雪さんすきすき日記
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2011年10月26日(水) |
続・「AtoA R.Regulus」のこと |
「AtoA R.Regulus」(B茄子屋)のまとめなどを。
剣と魔法の物語も今は昔。産業革命も世界大戦も経てすっかり伝統芸能となってしまったマジックユーザー。そんなマジックユーザーの中でも飛行系に属する「レグルス」の兄妹が、打ち捨てられた中世のダンジョンに向かうところからこの物語は始まる。ダンジョンの中には人魂やら勝手に動き回る兵器の残骸やらがうごめいており、それら危険なゴミを掃除するのが彼らの任務…だったはずなのだが、謎の人影の襲撃に遭い、遠方からの艦隊射撃を受け、どうやらそれだけでは済まない展開に。果たして今時ダンジョンの底に待っているのは悪い魔法使いか、それとも…。
この作品はマウスとキーボードで操作する全方位シューティング。巨大な空間と化したダンジョンを「レグルス」の能力で飛び回り、敵を倒していく。自機は性能の異なる兄妹から選択。兄は操作しやすく、妹は攻撃力が高いのが特徴。 操作系は全方位シューティングとしては非常に独特。まず、マウスで動かすレティクル(円形のカーソル)が全ての動きの基準となる。自機はレティクルに向かって進み、ショットもレティクルが照準となって弾はそこに向かって発射される。なお、レティクルが自機の近くにあるときは、ショットの代わりにメレーという高威力の近接攻撃となる。 そして、特徴的なのが狙うという操作。この操作により自機からレティクルの方向に向かう一定の視野角に照準範囲が設定され、そこにいる敵にはロックがかかる。この状態で弾を撃つと、”敵の軌道を先読みして”弾が発射される。先読みの精度はかなり高く、単調な動きの敵ならほぼ確実に当たる。 もう1つ特徴的なのが防御のシステム。自機の周囲にはシールドが張られており、普段は見えないが被弾するとその方向にゴーレムのような容姿のシールドが出現して攻撃を防ぐ。シールドが出現している間はその方向からの攻撃は受けることができるが、それ以外から被弾すると自機がダメージを受ける。シールドは攻撃を受けるとゲージが減少するものの、立て続けに受けなければ時間で回復する。ただし、ゲージが無くなると一定時間シールドを張ることができなくなり、非常に危険な状態となる。また、シールドは防御だけでなく、ショット(シールドショット)や遠隔操作による近接攻撃(シールドバッシュ)も可能。いずれも自機に比べて高性能で高威力だが、シールドが出現した状態での攻撃となるので、その間は自機が無防備となる。
と、これだけ特徴的な操作系なので、最初は慣れるまでに相当苦労した。何しろ、EASYでも移動となるとあさっての方向に飛んでいき、こちらの攻撃は全然当たらない。敵の攻撃はこちらの動きを読んだように(実際読んでいる)的確に狙ってきて、そこに誘導ミサイルも加わってシールドゲージはすぐに無くなってしまう。とにかく、全くもってゲームにならなかったのである。最初は1面すらクリアできず諦めようかとも思ったのだが、何故このような操作系にしたのかがどうしても知りたくて何とか続けてみた。 そして、何とか自機をまともに動かせるようになったとき、そこに見えたのは緊迫感溢れる空中戦であった。パッドやスティックよりも自由度の高いマウス操作は、まるでフライトSTGのように大空(ではないが)を翔る躍動的な戦いを2Dシューティングで実現させ、重力や慣性に縛られない自機の挙動やこの作品の世界観ならではのキャラクターや攻撃が2Dシューティングならではの展開を構築する。まるで2DシューティングとフライトSTGの特長を兼ね備えたような内容に感嘆すると共に、この操作系であることにも至極納得した。そして、正直とっつき易いとはいえない操作系を通して製作者のこだわりや妥協の無さが垣間見えたことに対して、その姿勢は正しく同人ゲームならではでありとても嬉しく思った次第である。 さて、操作に慣れると次に見えてきたのが先読みの妙である。