台所のすみっちょ...風子

 

 

街。 - 2003年05月30日(金)

午後3時。


都会の片隅のコーヒーショップ。


街に不思議なほどしっくり馴染んでいる私がいた。


先日、銀座に於いて、


自分が女とも思えない、ムッシュかまやつ、または中村雅俊とソックリである


ということを気づかされたばかりだというのに、


今日もまた、同じ髪型・・・変わらない出で立ち・・・。



けれども、あの時のように、街は私を拒絶したりはしない。


そう、ここは・・・。


東京都千代田区秋葉原。


ちょっと怪しげ、オタクな街。




おしまい。


...

溝 - 2003年05月29日(木)


昨夜、モソモソと布団にもぐりこまんとしている旦那に、

「明日は何時に起きるの〜?」と、

妻らしい可愛さを柔らかい笑みに変えて聞いてみたところ、

「エッ?それがどうしたの?」という答え。

「エッ?どうしたの?って、別に・・いや・・何時に起きるのかな?って思って」

「それが、おまえに何か関係があるのかよ〜?」

「いや・・そのぉ〜」

「俺が7時半に起きますって言ったって、
 おまえは起きて朝ご飯作ってくれるわけじゃねぇんだろ〜」

「う、、、うん、、でも、、、」

「じゃあ、、いいじゃん」



ごもっともさま。

大当たり。

確かに私は起きない。


だが、この時、旦那から吐かれた言葉の数々は、結婚当初から彼が言っていた、

「俺は朝、すぐには食べられないたちだから、朝ご飯いらないし、
 起きなくてもいいよ。」

などという優しい言葉が、実は「嘘だった」ことを現しているのではないか。


こりゃ、ビックリ。

彼が「朝ご飯を食べたがっている」とは。


結婚して丸8年になる。

一緒になってからというもの、私達は常にお互いを理解しようと、

何かと換気扇の下で大いに夫婦間の問題等を論じてきたつもりであったのに。


2人で過ごしてきた年月は、私が意識していたもの

より、ずっとずっと長い時間だったのかもしれない。



だって、知らず知らずに彼と私の間に溝・・・。


しかも、それが私にとってもっとも苦手な「朝起きる」ということを


もってしか、埋められない溝だなんて・・・・・。


となると・・・・・・・・・・・



埋められなくても致し方ない。



おしまい。


...

老い。 - 2003年05月28日(水)

今週日曜日、

バイト先であるインターネットスポットで

「いや〜、、今日はお姉さんが早番の日かな〜と思って、一番に来たよ〜」

と43才の男性に言われ、

「エ〜、うれしいですぅ〜、まだ早いんだけど、入っていいですよ〜」と、

客を入れるのは1時なのに、その10分前にはもう席に座らせて

しまったり、

月曜日、マンションのエレベーターで乗り合わせた4才ぐらい

の子供とその母親の会話である

「○○ちゃん17階押してくださ〜い」
「いやだ〜、、お姉さんが降りてから押すのぉ〜。」

というのを聞くやいなや

「ま〜、ボク可愛いね〜、いくつ?」と、デレデレ話しかけて

しまったりと、

最近、「お姉さん」と呼ばれることに対して、

いちいち有頂天になってしまっている私は、

もはや、「社交辞令」と「真実」を見分けることもできなくなって

しまったすっかりおばさんな女。


おしまい。


...




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