CYMA’S MURMUR

2016年02月01日(月)   Never Let Me Go


昨日は帰宅途中では読み終わらず、家について20分ほどで読了。
(Kindleはあと19分って言ってたけど、結果的には60分はかかってる)


***


その勢いのまま、映画版も見た。

映像化は難しいなぁと思っていたのだよね。
だって、小説はKathyの1人称で、彼女の視点でしか書かれておらず
他の人が何をどう考えていたのかが読めないから。
あと、彼らの管理方法についても、小説ではほとんど触れられていないし。

映像がすごくきれいで、Kathy役の人もすごく魅力的だったけど
なんとなく、腑に落ちない。

一方、映像だからこそのインパクトはあったけどね。
臓器を取り出してそのまま放置されるクローンとか。
眼帯しているクローンが出てきたときには
「そっか、角膜移植てのもあるのか!」ってはっとしたし。

本を読み終わった直後だったから
結構そのまま本から取られているような会話の聞き取りがしやすかった。

たとえばポルノ雑誌を見ているシーンで出てくる"for kicks"とか。
読んでるときに辞書を引いたからこそ理解できた。


***


読みながらずっと「純文学だな」って思ってたんだよね。
SFっぽいけど、SFじゃない。
だから、色々説明してほしいことが、説明されないままになってる。

作者は「人生は短い」というのがテーマだと言ってるらしい。
なんとなく、それがテーマならこんな舞台設定は要らなかったんじゃないかと思ったり。
まぁクローンで運命を受け入れてて、反抗もしなくて、
そういう彼らだから「短い生を短いまま生きる」ことの描写にフォーカスできたのかもしれないけど。
まぁ私も読みながら「それでも生きる」ってことを思ってたから
あながちテーマ読みははずれてなかったのかもしれないけど。


***


何がモヤモヤしてるのかな。各種設定がそのまま放置されていることか。

たとえば、Miss Lucyがあなたたちは知らされてないことがある
って言ってたのは、Miss Emilyたちの
「子供時代を与えたい」って思いからだったとすればそれでいいけど

Tommyに「Creativeじゃなくても大丈夫よ」的なことを言ったくせに
「あれは間違いだったゴメンナサイ」と言い出した理由は何なのか。
真に愛し合う二人は猶予を…って噂を信じてたってことなのか?

そういう情報が中途半端で、雑な印象。
一方、Ruthの人となりとかエピソードはかなり細やかに書かれているから
わざとその辺りを粗くしか書いていないのだろうけど
だとすると、そうしてまでフォーカスしたい部分が私的にイマイチというか。

やっぱりせっかくの舞台設定が活かされてないのがダメなんだな。

Never Let Me Go を読了して、次に何を読もうか、
Cliftonはなんとなくもう少し眠らせておきたい気分だし…
とKindleを見ても、乗り気がしない。
70冊くらいサンプルが入ってるんだけど
どれも読みかけて放置しているので、どれもお手付き感があって…






2016年01月31日(日)   スパイシー


今日こそはと9時出勤。

ある程度目途が立ったところで14時半にインドカレーランチ。
あぁ全身スパイス臭くて嫌になる。おいしかったけど。

カレー屋でついにMiss Emilyの語りの部分まで到達。90%。

最初は、「臓器提供のために作られた」という
センセーショナルな舞台設定から
そのことに対する反感とか、
反感を起こさせないようなマインドコントロールとか、
そういう話になるのではないかと思ってた。

Artの話は、もしかして、
それを元にその人柄でドナーを選ぶようなことがあるのかなと邪推。
成績がいいと移植を免れるとか。
あるいは成績がいい子のがいいわ、とか。

Possibleの話が出てきたときには
万人向けのドナーじゃなくて、
特定の富裕者が何かあったときのためにクローンを作っておくという仕組み?
だとすれば、その富裕者に何もなければ提供せずに済む?と思ったり。

Hailshamが特別だ、という話は、どういう伏線だかわからず。
後に、愛し合ってれば猶予をもらえるってのは変な話だなぁと。
Hailsham以外の出身者ともっと確執があってしかるべきなのでは。

結局その仕組みではなく、Kathyの心情をつづった物語なのよね。
提供についても、1st、2ndという形容はあれど
決してどの臓器か、というような話は出てこない。
そして、場合によってはDonationによってCompleteする。
このcompleteって用語がまた不気味なんだよなぁ。
それはつまり、「使い終える」ってことでしょう?