この操作系は自由度が高く、自機が移動し続けるということもあって、手動で敵を狙い撃ちをするのがかなり難しい。しかし、照準範囲に敵を収めてロックすればあとは自動で偏差射撃をしてくれるシステムによって、簡易な(慣れは必要だが)操作で躍動感を保ちつつ狙い撃ちの醍醐味を堪能できるようになっている。とはいえ、あくまで偏差射撃なので激しく移動する敵にはそれでも中々当たらないこともあるが、そういう点も含めて偏差射撃で敵を仕留めることの愉悦を感じ取れるであろう。そして、先読みをするのは自機だけでなく敵もまた同様。通常の2Dシューティングでは弾を避けるのに弾道を読むものだが、この作品では自機の進路を塞ぐように攻撃を仕掛けてくるので、その裏をかいて避けるという駆け引きがそこに加わる。弾幕や高速自機狙い弾を避けるのとはまた違う刺激が非常に新鮮であった。 シールドの活用による多彩な戦法もまた大きな魅力。攻防併せ持ったその性能は、引き出すごとにその強さを発揮していく奥深さを有していた。プレイ当初はシールドショットに頼りきりであったが、実はシールドバッシュこそがこの武器の真骨頂。遠方から突っ込ませれば進路状の攻撃を全て無力化させて露払いをし、近距離で出して自機を重ねればほぼ無敵、後ろに出すことで追尾してくる誘導ミサイルは破壊され、果ては偏差射撃同様に動いている敵にも狙って切りつけることまで。もちろん、シールドショットも攻撃の要であり、攻撃力自体の高さもさることながら、自機のショットと合わせての多段攻撃で敵に畳み掛けるのはとても痛快。このように、シールドを使いこなす程に激的に戦いが有利になっていくその過程は、実に楽しいものがあった。
操作に慣れて漸く展開や演出に目を向ける余裕ができたのだが、こちらもまた印象深いものがあった。4面までは比較的穏やかなのだが、5面で物語は大きく動き、そこから最後までは盛り上がる展開が続く。 特にお気に入りの場面は、5面の防衛戦と最終面。5面では、ダンジョンの奥には竜の卵があり、それを守る竜の眷属のアカガネ(自称、正体は伝説級の竜)が妨害をしていたという事の真相が明らかになる。今更竜と遣り合うつもりは無いと引き返そうとするのだが、既に竜が目覚め始めていたことが発覚。力ずくで叩き起こそうとするアカガネに対して、それを阻止すべく奮闘することになる。ここで、竜の卵目掛けて突進してくる敵を迎え撃つ防衛戦に突入するのだが、後ろには大量の誘導ミサイルを引き連れての戦いとなる。後戻りの出来ない状況で敵を倒す機会は一度きりという場面も多く、曲調も激しくなって熱い戦いが繰り広げられる。 最終面では、結局竜は孵化してしまい、飛び去ってしまうところを追いかけて遥か上空で討つこととなる。冒頭で雲海を突き破って登場する竜の姿を初めて見たときは、その迫力ある演出にすっかり魅了されてしまった。そして、広大な空を舞台に巨大で圧倒的な攻撃力を誇る竜との戦いとなるのだが、まずこの状況だけで燃えるものがあり、しかも相手は高速で飛翔しているのでこちらも付いていくのがやっとの状態で、少しでも操作を誤ると敵の攻撃に突っ込んで大ダメージを受けてしまうという緊張感がそれに拍車を掛ける。また、この戦いの最中にアカガネが参戦し、竜は好きなように生きるべきだと主人公に叫ぶ場面は、悲壮感のある音楽と相まって心を打つものがあった。最早過去のものであるマジックユーザーと竜との対峙がどれだけの意味があるのかなどと考えると、何とも切なくなってしまうのである。
この作品で作者が強調している誘導ミサイルについても思うことを少々。とにかく数が多く、その動きも執拗でプレイヤーを苦しめる誘導ミサイルは、終盤では10発以上の尋常でない数に追いかけられることも普通にある。これだけの数になると、画面内を誘導ミサイルが舞い、噴煙がその軌道を描くだけで板野サーカス並の演出となる。プレイヤーはその軌道を読んで、逃げ切る、回りこんで自爆させる、破壊するなどといった対策を講じるのだが、ゲームにおける板野サーカス的な演出はこのようにプレイヤーが避けるという要素を取り入れたものであるべきだと思った次第である。被弾することのないボーナスステージでいくら華麗な演出を見せられてもそれはすぐに飽きるものであり、ミサイルの動きがパターンであれば尚更である。やはり、ゲームであるからにはプレイヤーが能動的に関与できるものであってほしい。 あと、相当数の誘導ミサイルを曲芸じみた動きで避ける楽しさを味わえるのは、この独特の操作系やシステムに依るところが大きいことは言うまでもないだろう。
