砂は音もたてずゆっくり積もり 月は航路を迷い無く進む 炎のダンスが心を和ませる
ひとり横になり意味も無く手を見つめる
片目を閉じ蛍光灯にかざす 視界への刺激がなくなり 眠気に襲われ しばし睡眠への欲求を味わう
トラックを走り終えたレンズはいつの間にか止まり 通電している機械の鼓動のみを伝える
久しく味わう甘美で怠惰な時間
空調が効いた部屋に一人 人工のぬくもりが僕を包む
そのまま ただ時間に身を任せる
目じりが不思議と濡れる 心がどう動いても 涙の味は不変だな
追記
少しだけど笑顔を浮かべられる日記を読めた 感謝
言葉が溢れる 流れてる曲の歌詞を認識できず 作業が手に付かない
手が汗ばむ 頭に何かが住み着く
閉じない口 乾く舌の根
思考が 思考とすら概念がなくなる
嗚咽ではなく叫びが 感情ではなく衝動が
支配される
問答すらできぬ
震える手でCDを漁る
意味はいらない ただ、狂気を求める
頼む 消せるなら この心消してくれ
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