雪さんすきすき日記
リサイクル戦術シミュレーション『リサイクルプリンセス』 倒れてもその場で復活するリサイクルSLG。全力で応援中!
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2014年07月23日(水) 「星追いの巫女」のこと

 朝、何となく同人ソフトのニュースサイトの右顧左眄を眺めていたら、ノンリニアの新作「星追いの巫女」の情報が目に留まった。あれ、C86では「ゆりかごのそら」はまだ完成しないのかと思いつつ、動画も貼られていたので見てみることに。

 なにこれ、無茶苦茶楽しそう!TPS視点で迷宮を突破する3Dジャンプアクションなのだが、全方位重力アクションと銘打ってあるこの作品は、重力のある壁に近づくとそこが床になるのが最大の特徴。壁だったところが床になり、床だったところが天井にもなるとめまぐるしく変わる地形を、飛んで跳ねて次々と足場を変えて突破していくプレイヤーキャラの躍動感溢れる動きに一目惚れ。迷宮内にはカタパルトやら一方通行やら仕掛けも豊富に取り揃えてありパズル要素も高そうで、一方で敵との戦闘はロックオンや回避行動を活用してのTPSシューティングアクションとアクション要素も高そう。ここにきて遂にC86の注目作品が現れたかと、期待に胸を膨らませながら出社。

 帰宅後、早速公式サイトで公開されている体験版をプレイ。
 主人公のキネトは村に伝わる「星追いの儀」の巫女に選ばれた少女。儀式といっても形式的なはずだったが、祝詞の最後に読み上げる星の名前を忘れてしまう。混乱して空を見上げた次の瞬間、キネトは星の迷宮に飛ばされていたという物語で始まる。
 操作は移動にショットジャンプ、視点移動に視点固定。アナログスティックが適しているが、TPSをプレイしたことがあればすんなりと馴染めるかと。
 迷宮は立方体をつなげたような構成で、迷宮内のどこかにある出口に向かうのが目的。迷宮の中には重力の働く壁があり、そこに近づくことでその壁に立つことができる。これを活用することで、ジャンプでは届かない高い場所に”落下”したり、床にある罠を”天井を”歩いて回避したりと、常識を覆すような移動が可能となる。また、迷宮内には一方通行の水流や遠距離に飛ばされるカタパルトなど多彩な仕掛けも用意してあり、パズル要素を高めている。
 迷宮内には敵も存在し、全滅させないと先に進めないような場所も登場。自機の前面に照準があり、視点固定で照準を敵に固定することでロックオン攻撃ができる。また、敵の攻撃は当たる寸前(といってもかなり余裕はある)でジャンプすることで回避可能。パズル要素だけでなくアクション要素もしっかりしており、盛り沢山な内容である。
 1つの迷宮は全部で12面から構成(12星座だから?)。最後の面には星座を模したボスも登場し、倒すことで星の名前を思い出して無事星追いの儀が終わるという流れとなる。

 体験版では本編の迷宮が2つと、挑戦的な面が8面プレイできる。本編の迷宮は最初はチュートリアルでシステムの説明が大半であり、2つめの迷宮からが本番。さまざまな方位に重力が働く中では、ゴールへの道程に想像を超える意外性もあり、それが楽しすぎてプレイ中はずっと頬が緩みっぱなしであった。
 敵との戦闘は照準の合わせ方とジャンプ回避に若干の慣れが必要。特に照準は常に自機の前に位置するので、敵に合わせる場合には一度敵に向かわなければならない。また、複数敵がいた場合の切り替えも癖が強い。ジャンプ回避は判定にかなり余裕を持たせてあるので、ある程度感覚的な操作でも出すことはできるかと。敵との戦闘は足止め的な意味合いが強そうなので、移動のテンポを損ねないかが若干不安要素ではある。
 重力の方向が変化することによる奔放で奇想天外な動きが大いなる魅力を放ち、パズル要素もアクション要素も高く、私の心を大いに高鳴らせる作品であった。完成版に期待するなという方が無理である。