クリアして追加されるおまけテキストを読むと、このゲームが非常に多くの作品に影響を受けて制作されたことが分かる。その分野はフライトSTGからFPS、アニメ、果てはTRPGと非常に多岐に渡っており、頷くことができるのもあれば理解の及ばないところもあるが、とにかくその広さに驚いた。そして、それらの要素を取り入れつつ、影響を受けすぎて引きずられることなく独自性の高い作品に仕上げられたことに、製作者の表現したいことに対する確固たる方向性を見出すことができる。 それにしても、最初は操作すら覚束なかったものが、一応HARDまでクリアできたことには非常に感慨深いものを覚える。振り返ると、やはり独特の操作系で万人受けのする内容ではないものの、その操作系を通して製作者の表現に対する様々なこだわりがうかがえる、正に同人ゲームならではの作品であった。夏コミではどんな内容か全く分からなかった状態で、ジャケットの右上に小さく書かれた「マウスで動かす全方位シューティング」に何となく物珍しさを感じて購入したのだが、それがまさかここまで素敵な作品であったとは。この作品に出会えた幸運を喜ばしく思うと共に、製作者に大いなる感謝をする次第である。
2011年10月24日(月) |
「AtoA R.Regulus」のこと |
今日は何だか仕事がドタバタして疲れたので、とりあえず昨日撮った「AtoA R.Regulus」の動画をアップ(1〜3面、4〜5面、6〜7面)。
以下、いつものように補足説明。 ○自機 攻撃力の高い妹のリゼを使用。武器は自機がグレネードでシールドがキャノン、ミサイルが全方位。狙いは狭く攻撃は単発だが、当ると大きい。ミサイルは近距離の敵を手当たり次第にロックオンする。 ちなみに、兄のリオンは狙う範囲が広く、攻撃も広範囲に及ぶ。威力はリゼより低いものの、リロード時間が短いので、硬い敵ほど有利になる。
○操作系について まずはこれを説明しないと何が起きているのか理解できないかと。 ・操作は、マウスでレティクル(円形のカーソル)の移動。その他、ダッシュや攻撃などはマウスのボタンやキーボードで行う。 ・自機はレティクルに向かって一定の推力で移動し続ける。ダッシュで速度を一時的に上昇させることができる(画面下のマジックゲージを使用)。 ・ショットは、レティクルの方向に向かって弾が撃たれる。動きの遅い敵にはこれでも対処できるが、動き回る敵に当てるのは結構厳しい。そこで、狙いキーを押すと、レティクルの左右に緑の線が出現。線と線との間が照準範囲となり、ここにいる敵は自動的にロックオンされる。この状態では弾が”敵の軌道を先読みして”撃たれる。精度はかなり高く、単調な動きをする敵にはほぼ当る。 ・レティクルが自機の周囲の円の中にあるときに攻撃すると、近接攻撃のメレーとなる。威力は高く、背景も破壊できる。 ・自機の周囲にはシールドが張り巡らされている。普段は見えないが、攻撃を受けると自動的に人型の巨人をしたシールドが出現して攻撃を受ける。シールドが出現している間は、シールドが受けた攻撃は防げるが、”それ以外の攻撃は本体がダメージを受ける”。シールドは攻撃を受けないと一定時間で消えて、また全方位からの攻撃に対処できる。 ・シールドが攻撃を受けるとシールドゲージが減少し、無くなると破壊されて一定時間シールドが張れなくなる。この間は受けた攻撃が全て本体へのダメージとなるため、非常に危険な状態である。また、シールドゲージは時間と共に回復する。 ・シールドもショットと近接攻撃を有する。ショットはシールドが出現して自機同様レティクルやロックに向かって弾を撃つが、自機よりも弾速が速く威力も高い。攻撃の中心は専らシールドショットである。また、近接攻撃はシールドバッシュという名称で、レティクルに向かってシールドが突撃していくという豪快なもの。ボタンを押し続けることで、体当りから斬撃まで派生する。こちらはショットよりもさらに威力が高く、耐久力の高い敵には極めて効果的である。また、シールドバッシュ中はシールドゲージが減らないので、誘導ミサイルを始めとする敵の攻撃を防ぐのにも活用される。ただし、シールドが出ているということは自機は無防備なので、防御が手薄になってしまう。
