デコラのひとりごと。
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2004年04月10日(土) きぶんてんかん。

今日は義母と義妹と私の女3人で
義母の実家の墓参りに行ってきた。
車で2〜3時間。ちょっとしたドライブ。
お天気がよくて気持ちよかった。
久しぶりに海の風景も見れてよかった。

道中、彼の幼い頃の話をきいた。
歳の離れた義妹を可愛がっていた話とか。
(今は漫才みたいな喧嘩ばかりしている兄妹だけど)
なんだか微笑ましくって可笑しい。
私の知らない彼の話をきくのは
なかなか面白い。
帰ったら、それをネタにイジめてやろうか(笑)

帰り道、ちょっとだけ車の運転をさせてもらった。
こわい、こわい。
やっぱり私にはかなりの練習が必要みたい。
義妹は助手席で大笑いしてたけど。
(義母は後ろでだんだん無口になりました。笑)

そんなこんなで気分転換した一日でした。





2004年04月08日(木) 前向きさを取り戻せ。

ひとりになりたいって思う。
でも、私が私らしくいられるような
友達が欲しいとも思う。
矛盾してるけど。

昔はいくらでも前向きになれた。
過去の日記を読んでいてもそう思う。
いつから私はこんなに弱くなったのかな。
昨年の今頃に心の弱った人を励ますために
発した自分の言葉を思い出した。
まるで別人のように今は後ろ向きな人間だ。
昔はどうしてあんなふうに考えることが
できたんだろう。

たぶん答えは簡単だ。
まわりの人のことが大好きで
まわりの人も私のことを好きでいてくれたから。
だから私は私でいられた。

それでも今日はだいぶ元気だ。
早く以前の私に戻れるといい。


前の会社の友人であり上司でもある人から
メールがきた。
4月から、彼女は東京へ行く。
会社を辞めて、新しい道をゆくのだ。
いつも私に前向きさを分けてくれた人。
彼女に誘われて、前の会社に入った。
最初は会社にも仕事にも馴染めなかった私。
彼女はこんなことを言った。
「誘ったことには責任を持たないよ。
 私はきっかけを与えただけ。
 この会社で楽しいのも楽しくないのも
 あとはこれからのあんた次第」
つめたくも感じる言葉だけれど、
まったくそのとおりだと思った。
結果的に、私はその会社で働くことを
誇りに思うようになり仕事も人間も愛した。
本当に辞めたくなかった。
「あとはこれからのあんた次第」
今の私にも、あてはまる言葉だね。
いつかきっと「これでよかった」と思えるように。
頑張らなくては。
このままでは彼女に顔向けができないよ。

彼女が東京へ行ってしまうのはとても淋しい。
でも、頑張ってほしい。本当に!
いつまでも、カッコイイ女でいてね、Hさん!





2004年04月07日(水) 籠の鳥。

今日は朝から体調が悪くて。
気持ちも不安定で。
お仕事を休ませてもらった。
とはいっても、たいしたことはなく。
福岡にいた頃ならきっとこの程度で
休んだりはしなかっただろうと思う。
これはもしかしたら「さぼり」という
やつなのかもしれない。

母から手紙が届いて。
「元気な声を聞くとホッとする」
と書いてあったのに
電話口で泣いてしまった。
だんなは優しくてみんなも優しくて
仕事もそんなにきつくないし大丈夫だよ。
でもなんか、でもなんか、
とってもツラくなるときがあるんだよ。
なんでかなぁ。なんでだろう。
そんな話を聞いてもらって。
たくさん励ましてもらった。
心配かけてごめんね、お母さん。

午前中はよく晴れていたのに
午後からは曇り空。
ベランダに座り込んで
ワイヤープランツが風に揺れるのを
ぼんやりと見ていてふと、
私はきっとひとりになりたいんだ
ということに気がついた。
別れたいとかそういう意味ではなくて。
ただ、ひとりの時間がほしくて。
今はなんとなく、籠の鳥のような気分で。
毎日、息が詰まりそうで。苦しくて。
たぶん、自由になりたいんだ。

でも、私を籠に閉じ込めているのは
他の誰でもなく自分自身。
そのことにもちゃんと気がついている。






2004年04月06日(火) 木に登る子供。

仕事から帰ってきて自転車置き場に
チャリをすべりこませると
団地の中庭で木に登る子供を見つけた。
高さ3mもないくらいの低くて細い木。
「あぶないよ〜」と声をかけてみたけれど
子供は「うん」と頷いてそれでもやっぱり登り続ける。
しばらく見ていると、木の真ん中くらいの枝分かれする位置に
彼はお尻を落ち着かせて、遠くを眺めるような顔をした。
あんな低い場所から眺めても、なんにも見えないだろうに。
それでもきっと、いつもと違った風景が彼の目には映るんだろうな。
なんとなくそう思って、微笑んでしまった。
彼はもう一度、私をみて照れくさそうな顔をした。
落ちないように気をつけなよ〜、
そう言って私は団地の階段をのぼった。
いつかきっと、大きな木に登れるといいね。
そんなことを思いながら。