 本編はタイムアタック要素が高く、パズル要素は挑戦面で特に顕著であった。挑戦面はなかなか手強かったが、全面S達成。


2014年07月22日(火) 「東方輝針城」のこと

 「輝針城」今日は咲夜AのNormalを2回クリアして、6.79億と6.59億。どちらもスペルカードは1枚落としくらいで済んでいるが、道中のミスが多い。先日1ミスで繋がったので繋がり待ちかと思ったが、大体最初に繋がり待ちと思ったときはまだまだパターンの安定度が低い。なので、こうしてミスを重ねて徐々に安定度を高めていかないと、本当の繋がり待ちには至らないのであった。

 STGだけだと疲れるので、「Fallendom」(PlatineDispositif)を開始。ローグライクアクションのようである。

 「Maleficia」のエンディングがやたら簡素なのと、パッケージに見たことのない地形があったので、先にクリアしていたけるさんに尋ねたところ、どうやらバッドエンドだった様子。しかも、バッドエンド回避のためには元海賊だった骸骨の力を借りなければならないらしい。しかし、彼らは全員倒して経験値にしてしまったので、今のセーブデータではどうやってもバッドエンドを回避できない。
 というわけで、真のエンディングを見るためにはやり直す必要があるのだが、正直なところあの迷宮探索をやり直すのは勘弁願いたい。アクションも迷宮探索も十分堪能したし、エンディングもこれで割と納得しているので、暫くは放置。積みゲーが少なくなった頃にでも再開するかも。


2014年07月21日(月) 「Maleficia」のこと

 土曜にゲームをプレイせずに休息を取ったので、昨日「Maleficia」をプレイしてみたところ、気が滅入ることなくプレイすることができたので再開。やはり疲れているときにはゲームは十分に楽しむことはできない。
 そして、今日の昼ごろにクリア。なんかすっきりしないエンディングだったが、まあこういう結末は見えていた。

 というわけで、「Maleficia」(ねこみみのかけら)の感想など。
 「キングスフィールド」のシステムを題材にしたアクションRPGで、一人称視点と広大で入り組んだマップが特徴。
 操作は基本的にアナログスティックで行い、操作は移動と視点移動、攻撃、魔法、アクション、メニュー。
 攻撃は剣などを振り下ろして行うが、一人称視点なので肘から先しか表示されず、敵との間合いは自分で把握する必要がある。剣を振ると体力ゲージが0になり、回復するまで剣が振れず、また全快でないと攻撃力が著しく減少する。魔法は攻撃や回復があり、攻撃は飛び道具で遠方の敵にも届く。魔法を使用すると魔力を消費するほか、攻撃同様精神力ゲージが0になり、全快するまで次の魔法が使用できない。こちらも照準のようなものはなく、軌道を自分で把握する必要がある。戦闘では攻撃を乱発して数を当てるのではなく、一撃一撃を確実に当てるようにするシステムである。
 アクションは物を拾ったり扉を開けたりNPCと会話したりと様々な用途がある。さらに、移動中に押しっぱなしにするとダッシュとなる。ただし、このとき体力ゲージと精神力ゲージがどちらも0になるので攻撃は一切行うことはできない。メニューはアイテムの使用や装備の変更、ステータスの確認を行う。
 剣と魔法で敵を倒しながら迷宮を攻略して課題を解決することでゲームが進行する。迷宮は人工のもあれば自然のもあり、いずれも広大で非常に入り組んでいる。さらに、通路は曲がりくねっている上に三次元に絡み合っており、マッピングはまず不可能なことから、プレイヤーの記憶力と洞察力が試される。また、迷宮内の通路はもちろん各迷宮同士も意外なところで繋がっていたりするので、探索の手応えは極めて大きい。

