デコラのひとりごと。
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昨夜から、急に寒くなったと思う。
窓をあけると、つめたい空気がスーッと入ってきて 部屋のなかが洗われたような気分になる。 それで、寒いのを我慢してベランダで煙草を吸った。 ふと見上げた空があんまりにもきれいな青で、 大きな雲とのコントラストがすごくいい感じだったので 写真を撮りたいなと思った。 けれど、すぐに風に流れて形が変わってしまった。
今年は比較的、薄着で過ごしてきたけれど そろそろセーターを出さなくては。 そう思って服の整理をはじめた。 窓をあけっぱなしにしてたので、すっかり凍えてしまった。
寒くなると、動けなくなる。 用事があるのに、外に出る気になれなくて。 それでも夕方暗くなってから、ようやく出掛けた。 自転車で20分位のとこに行って戻るだけの用事だったのだけど。 私が持ってる一番の防寒服を着ても丁度良いくらいの寒さだった。 失敗したのは、手袋をしなかったこと。すっかり手がかじかんだ。
でも、つめたい空気は気持ちいい。 寒いのは大嫌いだけど。 ちょっとだけなら、気持ちいい。
明日から一泊で小旅行。 ちょっと温泉に入りに行って来ます。 会社の上司&同僚の女4人旅。 ありそでなさそなこの組み合わせ。初です。仲良いんだけどね。 それぞれ多忙な人々なので、都合あわせるの大変だった〜。 この時期、旅館とるのも大変だった。 やっとの思いで決めた旅行だもん。 楽しんでくるぞ〜。
ところで私は、東京ばななが大好きです。 だから、いっつも東京出張に行く人には 「東京ばなな買ってきてね〜!」とおねだりします。 しかし、買ってきてくれたことありません。(高いから) でした!!今までは。
今朝、まだ通勤途中の私にひとつのメールが。 『急いで会社に来てください!隊長が!隊長が!とうとう!』
隊長とは営業の人なのですが、彼がサンプルの帽子をかぶってる姿が あまりにも時代を飛び越えた存在だったので、それ以来 私とKちゃんは彼のことを「隊長!」と呼び、崇め奉っていたのです。 (彼が敬礼をする姿は本当に素敵すぎます) いつものように東京に旅立つ彼。私は敬礼をして彼を見送りました。 「隊長!無事のご帰還をお待ちしてます!東京バナナもお待ちしてます!」 「おう!生きて帰れたらな!いつものように国旗を振って待っててくれ!」 そんなことを言いつつも、どうせまた買ってきてくれないんだろうと 期待もなにもしてなかったんですが。今回の隊長は違った!
会社に着くと、Kちゃんが私を待ち受けてました。 「遅いですよ!見てくださいよ、これ!」 見ると、それは東京ばなな。大好きな東京ばななの黄色い箱。 わーい!わーい!すっごい!うれしい!隊長大好き!マジ惚れた! (↑食べ物に引っかかる安いオンナです) 喜んだ私は隊長が掃除をしてる3階まで走って行きました。 隊長!ありがとう!!しかし満面の笑顔の私に隊長は言いました。 「おまえに買ってきたんじゃないから、おまえは食っちゃダメだ」 またまた。そんなこと言っちゃって。 私がお願いしたから買ってきてくれたくせに!
隊長の言葉はまるで無視の私はゴキゲンで仕事してました。 思えば、隊長が旅立つ前日。 「展示会で使うポスター作って」と頼まれてたのに 「忙しいから無理です」と、冷たく言い放って彼に逆らいまくってた私。 そんな私のお願いを聞いてくれた隊長。 もうあんなことはしません。頼まれた仕事はちゃんとやりますから。 そんな謙虚な気持ちにすらなってました。嗚呼、東京ばなな。
その時、事件は起きました。Kちゃんが私のところに来て言うのです。 「大変ですよ!東京ばなながあと1個しかありませんよ!」 見ると、既に包装紙を破り取られた箱にぽつり。東京ばななが1コ。 なんで?まだ午前中なのに!恐るべし、うちの会社。 もらったお菓子は一瞬でなくなるという伝説すらある会社です。 「ひどい!誰?私の断わりもなく!」(←カンチガイ) ショックで叫ぶ私の手に、Kちゃんは最後のそれをそっと手渡しました。 「いいですよ。あんなに食べたがってたんだから。これ貰ってください。 私、誰にも言いませんよ」 「え?いいの?でも最後なのに」 そう言いつつ、私は最後のそれを自分のロッカーに隠しました。(最低)
あーあ。でも本当はみんなで「美味しいね」って食べたかったのに。 あーあ。ガッカリ。みんなにも食べさせてあげたかった。(←じゃあ、返せ)
しばらくして、Kちゃんが再び私のところにやって来ました。 「ごめんなさい」いきなり謝りました。え?なにが? 「じ、実は・・・」 東京ばなな。本当はまだたくさんありました。 隠してあったのです。それもこれも、隊長の命令で。 「だって、やらないと脱隊だって。脱隊したら射殺だぞって」 つまり、私は騙されてたわけで。 「でも、面白かったです」 ・・・・・Kちゃん?
