翠の日記

2004年06月17日(木) 久しぶりの食堂

 久しぶりに会社の食堂で昼食を食べると、お味噌汁のありがたみを実感します。
 いくら暑い季節といっても、やはり温かい汁物があると違うんですよね。たぶん塩分のせいだと思うのですが、とたんに食欲が増すという…。
 講習初日に何を食べようか悩んで、コンビニのお弁当コーナーを覗いたら、とたんに食欲が失せていきました。何を見ても食べる気が起きないんです。かといって、他の場所にまた行くのも面倒なので、とりあえず、おにぎりと調理パンにしました。
 ようするに、おかずの原価を考えてしまうんですよね。この量でこの値段は妥当なんだろうか…と。いや、食べ慣れていればそんなこと考えないんでしょうけれど、勝手のわからないものってつい疑りたくありません?
 だから、おにぎりとパンは気にならないんです。
 おにぎりは色々な種類があって、選ぶのが楽しかったです。結局、カリカリ梅のみじん切りとゆかりの混ぜご飯のおにぎりにしたのですが、とっても美味しかったです。
 そして、翌日からはお弁当を持参することにしました。

 お腹が膨れればそれで良いという心境なんですが、それでも、一応健康には気をつけているので、炭水化物、たんぱく質、野菜くらいのバランスは考えます。
 そんなことを考えていたら、ふと高校時代の家庭科を思い出しました。
 1日分の献立を考える授業だったのですが、栄養バランスと、カロリーと、食費を考えたメニューということで、私の出した献立を見て先生は
「バランスもカロリーもぴったりだし、安くできてるけど、まずしい食生活ね」
と、ため息をつかれたのでした。
 あ、やっぱり…とそのとき自分でも自覚はあったんですよね。

 それ以来ちっとも変わっていない自分に、良くも悪くも感心したのでした。



2004年06月16日(水) 小休止

 講習が始まって3日目、今日で一時小休止です。
 できないなりになんとか受講していますが、そのダメっぷりは近年稀にみるほどです。(スキーとどっちがダメだろうってくらいよAちゃん;)

 そんな中、真面目にも質問などしてみたら、「あなたのわからないところがわからない」と言われてしまいました。はい、私にもわかりません; でも、わかるとは言えないのでわからないんですよね。やっぱり。
 今日はさすがに課題を片付けるのに90分もオーバーしてしまい、憔悴して会社に戻れば、すでに部屋には一人しか残っていなくて(当たり前の時間だ)、自宅に戻れば、妹に「それなら予習をすれば」と言われる始末です。
 「予習」なんて、すっかり頭から抜け落ちていた言葉でした。そういう手があったんですよね。(気づけばか;)でも、来週のテキストは来週にならなければ手に入らなかったりして;
 わからないのは仕方ないとして(え、いいのか?)、とりあえずわかっている人が社内にいるので、講習の後にまとめて聞くことにしました。開き直りが肝心です。



2004年06月11日(金) 花菖蒲

 6月になり、ぼちぼちと花を付け始めた庭の花菖蒲は、いつのまにか八部咲きくらいになってしまいました;
 何株もあるわけではないので、限られた見ごろの時季に、張り切って早起きをして写真を撮ろうとしました。
 それなのに、曇天の中だと、どうしても暗くなっちゃうんですよね。夜モードにすると、ピントがかなりボケてしまうので、避けたいし。この3.4日の私の朝の貴重な時間が!(いや、たかが5分程度です。でも貴重ですよね)
 週末も天気がイマイチと聞いて、ちょっとがっかりです。そんなに写真にこだわってるわけではないんですけれどね、やっぱり去年よりも綺麗なものを残しておきたいと思ってしまうんですよね。
 やっぱり綺麗なものって、見ていて飽きないからかな。



2004年06月10日(木) 最近の読書

 友人の日記に心惹かれるタイトルの本(小川洋子の『凍りついた香り』)があったので、その著者の本を黙々と古い作品から読んでいます。

 文庫版の解説を読んで、芥川賞作家ということしか知らなかった私は、『凍りついた香り』を読んだ後、数学を扱った『博士の愛した数式』が気になってしまい、順番を無視して予約したのでした。にもかかわらず、いつまでたっても到着メールが来ないのを不審に思って、図書館サイトで確認したら、予約待ち39番目;
 そのときは「そんなに人気のある人だったのか、ぜんぜん知らなかった」と思ったのですが、後日、最近発表された『ブラフマンの埋葬』を予約しようとして紹介欄を見ると『『博士の愛した数式』で2003年の「本屋大賞」「読売文学賞」をW受賞した」という記事を見つけ、納得しました。思えば、『博士の愛した数式』を予約したときに所蔵10冊というケタ違いの扱いに気をつけてみれば、わかりそうなものだと、自分の足りなさを実感しました。
 でも、さらに打ちのめされたのは、その事実を知った直後、妹と最近の読書の話題になったとき、「えぇ! それを知ってて、小川洋子の本を初めから読み始めたのかと思ってた」と、バカにされたことでしょうか。
 …読書好きな人にとっては当たり前の事実だったようです。
 やっぱり、私の趣味の欄に「読書」と書くのは不適切ですね。でもサイトのプロフィールには、「偏りあり」って書いてあるから、偽りはないですよね。

