昨年末に兄が危篤状態に陥って、何度検査しても原因不明だったのですが、その原因がわかったと、今ごろになって病院が言って来ました。
「骨折してました」
……骨折を5カ月近くも放置ってことかい!! なぜわかったかと言えば、年に一回の治療方針面談のために、以前骨折した大腿部のレントゲンを撮ったら、反対側の骨が折れてた、という……。 なんというか…もう…言葉もありません。 前の骨折も病院内で起きて、「最近立たなくなった」のがおかしいからと、レントゲン撮って発覚したのに、なんで今回それを疑わなかったのか。 最近座らなくなったのは、具合が悪くなったからだと思われていて、実は痛くて座れなかったことが5カ月も経ってからわかられて、今度は座るどころか寝返り打つこともできなくなりそうで…(現状できてない) 血液検査でどこかで炎症が起きているってわかったって、そりゃあ、内科でいくら検査したってわかるはずないよ! 「専門外を診てすぐわかる医者はこんな病院には務めていない」って父は達観してるけど、一応国立なんだけどな〜。 時間が経ちすぎたので、結局現状のまま痛みの範囲でリハビリを続けるしかないって言われたって、その「痛みの範囲」を訴えることができないんですけど……。 言葉で伝えられないんだから、もっとちゃんと調べて欲しかったと思いつつ、家族も気づかなかったわけだから……うーんうーん。
気づいてあげられなくてごめんよ兄ちゃん。
2011年05月01日(日) |
『名探偵コナン 沈黙の15分(クオーター)』 |
今回は推理を楽しむのではなくて、コナンくんのボードアクションを楽しむ話です。 平次も、キッド様も、黒の組織も出てこないので、話は少し地味でした。都知事脅迫のときに警視庁の面々は登場しますが、すぐに舞台は東京から白銀の世界へと移行してしまうので、少し残念でした。 あとは毛利探偵の出番が少なかったかな。 とにかくコナンくん大活躍の話でした(笑) 『瞳の中の暗殺者』のときも、アトラクションをボードで渡りまくってましたが、今回はスケートボードだけではなく、スノボー仕様が追加されて、林の中や雪山を滑りまくるスピード感が本当に素晴らしかった。 現実的に観てしまえば、ムリムリムリムリとか思っちゃうんですが、映画なんですから!アニメなんですから!ということで、そのシーンだけで見応えがあってとても楽しかったです。
〜〜ネタばれ多々あり〜〜
今回もつっこみどころは満載で、コナンの映画はそこも楽しいところの一つです(笑)
地下鉄が首都高に乗り上げるほどの大惨事でも、死者なしのあっぱれなコナンくんの活躍! 警視庁の発表で「工藤新一」はNGなのに、「江戸川コナン」は連呼して良いの!? 8年間も意識が戻らず寝た切りだった子が、いきなり外に出たり走ったりしちゃダメでしょう! ボード二人乗りにも関わらず、探偵団の危機にアクセルを踏み込む哀ちゃんがカッコいい。 手帳に挟んであったの新聞記事(強盗事件&ひき逃げ事件)に、白地があるってことは、あえて両面コピーなの!? 幼馴染カップルのメロドラマは大人鑑賞者向けでしょうか(笑)「戻ってくるまで何年でも待ってる」って…故意じゃないんだから、事情聴取で終わりじゃないの?殺意の有無はコナンくんが否定してるし。 ラストの「15分」のシーンはちょっとうるっときました。
今月は今まで読んだようなことのない毛色の変わったものとか、読んでみました。
『燔祭の丘』篠田真由美 建築探偵シリーズの完結編です。過去の伏線を拾いつつ、蒼が京介を過去の事件から救う展開で、『原罪の庭』の立場を逆にしたような話でした。 現在の色々な問題はあっさりまとめだけのような気がして、ちょっと物足りない感が残ります。 それにしても、13才のアレクセイが反則で、とんでもない落とし穴があってびっくりしました。 神代先生とモイラの報われなさは、適量加減で良かったかも。深春と綾乃の決着がつきそうなのが一番すっきりして良かった(苦笑)