 「キングスフィールド」は未プレイなので、本家の持ち味をどこまで再現しているかは不明。
 ゲーム進行のかなりの時間は迷宮内に居ることになるのだが、迷宮の構造材である石やれんが、砂などの質感が素晴らしく、臨場感の高さが印象的。しかし、迷宮の広さと難易度は本当に容赦なく、目印となる地形をしっかり覚えておかないとまず迷う。というか、覚えていても迷う。後半になるとセーブポイントに移動する魔法を入手できるので楽だが、序盤は迷ったらそのまま行き倒れになる恐れも十分にある。とにかく、三次元での地形把握能力が大いに試される作品であった。それにしても、この迷宮の広さと手の込みようであれば、製作期間が数年に及んだことも納得。通路や迷宮同士が繋がる度に「こんなところで繋がるのか!」と驚かされたが(特に蟻塚は驚きの連続であった)、この意外性が迷宮探索の楽しさをより大きくしてくれたのは間違いない。
 戦闘も独特で、基本は回り込んでのヒット&アウェイ。真正面から切り込んでいくとかなりの頻度で反撃を喰らうため、敵に攻撃させるなどしてその隙を狙い、また間合いを離しての繰り返し。攻撃乱発をさせない体力ゲージや精神力ゲージのシステムは実に秀逸である。間合いも体で覚える必要があるなど、戦闘は緊迫感を高めるアクション要素満載で、気の抜けないところが非常に楽しい。また、敵によっては武器を変えたり、魔法で攻撃した方が遥かに効率的だったりと、考えるほど戦闘が有利になるところも面白い。
 序盤の主人公は本当に貧弱で、敵の攻撃を2〜3発喰らったら死亡、ちょっと高いところから落ちたら死亡と、死と隣り合わせが全然誇張ではない状態。そんな状態で戦闘や探索の基本を覚えるには、やはり死んで繰り返してとなる。このような序盤の突き放した難易度も、どうやら「キングスフィールド」譲りのようである。ここを乗り切ることができるかどうかは、プレイヤーとの相性次第であろう。
 世界観は非常に暗い。主人公達は滅亡寸前の世界において、かすかな希望を頼って過酷な冒険を強いられ、協力してくれる人々もほんのわずか。目に入るものといえば、魔物が跋扈する大地にいつまでたっても暗いままの空。それに加えて、BGMのピアノの物悲しい旋律が不安を一層掻き立てる。本当に明るい要素が見当たらず、その世界観に屈して一度は中断してしまった(すぐに立ち直れたけど)。これも人を選ぶ要素ではないかと。

 序盤で黒兎という非常に強力な武器を敵が落としてくれたので、戦闘はかなり楽をさせてもらえたようである。それでも迷宮はいずれも手応え十分で、探索の醍醐味を存分に堪能できた。また、プレイヤーに甘えや妥協の余地を与えない厳しい内容に、「キングスフィールド」に根強いファンが居るのも分かるような気がした。
 未探索の部分も結構あると思うが、やり込むときりが無さそうなのでクリアした時点で一段落とする。


2014年07月19日(土) 休日のこと

 先日、Twitterをしていたところ、15.0%というメーカーのアイスクリームスプーンが凄いという話題が流れてきた。熱伝導率の高いアルミニウムを素材としたことで手の熱が素早くアイスに伝わり、固いアイスでもすんなりとスプーンが通るとのこと。何と、その特長がハーゲンダッツの目に留まり、ヨーロッパではハーゲンダッツバージョンも発売されているのである(日本で売って無いのが残念)。
 材質や製法、生産量などの兼ね合いで1本3,000円とスプーンとしてはかなり高価ではあるが、こんな面白そうなスプーンなら是非試してみたいと思い、購入に踏み切ることに。最初は通販にしようと思ったのだが、一番欲しいNo.1が品切れということで断念。ならば、この3連休を活かして都内の取扱店で買おうと思い立った。