すべては隊長の策略だったのです。 私はからかわれてたのです。笑われてたのです。 く、悔しい!!! 「人間不信になりそうです」 隊長にそう言うと、彼は 「俺に逆らうと、こうなるんだ!」 そう言って高笑いをしていました。 チ、チクショウ。
でもおかげさまで、ブレイクタイムには みんなで美味しく食べれました。麗しき東京ばなな。むふー。
・・・こんなおバカな会社生活も残りわずか。 なんだかとっても淋しかったり。
今日は、思いがけない贈り物が自宅のほうにも届いていて。 なんだかとっても嬉しかったのでした。
「東京ばなな事件」完。
最悪な気分でとっとと会社を出てきたけれど。 その後に久々の友達と待ち合わせてたので なんだかとっても助かった。 ていうか、楽しかったのです。 買い物して〜。御飯食べて〜。 あっというまにゴキゲンになりました。
しばらく逢わないうちに、 彼女にはいろんなことが起こってました。 ヒトの色恋沙汰は聞いててなかなか楽しい。
話は尽きなくて時間は足りなくて あっというまの出来事でした。
また遊ぼうね!
落ち込んでるとこに さらに突き落とすようなひとことを 言うのがその人であれば 落ち込んでるとこを 気づいてくれて、なにげにやさしく してくれるのもその人だったりして。
プラマイ0で、結局キライになれない。 そんな不思議な存在。
この3年くらい おんなじトコをぐるぐると まわってる気がする。 ちょっとは前進したつもりだったんだけど。 それでもやっぱり、ぐるぐると。 最後まで、ずっとまわりつづけるんだろうな。 私って。
ふとしたことをきっかけに、先週はずっと 疑心暗鬼状態に陥ってしまってたんですが。 (それはもうホントに辛くて仕方がなかった) (なにをしていても、そのことが頭から離れない) 今週に入って、心機一転といった感じ。 すべては私の思い込みだった(ハズ)。 ・・・思い込みって恐いよね?
霧が晴れたような気分。すっきり。 今週もがんばりましょう。
この土日は母と姉が遊びに来てました。 私が独身のときにこちらへ遊びに来るのは きっと最後だということで、 フンパツしてハイアットにお泊まり♪ すっごい優雅だった〜。うっとり。 (疲れてすぐ寝たけど)
土曜はキダムを観に行って、 今日の日曜は映画「阿修羅のごとく」を観ました。 まさに母娘3人で観に行くのにふさわしい映画ってかんじ。 結婚前で不安定なせいでしょうか。 なんてことない場面で泣き、みんなが泣く場面でも泣き。 ・・・なんというか、女って悲しくせつない生き物ですね。 映画の中の誰の気持ちもわかってしまって。 私もこういう女心の解かる年齢になったのだなぁと。 (3年前なら泣かなかったと思う。きっと) 映画のあと、お茶しながら 「お父さんって、浮気したことあったのかなぁ?」という話になる。 母は「知らな〜い。お父さんに聞いて」と笑ってたけど。 実際のとこ、どうなんだろうね。知りたくはないけども。
ところで、母はすごい晴れ女です。 雨の日、室内にいるときは降ってても 外を移動するときは何故かやんでしまったり。 今回もそんな感じで傘を持たずに過ごすことができました。 「お父さんが見守ってくれてるからね」と笑う母を見て、 ・・・お父さん、どうか私のことも見守ってくれ〜。 と雲の晴れ間の青空を見上げて思ってしまったのでありました。
decora
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