 『博士〜』はまだまだ30番目なので、もう2週間くらい待ちそうです;

 すりこみというか、どうしてもはじめに読んだ『完璧な病室』が一番強いインパクトを残しているんですよね。
 ”ビーフシチュー”の描写が忘れられません;
 食べるという行為と、閉ざされた空間と、神聖な弟と、孤児施設と…何度となく繰り返しているモチーフが全部詰まっています。
 だから、どの作品も常にどこかで読んだ話という印象を受けるのですが、それは懐かしさを含んでいて、何度読んでもあきない話の類に入るのでした。

 『薬指の標本』とか、同所収の『六角形の小部屋』とか、『密やか結晶』とか、『ホテル・アイリス』とか、閉じられた世界での後ろ向きなハッピーエンド加減がとっても好みの話でした。
 どの主人公も世間で言われるところの、”不”に向かって突き進んでいくんですよね; 

 今まで読んだ中で一番救われなかったのは『ダイブング・プール』の女の子ではないでしょうか。
 『ホテルアイリス』の少女は、他者によって幸福な時間と場所を奪われたけれど、『ダイブング・プール』の女の子は、本人から直接引導を渡されてしまいましたからね。それも、ほんのささやかな、ちょっとした”悪戯心”が、取り返しのつかないことになってしまったのが、読んでいて可哀想でしたね。彼は優しいので、そんなことで女の子を嫌いになったりしないのですが、その悪戯を知られてしまったという事実だけで、女の子を地の底に突き落とすだけの影響力を持っていることに気づいていないんですよね。もしくは、気づいていながら、あえてその悪戯をやめさせるために言ったのかな。
 これだから潔白な人間って…とか、思ってしまいました。あくまでも、悪いのは女の子なのですが、彼女が「自分は許されない(あくまで主観的に)ほど酷いことをしたのだろうか」と思うのも無理はないと思いましたね。

その他の感想をちょこっと…

 『シュガータイム』は、彼からの手紙の内容を、友人に告げたところが一番切なかったですね。
「だから場所には気をつけたの」
 あらかじめ内容の予測される手紙だったから、主人公は一番心がやすまる場所を選んで、そこで手紙を広げた……。その場所も、その理由も、彼とのことも全部知っていてくれる友人の存在に救われます。
 もっとも、主人公には最愛の弟が存在するから、たぶんこの友人がいなくても大丈夫なんでしょうけれど。

 『密やか結晶』は、左足の描写が他の消滅とは比べようもないくらい素晴らしかった。本当に消滅の恐ろしさと、唐突さと、逃れなさが伝わってきました。ここから、ラストも予感できたのですが、ひっかかったのは、主人公はどう考えても、小説を完成させることはできなかったのではないかということ。あれを完成させたのは、消滅を逃れることのできた編集者ではないのかしら? そう思えてなりません。

 『凍りついた香り』は…、自殺の理由は明らかなのかしら? 謎のままなのかしら? 答えを弘之に差し出したら申し訳ないような表情で、「正解」を教えてくれるのかしら?

 一番後まで残っているのは、香水でも、スケートでも、数学でも、記憶の泉でもなく、プラハの食堂のおばさんの「カップは洗剤なしで丁寧に洗う」です。たぶんこのおばさんの自分の仕事に対する誇りが、涼子が知りたかったことをすべて教えてくれたと思います。
 会社で他人の湯のみを洗っているときに、ふとこの言葉が浮かんできて、キコキコと磨いています。よく、OLのいたずらに「嫌いな人間の湯のみに洗剤etcを入れる」というのがありますが、それと一緒に浮かんで来るんですよね。もっとも、私は後片付け専門なので、そんな機会には恵まれ(?)ないのでした。

 残り4冊くらいですが、それまでに『博士の愛した数式』は読めるのでしょうか? 
今日も一件「用意できてます」メールが届きました。



2004年06月09日(水) 頭がパンクしそうです

 来週から月末に至るまで、IBMでプログラムの講習を受けることになり、そのための予備知識をこの3日間(時間にして4.5hほど)教わっていたのですが、
それだけでもう、理解の範囲いっぱいいっぱいです。

 何度も(暗に止めた方が良いという意味で)「大丈夫でしょうか?」と念を押したのですが、どうやら上司の考えは変わらなかったようです。
 でも、冬には一人だと思っていたのが、もう一人プログラムの経験のある人が一緒に受けてくれるので、少しほっとしています。

 そんな私がサイトを作れるのはひとえに、VAIOに入っていた「GoLive」のおかげです。HTML一つ満足に書けませんから! 威張ってどうする;
 勉強しようしようと思いつつ、何とかなってしまうので、そのまま来ているんですよね。それ以前にコンテンツですら、なかなか更新できない現状ですから(苦笑)

 ……プログラムなんて、大学で唯一落とした「情報科学概論」で6行程度のを書いた以来ということで、私の中で暗雲は広がり続けるのでした;


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