各面解説 ○1面 ・雑魚はショットだと2〜3発かかるが、シールドバッシュだと一撃。 ・敵を倒したり宝箱を破壊すると出現するコインは、体力回復と得点を兼ねる。ゲーム中最大の得点源。取り続けるほど、かつ体力が高いほど高得点になるので、体力を減らさないことが高得点を得るために重要となる。 ・背景を破壊すると出現するシルバーコインは体力回復のみ。 ・ミサイルは、それを撃った敵を倒すと全て消滅する。小型船も例外ではないので、小型船は真っ先にミサイル発射口を破壊する。 ・敵の攻撃は自機の動きを読んで撃たれるため(小型船や戦艦のレーザーも例外ではない)、漫然とした動きではいい的となる。2DSTGとしては珍しい攻撃方法で、これが非常に刺激的である。 ○2面 ・ダークゾーンは中心の核を破壊すると消滅する。耐久力は大きさに比例する。 ・いきなり謎の人影に問答無用で襲われる。2面から高難易度だが、体力が無くなってもクリアなので半ばイベント戦闘である。ただし、この動画ではきっちり倒している。 ・ロック後に自機ショット→シールドショットと撃つことで当たる確率を上げている。両方とも威力は高いので、両方当たればかなりのダメージになる。 ・自機の前方にシールドバッシュを出すことで、後続の誘導ミサイルをそこに当てて破壊することができる。誘導ミサイルの対処に重要な戦法。 ・実は、敵の攻撃は誘導ミサイルよりも赤くて細い弾の連射の方が怖い。これを連続して喰らうと、あっという間にシールドが破壊されてしまう。 ・一定ダメージを与えると、遠方からの艦砲射撃が追加。これも自機の動きを読んでいるため、逃げた先にレーザーがということも珍しくない。 ・さらに一定ダメージを与えるとクリア。これだけ体力が残っていれば上出来。 ○3面 ・2面で遠方射撃をしてきた艦隊との交戦。 ・小型船は基本どおり周りの砲台をある程度破壊してからシールドバッシュ→メレーで一気にダメージを与えて破壊する。 ・小型船は目標のほかに、一定間隔で下から湧いてくる。無視してもいいが、高得点なのでなるべく倒したい。 ・戦艦は、それ自身には誘導ミサイルの砲台が無いので主砲のみ注意すればいいが、周囲の小型船から撃たれる誘導ミサイルが厄介。シールドゲージが減って危なくなったら一旦離れて立て直す。 ・小型船はそれ単体ではさほど驚異ではないが、雑魚(特に誘導ミサイルを撃つもの)が絡むと途端に不利になる。この場合も、離れて雑魚を掃討してから小型船に挑む。 ・全て倒すと追加で小型船と戦艦が1隻ずつ、雑魚が4匹追加になる。雑魚→小型船と倒して誘導ミサイルの脅威を無くしてから戦艦を破壊。 ○4面 ・目標となる敵が分散しているので移動に時間がかかり、手早く倒していかないと制限時間が足りなくなる。 ・とりあえず小型船が脅威なので1隻づつ倒す。時間が経つと2隻固まって手に負えなくなるので最優先で。 ・あとは目標を順番に。宝箱の数が多いので3面までのダメージはここで回復できる。 ○5面 ・開幕に自機の周囲にダークゾーンが生成されるが、これは演出。 ・まずは中央の4つのダークゾーンを破壊する。場所は固定なので動きもパターン。 ・ダークゾーンを破壊すると、そこには巨大な竜の卵と、そして2面で妨害してきた竜の眷属が登場。飄々とした語り口だが、実力は2面のとおり。 ・そこから先は防衛戦。竜の卵の耐久力がなくなる前に敵を殲滅させる。開幕の近場に居る敵を倒した後は、3方向から突進してくる敵を破壊。これで当分はしのげる。竜の卵は結構硬いので、敵を逃してしまっても意外と大丈夫。 ・目標を全て破壊したら、あとは時間切れまで粘る。