホールに一段濃い茶を 「こうして〜こうして〜」と、少し円を描くような指使いで乗せてゆく。 そして、ググッと綿棒に取ったもの凄く濃いカーキーを、 目頭から目尻に向かって一気に線を引くようにつけた。 で、「ホ〜ラ!こんな感じ!」 と見せられた鏡には、今まで見たことの無いほどの目力を持った私。 その瞳で誰かを見つめれば、二、三人は倒せそう・・といった感じである。 そして、下まぶたに濃い赤茶をアイライン代わりに引いて、アイメーク完成。 目が決まったところで、口紅もつけていただく。 これも新色だという濃いベージュ形の口紅で、 店員が私の唇を塗ってゆく。 「さあ、どうでしょう!」 自信満々の店員に見せられた鏡の中。 そこに秋の新色で彩られた私の顔があった。 ダークな色で縁取られすぎたゾンビ調の目元。 口角を何故かキュンと上げて描かれた唇。 そこに、真ん中分けのストレートがあいまって・・ それはまるで・・・ アダムスファミリーの・・お母さん・・・ デデデデン・・・。 おしまい。 ... 一つの時代 - 2003年09月07日(日) 深夜、一人テレビを見ていたら 思い出の青春ソング集「君の詩」という 4枚組みのCDセットの通販をやっていて、 若い時が本当にあったのか?と聞きたくなるような オヤジが、懐かし顔で 「いいですね〜、これ〜」などと若かりし頃の 自分に思いを馳せている様子を目にしながら、 「ふ〜ん・・そんなもんか・・・」とサラリと流してみた私だったが、 続けて見ているうち、 そのCD集の中に、自分が一番華やかだった頃、 そう、二十歳ぐらいの時の曲までもが 収録されているのを発見し・・・ 「もう・・私の時代も終ったのね・・」 と、本当にガックリきた。 おしまい。 ... 無力感 - 2003年09月05日(金) 5才下のうちの旦那は、まだまだ自分が若いと思っているのか、 体調が悪くても、なかなかそのことを認めようとしない。 で、ここんとこ連夜の残業続きの彼。 日に日に弱ってゆくようだ。 で、昨日は特に顔色が悪かった。 見かねた私、 「ね〜顔が青白いよ」と指摘すると、 案の定彼の口から出た言葉は 「日焼けが落ちた。今年は冷夏だったから」 などという、すっとぼけたもの。 体が悲鳴を上げていることを、 なんとか分かってもらいたいと思い、 「違う!それは疲れだよ!」とか 「あなたに今必要なのは休養だ!」とか、 機関銃のように言ってみたのだが、 彼の顔は聞いてか聞かずか・・の表情。 仕方ないので、語気を強めてさらに 「顔にツヤもないもん!」と叱咤したら、 それが彼の心のヒダに触れたようで、 私のお小言をぼんやり聞いていた彼の顔が急に変わり、 突然何か思いついたたように、 「そっかぁ〜〜!化粧水だ!俺に足りないのは潤いだ!」 と、急に洗面所のあったビオレの「うるおい弱酸水」を 持ってきて、数滴を手の平に垂らし、パタパタやり始めるさま。 それを見た時、私のもっともな忠告など、 彼にはまったく意味のない、、 そう、まるでなにげなくほじった鼻くそとか、 うっかりしてしまったオナラのようなものなんだ・・と悟り、 自分の力の無さにうな垂れる私であった。 誰かなんとか言ってやってください。 おしまい。 ...
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