で、Miss Emilyのパートで、以下にハイライト。

We took away your art because we thought it would reveal your souls. Or to put it more finely, we did it prove you had souls at all.

ああ、そういうことか。
Kathyに同化しすぎてStudents目線でしかモノを見れていなかった。

Miss Emily の「クローンだって心のある、我々と同じ人間なんだ」
という主張は、結局理解されなかった。

それはそれで、よくわかったんだけど。
やっぱりなんか疑問は残る。

何故彼らStudentsは自分たちの役割を当たり前に受け入れているのか?
幼少時から洗脳されていたとはいえ、反抗したり、自殺したりする人はいないのか?

ロボトミー手術してました、とかの方がわかりやすいのに。
植物人間にする、でもいい。

でも、普通に生かして置く方が、管理コストがかからないってこと?

ああなんかモヤモヤする。

さっさと仕事終わらせて、早く続き読もうっと。






2016年01月30日(土)   休み


休日出勤するつもりが、どうしても行く気になれず。

ベッドの中で、「行かなくていいよ派」と「行った方がいいよ派」が
覇気なく争い、前者の勝利。

サボるなら何か1つくらい用事を済ませようと思って美容院へ。

いつもの所は雰囲気は好きなんだけど
イマイチ商売向いてない人だよなーという感じもあり
面倒になったので、新規開拓。

徒歩3分くらいのところをHotPepperで予約した。
15cmくらい切ってスッキリ。

でもここもイマイチかなー。
受付の若い男子が気が利かないのと
担当の人は悪い感じじゃなかったけど
なんというかやっぱり商売向いてない感じだよ?

炭酸マッサージだかなんだか、初回無料お試し付きで申し込んだんだけど
その説明すらないわけ。普通次回有料オプション取ってほしければ説明するでしょ?
別に営業してほしいわけじゃないけど、それが何なのか、
どういう効果があるのか、ってことを私的には1度は説明してほしいわけさ。

そこから更に1分歩いたところにもう1軒あるから今度はそっちに行ってみよう。






2016年01月29日(金)   Never Let Me Go


もう少し仕事すべきかなと思いつつ帰宅。

「わたしを離さないで」を見る。

本当は、本を読み終わっていない段階で見るべきじゃないんじゃ
と思ったけど、つい見てしまった。

現在、原作は65%くらいの読了率。
ドラマは見れば見る程違和感がある。

「子供の提供もある」って話は原作には出てこないし(読み落とし?)
Ruthが教師を口説こうとしていたという話もない。

なんというか原作は、「臓器提供のために育てられている子供たち」
というセンセーショナルな舞台建てを煽ることはなく
純文学的な淡々とした感じで人間関係が綴られているんだよね。

Tommy(友彦)は少し知恵が足りない感じも含めて
原作のイメージとかなり近いんだけど、
KathyとRuthは違うなぁ。

とかドラマ見ながら、原作も読みつつ、考えた。






2016年01月27日(水)   PC


外出用に DELLのノート(XPS9350?) をゲット。
シンクラ利用だ。あともうちょっと軽ければなぁ。
Surfaceと迷ったけど普通のノートの方がいいな、と。






2016年01月25日(月)   ベントー


お弁当作ってあったのに持ってくるのを忘れるという痛恨のミス。
あーあ。






2016年01月24日(日)   眠る


大寒波が来ているみたいだけれど家の中は変わりなし。

マンションの駐車場サブリース問題はぶっちして
ひたすら1日中眠っていた。

何があった?と思うくらい眠い。

今朝がたおかしな夢を見た。
先週のセミナーでずっと一緒に活動していた営業マンが
私の夫になっているという夢。

なんか玄関先で近所の人が来てもめていて(宗教勧誘のような感じ)
私が「ごめんなさい。主人に聞かないとわからないんです。主人は今外出してて」
みたいなことをノタマッテいるという夢。

