日の沈んだのちの寒気 夜の静けさ 欲するも浸れぬ眠り
過去よりの調べ 巡る感情 蘇らぬ写真 リアルな心証
人工の灯に染まる生活 青ざめる肌 衰える視力 衰える思考 能率の増すルーチン
効率を求め 人を捨てる
甘えはマイナスに繋がり 数字という結果は心身を 鋭利な鍛え上げた刃物に 美しさに目を奪われるが 血は通わず
精神的だけな疲れは かえって目を冴えわたらす 眠りを眠りを 夢を夢を
体力的疲労を他に求める
時計の音だけを認識する
血と煙と汗の臭いが蘇るような本に浸る
それもまた一つの夢さね
前日眠れなかったせいか 仕事が終わり、帰途に着くと嘔吐感に包まれる
家に帰りデンドルミン一錠と軽い食事を摂る すでに体と心の制動は奪われつつあるが 片付け途中に見付け今日読み終わった 戦闘妖精 雪風(著 神林長平)の続編 グッドラック戦闘妖精雪風を探すが見付からない 諦めまだ未読の本 アフリカン・ゲーム・カートリッジズ(著 深見 真)を見付ける これを閉じつつある眼で読み続けながら眠る事にする
頭が重い 体が溶け冷めつつある鉛のようだ じきに意識も
世界よ おやすみ
壊れる前に修復させてくれ せめて心だけでも
朝
まだ眠い 寝起きは憂鬱
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