『ゴーストハント旧校舎怪談』小野不由美 文庫を改訂して単行本化したんですが、麻衣が「普通の女の子」から「威勢の良い女の子」に変貌していて…麻衣の一人称で進むので、旧作を読んでるとちょっと違和感があります。 綾子が麻衣をかばうシーンがちょっとほろりときます。 『伏』桜庭一樹 「伏」と呼ばれる人外をめぐるお話です。馬琴が八犬伝を執筆中の時代もので、元ネタ知ってると、さらに楽しいと思います。私の場合は角川映画程度のうろ覚え; 道雪と浜路の兄妹が、ほとんど夫婦漫才になってて可愛いです。狩られる伏はふてぶてしくて、悲壮感がないのに、発端の過去話は重くて読み応えありました。
『桜庭一樹−物語る少女と野獣−』 特集雑誌が図書館にあったので。↓の2冊はここに載ってたお勧め本。他にもタイトルで選んで色々読んでみようと思います。
『ずっとお城で暮らしてる』シャーリイ・ジャクスン 幽霊屋敷誕生秘話…という話でした。姉を思う妹と妹を思う姉の話。常にどんより。 『クールキャンディー』若竹七海 一度読んだ話ですが、「兄と妹の話で、ラストがすごく好きだった」ということしか覚えていなかったので(私の記憶力ってそんなもん)、二度目でも楽しめました。 やっぱりラスト5頁くらいがもう大好きです。この兄妹は、きっと今後もこんなことが起こるような気がします。…こんな兄が欲しい。
2月からさぼっているので、また四半記になってしまってます。 記憶が残っているものは、ところどころ埋めていく予定ですが、タイトルだけになるのもあるかも。 毎日日記書ける人って、本当に尊敬します。
3月もわりと少なめです。朝も帰りも電車の中で寝てしまいます。 予約可能件数がいっぱいになってしまったので、予約待ち状態が続いたせいもあるかも。
『インシテミル』米澤穂信 時給11万2000円のバイトに集まった人間が、より多くの報酬を得るために殺人を犯していく話。読んだ時には映画が公開してたので、若手はそのキャストで変換して読めました。結城視点のせいか、須和名の行動が気になって仕方なく、ラストでああ〜となります。 数字が苦手な私には、報酬設定が複雑で覚えきれなかった。
『屍鬼』小野不由美 アニメを観たらまた読みたくなりました。アニメ(漫画)とは展開が違うんですよね。本の方が救いがない。本当にまったくない。村人のその後の人生に触れてるあたりもちょっと辛い。 徹と夏野の葛藤が、何度読んでも一番ドキドキします。後半で屍鬼化した律子の割り切り方も好き。 『マリアビートル』伊坂幸太郎 檸檬と蜜柑のやりとりが可愛くて、トーマスを観たくなってしまいました。王子が怖いです。最初から最後にどうなったのかまで、全部怖い…。 老夫婦が、とても良い味で、この家族はこれからも大丈夫だと思えます。 七尾は鈴木先生に癒してもらうと良いよ。 暗殺屋の言った「あんたのお気に入りは死ぬ」というセリフが、いつまでも印象に残ってます。
『プラチナデータ』東野圭吾 DNA検索システムの構築をテーマにした話。初めはちょっと退屈でしたが(システムの説明とか;)、二重人格、数学の天才、謎の美少女と、登場人物設定の幅が広がるにつれ面白くなって行きました。
『白銀ジャック』東野圭吾 スキー場に爆弾が仕掛けられる脅迫話。斜面での犯人との攻防が面白かったです。オチもとてもすっきりしていて、映画とかに向いてそう。ボード組が好きです。
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