内心「主人だってさ!」と思いながら
面倒な折衝事を任せられる頼れる人いる幸せに酔いしれている感じ・・・

なんでしょーね、これ。
実際は自分でさばけるし、それが負担だということもそれほどないはずなんだけど。
どっちかというと、そうやって逃げる人はどーかと思うんですけれど。

なんか妙に幸せだったんだよなぁ。。。。






2016年01月23日(土)   Never Let Me Go


昨夜、綾瀬はるかのドラマを見た。
こんな話だなんて知らなかった。

確か前に読みかけてGiveUpしたんじゃなかったか・・・
と思ったけど、前ダメだったのは「日の名残り」の方だった。

というわけでさくっと、Kindleで「Never Let Me Go」を購入。

英語的にはかなり読みやすいけれども
この読みやすさは、ドラマ見たせいかもしれない。
ドラマ見てなかったら、なかなか話が展開しないことにじれて放り投げたかも。
Donationという言葉や、Carerという言葉が出てはいるものの
まだ今のところ、アカラサマには設定が語られていない。

この本を読み始めたので、「信長協奏曲」は5巻の途中で止まってる。

雪を警戒して早めに出社し、早めに退勤。
結局雪は降らなかった。






2016年01月20日(水)   イベント


会社のイベント。
今回は部下に丸投げしたから私の発表はなかったけど
技術側の責任者だったから色々忙しいことに変わりはなく。

ちなみに丸投げされた部下は夜中まで資料作ってた。
私が結構過激にダメ出ししたからだけど・・・
その甲斐あって内容もよかったし、参加者の反応も上々だった。

まぁ盛況のうちに終了しました。
社長の開催挨拶がグダグダだったり腹立つこともあったけど。

結構新しい案件の芽も出てきた感じで
やっぱりテンションあがる!

例年はもっと疲れるけど、懇親会終了後も今年は割と元気だった。
やっぱり自分が発表しなかったからなのかしら?

でも営業たちと飲みに行く気にはなれず直帰しようとしたら
うちの部長がいいバーがあるというので、軽く一杯、のはずが2時間半。

部長が穴場だという通り、なかなかいいところだった。
外資系高級ホテルのバーで、客層の半分は外国の人、観光客なのかな?
雰囲気もよく、味もよく、でも価格はリーズナブル。
そして、にぎわっているけど、決して満席にはならず、すいている。
ふらっと行っても、待たずに入れそうな感じ。

なんか話があるんだろうなーと思ってたら
案の定「ぶっちゃけ、辞めようと思ってる?」と聞かれた。
「いつやめてもいいけど、色々あるからすぐには辞めませんよ」と回答。

「このままいれば、部長になれるかもよ。ダイバーシティもあるし」
とも言われた。
女だからって役もらっても嬉しくないし。
私、部長とか目指してないんで、って言っておいた。

無料お試しで「信長協奏曲」の1〜3巻を読んだ。
面白い!4巻買っちゃった。続きどうしよう。






2016年01月15日(金)   採算

私の担当プロジェクト(要件定義 受注額500万)が
50万円も採算原価超過しているという知らせがあり
ビックリして、どう言い訳をしようかと考えあぐねていたのだけれど
よくよく明細確認したら、差額調整が発生しているだけで
プロジェクト工数としては予定内に収まっていることがわかった。

よかった。

ほんとビビったよー。
プロジェクト〆るまで超過に気付かないなんて
私にそんなことアルハズナイのでした。

今日は本業案件以外の雑務をこなした。
1.作業工数見積⇒営業に通知
2.カンフェレンス発表資料レビュー
3.部下作業調整・作業指示
4.自社製品の改善費用の本部長承認取得
5.カンファレンスの趣旨を社長に説明
6.顧客とテレビ会議
7.人事面談(異動希望を出したため)
8.部下の昇級に関する面談と社内申請
9.カンファレンス前の営業打合せ





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