いつかプレハブ仕立ての休憩室で、壁にかかった時計を見ながら この瞬間を一生思い出すんだろなぁ と、思ったが じっさいふとした瞬間に思い出す。
時計の針が差していた時間は覚えていない。 季節も思い出せない。
その時の感情だけをたまに思い出す。
まだ、道半ばだけど随分遠くまで来たよ。 過去の自分に伝えたい。 想像付かなかった所まで来たよ。 多分、想定外だろうけど 意外と悪くない道だったよ。
君の命日を思い出す。
アドレス帳の君のページを開く。 君のSNSのページにアクセスする。 心の中の君の笑顔を思い出す。
眩しく、白く、はにかむ。
君が存在しない事が寂しいよ。 君を止めなかったあの時の自分を悔やむよ。
たまに君を思い出すよ。 笑顔の君を思い出す。
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