ここで今まで温存していたミサイルが活躍。 ○6面 ・舞台はダンジョンから空中へ。登ってくる竜に立ち向かうべく、まずは周囲の雑魚を一掃。ここからは曲も相まって盛り上がる展開に。 ・雑魚といっても今までとは違って攻撃は激しく耐久力も高いので、まずは、突進してくるのをミサイルで殲滅。 ・その後、タンクを個別に破壊。タンクは動きが嫌らしいので、2面で使った自機ショット→シールドショットを活用。 ・全て破壊したら、例の人物との会話。ここで、彼女の正体が明らかになる。 ・そうこうしているうちに、竜は孵化して遥か上に(笑)。 ○7面 ・最終面。このままでは人類の脅威であるブラックドラゴンになるので、竜の体の黒い部位を全て破壊する。開幕の竜の登場場面の迫力にはとても心を打たれるものがあった。 ・相手は高速で動いているので、少しでも操作を誤ると敵の攻撃に突っ込んでしまう。しかし、あまり時間を掛けると自機の上昇限界を超えてしまう。いかに手際よく黒い部位を破壊するか、このゲーム最大の山場である。 ・まずは頭の方から。両肩と頭を破壊した後は、体をできるだけ破壊する。攻撃は主にシールドショットであるが、リロードが遅いのでシールドバッシュも併用。 ・途中でアカガネが参戦。竜と人との主張がせめぎ合う会話に、悲壮感のある曲と合わせてまた心打たれるものがある。 ・その後、尻尾に回って順次破壊。このとき180度戻るとミサイルの群れに突っ込むので、大きく迂回する。 ・体に近づくにつれて攻撃が激しくなるので、最後の方は遠方からの攻撃が中心となる。時間はかかるが、焦りは禁物。 ・竜を倒したら、アカガネとの最終決戦。アカガネはまともに戦うと2面以上に強敵であるが、ミサイルを撃つと攻撃を止めて回避に専念するようになるので、そこを畳み掛ける。この動画では、ミサイル3発目が運良く全弾命中して勝利している。
大分長くなってしまったが、それだけ語りたいことが多い、本当に素敵な作品である。明日こそはこの作品のまとめにとりかかりたい。
昼前に起床。今日はサンクリだったが見送って、来週のコミティアと、再来週の地底の読心裁判に備える。
「美鈴とチルノの妖怪の山大冒険」(悠遊亭)をプレイ。 天狗組にさらわれた大妖精を救うため、美鈴とチルノが妖怪の山に挑むジャンプアクションゲーム。 主人公はタイトルどおり美鈴とチルノ。ゲーム中はどちらか一方を操作するのだが、切り替えはゲージが溜まっていれば随時可能。とはいえ、ゲージの溜まる速度は速く、ほぼいつでも切り替えることができる。また、美鈴は三角飛びができたり、チルノはジャンプ中の落下速度を遅くできるなど、それぞれに独自の動きや攻撃手段が設定されており挙動は全く異なる。そして、悠遊亭といえばコマンド技であるが、それはこの作品でも健在。今作では地上2種類、空中1種類のコマンド技を、各キャラそれぞれ2種類から選択できる。選んだ技はコマンドと共に常時画面右に表示されるのが嬉しい配慮である。 ゲーム展開は一般的なジャンプアクションで、道中2人のキャラを切り替えながら敵を倒して先に進み、制限時間内にゴールまで到達するというもの。ただ、足場が不安定な場面が多く、敵の攻撃よりも落下してミスになることが多い。移動する足場や壊れたり落下する足場も登場し、そこに敵の攻撃も加わるとかなり手強くなり、最終面付近では結構苦労させられた。あと、何故か道中は橙藍紫に神奈子、そして衣玖さんが邪魔をしてくる。いずれも雑魚に比べると攻撃は厳しく、ちょっとした関門的な存在となっている。さらに、3面ごとにボスが登場。舞台が妖怪の山だけあって、ボスは「風神録」のボスと天狗組で統一されている。ここではコマンド技が大活躍。自機の特性を把握するほど楽に戦うことができる。ちなみに、倒されたときの表情がみんな可愛い。 一通りクリアしたが、今作も非常に手堅い作りで、様々なジャンプアクションの基本が詰まった内容であった。私も基本の再確認をしながらプレイしていたような感じだったし。ただ、足場が不安定な面が多く、同サークルの今までの作品に比べると難易度は高めという印象も。あと、面構成やボス戦はキャラ切り替えをもっと前面に出した調整でも良かったような気もする。全面通してほとんど美鈴しか使わなかったので。ジャンプ台と左右に動く足場の同期をとるのにチルノの落下速度低下を使うと極めて楽になるなど、いくつかはそういう場面も見られたのが尚更惜しいところである。