2004年04月04日(日) しあわせの花。

月に2回の貴重な休日。
今日は午前中のいろんな雑事を済ませて
午後からダンナとふたりで隣り町までお買い物。
ちょっとドライブ気分なり。

町のあちらこちらに桜が咲いているのを見て
「このへんって桜の木がたくさんあるよね」と言ったら
「そう?どこでもそうだよ。見てなかっただけじゃない?」
と言われた。そうかなぁ?見てたつもりだけど。
でも、もう何年も春のこの時期に故郷には帰ってないから。
もしかしたらそうなのかも知れないとも思う。

あぁそういえば、福岡の山王公園の桜も今頃は満開だろうな。
今時期は毎朝、桜の花弁の降りしきる中を通勤してたっけ。
ふいに福岡が、前の会社が恋しくなった。
でも、会社で仲良しだった人はみんな辞めてしまったと聞いている。
もしももう一度あの場所に帰れたとしても、
もう私が大好きだったあの空間ではないのだろう。
今はもう、みんなそれぞれの道を歩き始めている。
同じ場所には帰れない。
なんだか卒業した後の学校みたいだと思った。

しばらく行くと、お茶畑の広がる中を通る道に出た。
私はこの風景が大好きだ。
向こうのほうまで何本もポツリポツリと立っている風力発電のプロペラが
風にパタパタとまわっている様子が何故だかとても気に入っている。
いつかこの風景を写真に撮りたいな、と思う。
黙り込んだ私をみてダンナが笑った。
「おまえ、このへん好きやね〜」
そうして、冬の寒い朝にここを通ると
スプリングラーがまく水がぱぁっと凍ってゆくんだよ、
という話をしてくれた。
なんだか想像もつかないような話だけど、
いつか見てみたいような気もする。
(でも、寒いのはイヤだ)

サティをぶらっとしてパフェを食べていたら
あっというまに夕方。
帰り道、暮れてゆく空を見ていたら、
なんだか悲しくなってしまった。
明日は月曜。また始まってしまう。
こんな日々がどこまで続くのだろうか、と思ったら
気が遠くなる思いがしてなんだか泣けてきた。
最近、私が私じゃないみたいだよ、
そう言って泣きじゃくる私に困り果てたダンナ様。
連れて行ってくれたのは、ホームセンター(笑)
春の花がたくさん売ってある。
「好きな花を好きなだけ買っていいよ」
・・・なんだかんだ言って、優しい彼なのです。
いつも困らせてごめんね、と思う。

そうして、たくさんの
花と葉っぱと土と石を買って
彼と私の家へ帰ったのでありました。

明日の朝には花を植えよう。
そしたらきっと、楽しくなるね(^−^)





2004年04月03日(土) お疲れ気味。

今日、普通にお仕事してたのですが、
夕方頃にとつぜん、ものすごーく「疲れ」が襲ってきました。
それは多分、体力的なものでなく精神的なもので。
うわぁと泣き出して逃げ出したくなってしまいました。
その発作をぐぐっと我慢してるとこにお義母さん。
「抹茶ケーキがあるんだけど」

・・・・・。
食べ終わったら、あら不思議。
なんだか元気になってました。
その単純さに我ながら呆れてしまった夕暮れ。

しかし、自営業はツライのであった。
つづく。





2004年04月02日(金) 春爛漫。

今日、近くの小学校に行く機会があって。
校門をくぐって、ぱぁっと嬉しい気持ちになった。
校内は色とりどりの花でいっぱい。
あぁ〜春なんだなぁ〜。
と、全身で感じた瞬間でした。
校庭には3本の大きな桜の木。
将来、自分の子供もこの小学校に通うことになるんだなぁと
思ったらすっかり嬉しくなってしまった。

午後からは、パスポートの手続きのため
(5月に新婚旅行なのだ)ダンナ様とちょっと遠出。
お天気も良いし眺めも良いし、ちょっとしたドライブ気分。
思えば、私のこれまでの行動範囲は
団地と彼の実家とスーパーの三角地点だけだもんな。あぁ、解放感!
あちらこちらに桜の花が咲いていて、
ダンナとふたりでゴキゲン&ハイテンション。
帰り道、新しいCDを買って2人で歌いながら帰ってきた。

でも、時々ふと思う。
私が私でいられるのは、ダンナの前でだけなんだよね。
私って、こんなに無口だったっけ?
私って、こんなに言いたいこと言えない人だったっけ?
私って、こんなに気が小さかったっけ?
前の環境では「私全開」だったぶん、なんだか落ち込むこともある。
福岡での私は、とてもおしゃべりでいつも大きな声で笑ってた。
それがきっと「私」なんだけど。なんだか忘れてしまいそうだ。





decora