モニターをぼんやり見つめ 酒を飲みながら 煙草を燻らせながら 物思いにふける
いや頭は空っぽだ 何も考えてはいない
無感動に物憂げに ただぼんやりと
不可知で繋げたメッセンジャーだけが たまにだれかがサインインした事を告げる
誰に話しかけることもないが 多分俺は話しかけられるのを待っているんだろうな こっそりと
人と話すのが億劫なくせに 話しかけられるのを待ってる
遠くを走る車の音と ハードディスクの静かな回転音だけが聞こえる
部屋の電気とTVのスイッチをオフにするように この俺の世界もオフに
落ち続ける砂 息継ぎを忘れたラジオ 溝の狂ったレコード 徹夜明けの眼 焼き付くモニター 隣室に感じる気配 触れ合えぬ心 藻の浮かぶプール
何かが違う? 違うな
吐きたい言葉はこんなものじゃない
何か会話から思ったことがあったんだ
なんでだろうな 君の彼氏は多分俺と一緒だ
あの時気づけなかった俺 今気づいてない彼
上記に何の意味がある?
おかしい のか? 感覚が
どうなる?
「わからない」という言葉に飽きた
何かがおかしい
何だこれ? 何なんだここは?
夢じゃないのに ものすごく夢のような感覚
不安と言って良いものかどうか
変な感情がある 感情でも無いのかもしれない
何か変なモノがある
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