その後、「AtoA R.Regulus」を開始。 先ずはNormalのリゼで1,000万の大台に挑戦。体力が多いほどコインの高くなり、かつこれが最大の得点源となるため、体力をいかに減らさないかが高得点には極めて重要である。というわけで、その辺りを気にしてプレイしてみたところ、何とか1,000万を突破。ミサイルが余裕で回避できるようになったのは、やはりHardで鍛えられたお陰であろう。というか、もうミサイルよりも赤くて長細い弾の方が怖かったりする。2面のアカガネさんが連射するのを立て続けに喰らうと、あっという間にシールドゲージがなくなってしまうので。 で、この内容でなら動画を撮っても十分と判断したので、続けて動画撮り。こちらも順調に進んで、1,100万と記録更新。プレイ内容も文句なしで一段落…と思ったら動画が撮れていなかったというお約束が。 めげずにキャプチャソフトの設定を変えて再度挑戦。今度はやや被弾が目立つものの、スコアは1,104万と僅かながら更新。最後のアカガネさんをかなり酷い方法で倒してしまったが、大きく体力が減るような場面も無いのでこれでも良しとする。しかし、この作品が1プレイ40分もかかることに、動画を撮って初めて気付いたりする。プレイ中は時間の経過も忘れてしまうほど密度の高い作品なので。 今日中にエンコードが終わるかどうか怪しいので、アップは明日。合わせて、「AtoA R.Regulus」のまとめも書こうかと。
昨日は寝る前に風邪薬を飲んだのだが、あまり効かなかったようで。
起きてからは「ありふれたホシの終末期+」を延々とプレイ。 先ずは本編でタイムシフト後の終末期を攻略。物語、ゲーム共に通常期とは比べ物にならない怒涛の展開で、かなり密度の高い内容に。ボスにもかなり手こずらされたが、何とか全面課題を達成してクリアできた。 その後、強化されたボスと戦うトレーニングを全てSランクでクリアしたら、ハードトレーニングという項目が追加。これは、トレーニングにさらに高難易度の道中を加えたもので、さしずめ本編の上位難易度といった感じ。これがまた実に手応えがあって面白かった。こちらも一応全面Sランク達成。 これでこの作品は一段落ということになるかと。まだ未入手の自動ウェポンが1つあるが、どうにも条件が分からないので保留。ゲーム自体はシューティングアクションとして上手く纏められており、かすりによる能力強化や課題や高ランク達成によるアイテム入手など、様々な動機付けも好感触であった。一方、物語は何とも中途半端なところで終わってしまった感が否めない。どうやら続編が制作されているようで、ならばこの終わり方も納得できるが。果たしてどのような結末を迎えるのか気になってしまう。
2011年10月21日(金) |
「ありふれたホシの終末期+」のこと |
一昨日の会社行事で寒い場所に長時間居たので、風邪がほぼ確定してしまった。これって労災?(違います)
というわけで、体調があまり宜しくないので「AtoA R.Regulus」はお休みして、「ありふれたホシの終末期+」を昨日からちょこちょこ進めている。昨日は普通に物語を進めただけであったが、今日は大きな転換点に到達した様子。と同時に、タイムシフトという項目が出現。 で、試しにタイムシフト後の最初の面をプレイしてみたのだが、今までとは比べ物にならないほど敵の攻撃が激しくなってかなり焦った。敵の数が多くなって射撃だけでは倒しきれずすぐに接近されてしまうので、近接攻撃もここにきて大活躍。一応クリアはできたものの、このままでは太刀打ちできなくなりそうだったので、タイムシフト前に戻って今までさぼっていた能力強化を急遽進めることに。結果、能力向上と共に、いくつかのアイテムと仲間のビスクが使用可能となった。ビスクは近接攻撃は使えないものの、初期状態で通常ショットと誘導ショット、そして溜め撃ちが使えるという射撃に特化したキャラクターである。で、使い勝手を試すべく、訓練の1面ボスに挑戦してみたところ、アオではBランク止まりだったのがいきなりSランク達成。溜め撃ちがかなりの威力で頼りになる。 物語の方は、見た目が人間と変わらず高い知能を持つメナスが登場し、そして仲間が倒されてメナスに対する憎悪が高まり泥沼の様相に。果たしてこのまま人類とメナスで消耗戦になっていくのだろうか。