 午前中は「輝針城」をプレイしていたのだが、4面が超えられず。

 午後から上京。都内で扱っている店舗は結構多いのだが、その中でもAKOMEYAという店舗に興味が湧いた。銀座に立地している米屋でしかも15%のスプーンを扱っているなんて普通の米屋であるはずが無く、これは面白そうだということで最初にここに寄ってみることにした。
 店舗の場所は有楽町駅のすぐそばだったので、銀座はまるで縁のない私でもすんなりとたどり着くことができた。ざっと見たところ1階は食料品や食堂、2階は雑貨ということで、とりあえず1階は素通りして2階に向かう。お目当てのスプーンはすぐに見つかり、欲しかったNo.1もちゃんと置いてあったので一安心。目的は達成したのだが、折角来たのでその他の雑貨も見て回ったところ…とても危険な場所ということを思い知らされた。扱っている雑貨は食器や調理器具に留まらず、帽子や鞄、アロマキャンドルに木製のおもちゃまで多岐に渡っており、それらがいずれも眺めても楽しく手にとっても楽しいという魅力的な商品ばかり。欲望の赴くままに買い物をしていたら破算間違いなしということで、数々の誘惑を振り切ってスプーンのNo.1とNo.2を購入。米屋らしくラッピングが米袋というのも洒落ているので折角だからNo.1はラッピングもしてもらった。
 その後1階も見て回ったが、ここもお米を始め調味料やら乾物、インスタント食品など全国から取り寄せられた様々な商品が陳列されており、大変賑やかな雰囲気が好印象であった。
 というわけで、またしても面白いお店を見つけてしまった。食品でも雑貨でも、ちょっと洒落た贈り物をするのにうってつけの品揃えであり、いろんな機会で活用していきたいと思った次第である。

 その後、秋葉原に移動して、今日発売したコミケカタロムを購入。そのまま献血ルームで400mL献血。今回が30回目ということで、記念品を貰ってしまった。

 次は50回を目指そう。そういえば、10回のときの記念品どこいった?

 買い物が一通り終わったので、A-BUTTONで樽生のオリオンビールを呑んで、地元に戻って涛造でカクテルを呑んで帰宅。


2014年07月18日(金) 「Maleficia」のこと

 起きたら部屋に蟻の行列ができていた。行き先を見ると、ゴミ箱の中のアイスのカップであった。先日の宣言どおり、容赦なく蟻の経路上にスーパーアリの巣コロリを設置。置いた途端に蟻の動きが目に見えて変わるほどその効果は覿面であり、早速中の薬剤を巣に持ち帰って行く様子が見受けられた。
 帰宅後部屋に戻ると、蟻の行列は綺麗に無くなっていた。まだ数匹室内をうろついているが、無視して良い程度であろう。

 昨日ちょっとプレイした「Maleficia」だが、早速無期限の中断を決定。プレイしていてどうにも楽しさが感じられないのである。昨日は、ある地点に到達するまでは耐える場面が続くためかと思ったものの、そういう敷居の高い作品はそれなりにプレイして順応してきたつもりではあるし、操作や戦闘には何ら問題と感じる要素も無く、どうにも腑に落ちなかった。
 そして、寝る前に何故かを考えてみたところ、ゲームの舞台の鬱屈した雰囲気が原因だと判明。光の差し込まない殺伐とした風景と孤独感が、移動しているだけで気持ちを憂鬱にしていき、剣を振るという行為になぜこんなことをしているのかと疑問を覚えてしまう。操作から受ける楽しさは確かにあるはずなのだが、それらが全てこの負の感情で上塗りされてしまうのであった。
 というわけで、この鬱屈した雰囲気を受け入れることができない限り、この作品は楽しめないと判断し、中断を決意。少なくとも、週末近くで疲れが溜まっている上に、「輝針城」のスコアアタックでさらに疲労を上乗せした状態でプレイする作品ではなかった。

