家に母親と二人 自分と同じ背丈もあるほどの スピーカーから流れる曲は 掃除機が出す音に負けないほど唸り 英語と言う言葉すら知らなかったが 僕の心の底に記憶された
あの時 僕は無邪気で無垢だった
KEEP ON LOVING YOU REO SPEEDWAGON
ただひたすらなる眠りが体を包む 体は重く頭痛にさいなまれるが 思考を中断できる為なら それすらいとわない
視界を塞ぎ闇を見つめ 情報を遮断する事により 深遠なる親友 生涯連れ添う事になる 夢のお出迎え
感情をフラットラインに 心惑わすことなく 人煩わすことなく 眠りつづけよう
出会いを捨て 関係を捨て 絆を捨て
そして自分を
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