2011年10月19日(水) |
続々・「AtoA R.Regulus」のこと |
今日は会社の行事で遅くなってしまった。おまけに寒い中立っていたので手がかじかむを通り越して痺れていた。
昨日検討していたレンタルサーバ探しを再開。といっても、Twitterで評判を聞いたさくらレンタルサーバにほぼ確定だったのだが、一応試用してみて目的に合致することを確認。有料だけど初期費用1,000円+年間1,500円程度だし、今後はここをリプレイなどの置き場にしよう。
というわけで、「AtoA R.Regulus」のリプレイをアップ。薄々感付いてはいたのだが、こうして上げて見ると装備が偏っていることが良く分かる。 ならばということで、普段使っていない武器でNormalに挑戦してみたのだが、面白いほど先に進まない。そもそも、使っていない武器は単位時間当たりの攻撃力が低く、それだけ敵の攻撃に晒されることになるわけで、EasyならともかくNormalではその分体力を削られるので不利になる。それに、強力な一発を狙って当てて仕留めていく方が楽しいし。とはいえ、折角の武器が勿体無いので、Easyでクリアに挑戦するかもしれない。
あと、リオン君のNormalのスコアが低かったので更新。クリアする分にはかなり楽にはなったが、Hardのミサイルの速さに慣れるとNormalの遅さに戸惑ってしまう。
2011年10月18日(火) |
続・「AtoA R.Regulus」のこと |
「AtoA R.Regulus」リゼでHardクリア。最終面までは楽勝で、2面のアカガネさんも1度ではあるが倒すことができた。が、やはりシルバードラゴンは手強かった。パターン的にはNormalと同じでいいはずなのだが、最初に挑戦したときは時間切れで逃げられてしまったし、その後面セレクトで練習してもクリアまでかなりの回数繰り返す羽目に。とはいえ、ここさえ抜ければあとはミサイルで安定だったので、何度目かの通しプレイでクリア達成。
これで、リオン君もリゼも全難易度クリア達成。プレイ開始時はEasyのクリアすら覚束なかったというのに、最終的にHardまでクリアできたとは感無量である。Hardが最もミサイルの見栄えが良いように調整してあると製作者のBlogで述べられていたのもしっかり堪能できたし。とはいえ、NormalからHardに上がるよりは、EasyからNormalに上がるときの方が大変だったかも。
全難易度クリア記念にリプレイをアップしようと思ったのだが、リプレイファイルを圧縮しても今のftpサーバの残り容量が足らない事態が発生。サーバ容量を増やそうかとも思ったのだが、so-netは5MB当り105円と10年以上も前の価格体系を今も維持しているのでちょっとこれは控えたいところ。そこで、他のサービスを試してみたのだが、 ・FC2…有料版でないとzipファイルの公開ができない。有料版は私の使い方では費用対効果に疑問がある。 ・skydrive…スコアをクリックするだけでファイルを落せるようにしたいので、これに限らず共有ストレージサービスは検討対象外に。 というわけで、今日はリプレイのアップを断念。今週中くらいには何とかしたいところである。
2011年10月17日(月) |
「AtoA R.Regulus」のこと |
久しぶりに吐血。そんなに荒んだ生活はしてなかったつもりなのだが。まあ、暫くは刺激物を控えて大人しくしていよう。