 今日は昨日に輪をかけて疲労が溜まっているので、ゲームはお休み。お酒は呑む。


2014年07月17日(木) 「東方輝針城」のこと

 蟻は今日も部屋に侵入していなかった。

 「輝針城」咲夜ANormalで1ミス6.98億。ミスした箇所は6面道中。かなり凡ミスなので勿体無い限り。あと、針妙丸の最後の通常で保険にボムを使用しているのだが、これを使わなければ7億の大台に乗っていた。これも勿体無い。
 5面道中はまだまだ危うい感じ。もっと安定させたい。

 「Maleficia」(ねこみみのかけら)をちょっとだけプレイ。とりあえず最初のセーブ地点までは到達できたが、この時点でかなり挫折気味。「キングスフィールド」未プレイというのもあるが、楽しくなるまでの敷居が高そうな予感がしている。


2014年07月16日(水) お休みのこと

 前回までのあらすじ:小旅行から帰ってきたら、部屋に蟻が侵入していた。

 というわけで、既に侵入してしまった蟻はコロコロで排除したものの、その程度で侵入が止まるはずもなく。今朝もサーチ&デストロイ&蟻の目標と思われる空き缶の入った袋を床から遠ざける&侵入経路にコロコロのシートを置いて簡易結界を張ることで対処。
 一度侵入してしまったからには巣ごと滅するしかないわけで、帰宅前にスーパーアリの巣コロリを購入。スーパーと付くからにはさぞかし絶大な効果を示すであろうと思って期待に胸を膨らませながら帰宅したところ、蟻は影も形も無し。空き缶の袋を遠ざけたのが功を奏したのか、それとも結界が予想以上に効果を発揮したのか。
 ともあれ、侵入してこないのであれば無益な殺生はすることもないというわけで、スーパーアリの巣コロリは持て余す羽目になってしまった。ただし、次に侵入されたときは容赦はしない。

 この辺りで仕事を片付けておかないと休日出勤することになりそうだったので、今日は残業。帰宅時には気力が残っていなかったので、ゲームはお休み。


2014年07月15日(火) 「東方輝針城」のこと

 有給明けはいつも仕事が詰まる。

 昨日までの旅の疲れもあるので、今日は「輝針城」Normal咲夜Aのプラクティスをプレイするに止めることに。2〜4面は安定度を高めてスコアも上昇したパターンが組めた。5面はこのままでいくことに。


2014年07月14日(月) 休日のこと

 今日は常滑観光に赴くことに。常滑は私の最初の就職先であるINAX(現LIXIL)があり、ここに7年間住んでいたので第二の故郷ともいえる場所である。今では空港もできて、街の様子がどうなったか興味があったので、名古屋に出た機会を利用して行こうと決めていたのであった。

 8時頃起きて9時には宿をチェックアウト。荷物を預けるために名古屋駅に向かい、そのまま喫茶店でモーニング。ここで小倉トーストを頼んだら何だかベタすぎるので他のメニューを頼んだところ、それだけ品切れ。やはり運命には逆らえないと素直に小倉トーストを注文する羽目になった。
 朝食後、名鉄常滑線に乗って一路常滑へ。窓からの風景は、太田川や多屋など一部の駅が立派になっていたのを除くとあまり変化が無かった気が。ちなみに、常滑駅も私が初めて来た頃は平屋だったのが、今では駅ビルこそ閉店したものの高架化で立派になっていた。


 駅から出て回りをぶらついていたところ、当時の上司に偶然でくわすという事態が発生。上司の方が時間が無くてすぐに分かれてしまったが、さぞかし驚いた様子であった。まあ、そりゃ茨城に戻った人間がひょっこり現れては驚くなという方が無理であろうけど。
 そして、目的地であるINAXライブミュージアムへ向かう(さすがに工場は今は入れないので)。駅から結構離れているのでバスやタクシーを使っても良かったのだが、時間もあるし街中の変化も知りたかったので歩いて行くことに。帰省時によく土産を買った和菓子屋や角の洋菓子屋は健在であったが、結構大きな衛生陶器の工場はスーパーになっていた。
 INAXライブミュージアムは、隣接した工場に勤務していたときはお客さんの案内で結構訪れていたのだが、当時は仕事だったので観賞という意識は無かった。ついでに、大した展示物でもないという認識も正直あった。しかし、今回改めて訪れてみて、これだけタイルや窯などの焼き物に関する収集物を一同に集めているというのは実は物凄いことではないかと認識を改めた次第。写真は、世界のタイルを一同に集めた日本で唯一のタイル専門の博物館だが、ここだけで悠に1時間は過ごしてしまった。ちなみにこの博物館、真正面に建つと館の中央に向かいの煙突が写り込む設計になっている。


 勤務当時は無かった施設も増えて展示物も強化されており、当時よりもより一層楽しめる場所になっていたのには驚き。特に、タイル生産を終えたトンネル窯をそのまま移設して展示してあるのには喝采を送らざるを得なかった。トンネル窯はその名のとおりトンネル状の窯で、この中を写真のような台車に載せたタイルの素地(きじ)を通すことで焼成するというものだが、最高温度は1,300℃にも達し、非常に過酷な環境で通常は中など見ることは適わないのである。また、1つの品種を大量生産するのに向いているため、少量多品種に対応しきれない窯は私がいたころでも次々と火を消していったので、こうして全体を残してあるというのは非常に貴重ともいえる。


 施設を一通り見て回ったところ丁度お昼になったので、常滑に訪れたもう1つの目的であるゴンドラのパスタを食べに施設を後にする。ここは愛知名物のあんかけスパのお店なのだが、その美味しさに店はいつも繁盛しており、私もよく通ったものであった。その店が今もあるということで、思い出の味をもう一度というわけである。ここへも歩いて向かったのだが、移転していたのを知らずに前の店の場所に向かって見当たらず、引き返す羽目になったりもしたが、地図を頼りに何とか到着(ちなみに、移転した店の場所は、タイルの原料を外注していた会社のすぐそばだった)。メニューを見て当時と変わっていないことを確認し、即座にカルソーを注文。カルソーとは、胡椒をふんだんに効かせたあんかけミートソースを、卵を絡めたパスタにかけたメニュー。当時と変わらぬ美味しさで、あっという間に平らげてしまった。


 ここで13時を回ったので、そろそろ帰宅の途につくべく常滑駅へと向かう。ずっと歩き詰めだったので、駅に着く頃には汗だくであった。あと、帰路で工場の裏を通ったら意外な事実が発覚。なお、街の様子はほとんど変わってなかった。空港の影響といえば、道路が1本通ったくらいかと。


 土産は前日に購入していたので、名古屋駅に着いたらそのまま新幹線に乗って一路茨城へ。14時半に名古屋を出て、帰ってきたのは19時頃であった。
 イベントも観光も大満足で、予想以上に充実した小旅行となった。名古屋も常滑も、機会があればまた訪れたいものである。今回食べ損ねたひつまぶし、味噌カツ、手羽先も次は食べたい。


2014年07月13日(日) アンダーグラウンドカーニバルのこと

 今日は「地霊殿」オンリーイベントアンダーグラウンドカーニバルの開催日。このイベントへの参加が、今回の小旅行の主目的である。

 7時に起床。そして、こんな早く起きる必要は無かったとすぐさま後悔。とはいえ、起きてしまったものは仕方無いので、だらだらとしつつ8時に宿を出る。途中、金山で地下鉄に乗り換える前に駅前の様子見。献血ルームはまだあったが、音ゲーをよくプレイしていたゲームセンターのアリスは別の店舗に変わっていた。
 そして、地下鉄名港線で1駅の日比野が最寄り駅ということでそこで下車。薄々感づいていたが、駅前には何も無し。こんなことなら金山でモーニングを済ませておくべきだったと本日二度目の後悔をするも先に立たずなので、素直に会場である名古屋国際会議場に向かう。
 待機列には9時半頃並ぶ。この時点で100人を越える参加者が並んでおり、最終的には4倍近い人員になったかと。待機中に驟雨に見舞われたものの、移動前には止んでくれて一安心。
 11時になりイベント開始。会場である白鳥ホールは懇親会にもふさわしいということで、高い天井と明るい照明が華やいだ空間を演出して、他のイベントとは一線を画す雰囲気が実に印象的。そして、どこを見ても地霊殿サークルということで、作品の大ファンとしては舞い上がる気持ちを抑えることなどとても無理。買い物もいつもより弾みがつき、気が付いたら戦利品がここまで膨れ上がっていた。BLACK GATEのポスター、古明地こんぷれっくすとの連動企画であるクリアファイル、Citrus*BWのキーホルダーと、事前に目星を付けていたグッズは全て入手。同人誌も新刊既刊共に素敵な作品が多数入手できた。



 グッズといえば、グッズサークルが1/3近く占めていたので折角だからと眺めに行ったが、様々な趣向を凝らしたグッズにはひたすら感心。見るだけで終わったが、サンシェードはちょっと欲しかったかも。
 あまりにも居心地が良いので、いつもは買い物が終わると即座に撤収するところが、今日は暫く居続けて会場に流れていた東方アレンジを聴いていたりコスプレを眺めていた。地霊殿オンリーだけあってお燐のコスプレが他の即売会に比べて多く、猫耳をたくさん見ることができて実に眼福。あと、今後開催される即売会(東方に限らず)のスタッフが、イベントの内容を紹介するという企画は面白いと思った次第。

 13時頃に会場を離脱。宿のチェックインが16時なので、名古屋市内に遊びに向かう。といっても特にどこに行こうとは決めていなかったので、愛知に居たときは散々近くに行っていながら一度も訪れたことが無かった大須観音に思いつきでお参りすることに。

 お参りを済ませて昼食をとろうと大須に向かうが、中々適当な店が見つからず、そのまま矢場町、栄と、昔の名古屋に遊びに出たときの定番の経路を懐かしみつつ歩き続けてしまった。当然ながら、大須も矢場町も随分と様変わりしていた。結局、栄の地下街できしめんを食べた。
 さて、まだ若干時間があるということでそのまま北上。そして、なにをとち狂ったか、名古屋テレビ塔に登ろうと思い立った。高所恐怖症である私が地上100mの展望台に登るとか正気の沙汰ではないが、ここも長いこと愛知に居たのに一度も訪れたことが無かったというだけで行ってみることに。まず、3階から展望台までのエレベーターが全面ガラス張りで逃げ場無し。展望台も、もちろん遥か下方に名古屋の街並みを一望できて、足が竦むほど素晴らしい見晴らし。そして、降りる際には再度逃げ場無しのエレベーター。ひょっとしたらそんなに怖いと思わないかもと淡い期待を抱いていたが、それは壮大な勘違いで、しっかりと恐怖体験を堪能してしまった。もうテレビ塔は十分である。
 と、酷い目に遭いながら(自己責任)何だかんだでしっかりと名古屋の街を満喫したので、満足して宿に戻る。

 一休みした後、夕食へ。昨日エスカを散策して気になっていた、八丁味噌煮込みハンバーグのお店マ・メゾンに。そして、食べてみて思い出した。八丁味噌と白いご飯との組み合わせの、独特すぎる味わいに。私はこの味は大好きなのだが、甘い味噌が駄目な人にはとことん駄目なようで。

 宿に戻ってシャワーを浴びて、冷房の効いた部屋で今日の戦利品を読みふけるという至福の一時を経て今日は終了。明日は常滑観光に赴く予定。


氷室 万寿 |MAIL
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