「AtoA R.Regulus」リオン君でHardクリア。 Hardでは敵弾の速度が上昇するとともに、ミサイルの追尾がより厳しくなる。弾速上昇はさほど影響は無いのだが、ただでさえ避けるのに苦労するミサイルがこれ以上厳しくなるのは非常に辛い。しかも、敵の数も増えて、追いかけてくる数も尋常ではなくなる。 ではどうするかというと、避けずに壊せば良いという結論に。自機の前方にシールドバッシュを置くと、ミサイルがシールドに勝手に突っ込んで壊れてくれるのである。もちろん、上手く後方に出せればより多くのミサイルを破壊できる。これに気付いてから攻略が非常に楽になった。 あとは、やはり攻撃が激しいので体力をいかに削られないようにするかに注意してプレイ。各面の攻略はNormal時と時間的に若干厳しい意外はさほど変わらず。最終面のシルバードラゴン戦はさほど変わらず、アカガネさんもミサイル5発+αで余裕の撃破。ここにきて、未だ気付いていなかった戦法がいろいろ分かってきた。 明日はリゼでクリアを目指そうかと。Hardは2度目をクリアする気力は無いので、一度クリアすれば十分である。
「ありふれたホシの終末期+」はお休み。
昼頃起床。体調は戻りつつある。昨日もビールを700mLほど呑んだのだが、やはりちゃんとしたお酒は体への負担が少ない。ビールは単価が高いので、またホワイトラム生活に戻るとするか。
「AtoA R.Regulus」Normalをリゼでクリア達成。シルバードラゴン(今までブラックドラゴンと書いていたけど、設定上ではシルバードラゴンだった)戦は何度かの練習の末にパターンを構築。シールドバッシュの高威力が非常に有効なのだが、大きくとも高速で移動する的に当てるコツを掴むのはかなり大変であった。それがまたこの作品の面白いところではある。 そして、アカガネさんなのだが…なんと近距離全方位のマイクロミサイル3〜4発で沈んでしまうことが判明。2面も5面もミサイルの効果が薄いので、最後も効かないだろうと思い込んでしまったが全くそんなことはなく、これで最終面が相当楽になった。ちなみに、リオン君でもミサイルは効果絶大。アカガネさんの攻略完了である。となると、2面のあの強さは一体…。まあ、あれは半ばイベント戦闘なので序盤にしては規格外の強さに設定してあるのだろうけど。 さてさて、明日からちょっとHardに手を出してみようかと。当初は、最後のアカガネ戦が全く安定しなさそうだったリオン君ではプレイしないつもりだったが、今日のこの結果から何とかなりそうかと(ただし、最後まで到達できればの話だが)。
平行して「ありふれたホシの終末期+」(Crazy I Scream)をプレイ。 まるで今の地球の置かれた状況のようなホシが舞台のアクションシューティング。人類のみを襲うメナスと呼ばれる生物が突如登場した近未来。この人類の天敵ともいえる生物の襲来と時を同じくして、それらに対抗しうる能力を持った人類が登場。彼らは軍に抜擢され、対メナス専門特殊部隊として人々をメナスの驚異から保護すべく活躍している。主人公のアオもその1人であり、この作品は彼の所属する特殊部隊における仲間達との活動を描いた内容となっている。
システム的には固定画面の全方位シューティング。左右から攻めてくるメナスを銃や近接攻撃で倒して、規定数倒すと次の場面へ移り、最後にはボスが待ち構えているという一般的な展開である。ただ、敵の攻撃に弾幕的な要素も取り入れてあるので、操作には低速移動といった弾幕STGおなじみのものもある。敵弾に一定数かする毎に攻撃力が向上したり、かすり数に応じてボムの強さが上昇したり、硬い敵を速攻で倒すと一定時間連射能力が向上したりと、スコア以外における危険度の高い行動への動機付けがしっかりとなされているのが非常に好感触。また、各面においてボム未使用や被弾なしでクリアなどの課題が用意されており、達成することで能力強化に必要なポイントをより多く得ることができる。 そして、ノベル部分が充実しているのもこの作品の大きな特徴。アクション部分の前後やボス前に展開されるノベル部分において、この世界の状況や隊員達の活動、心情などが詳しく述べられる。また、面クリアなどで得られるポイントを消費しての能力強化も、隊員達との交流という形でノベル形式になっている。このノベル部分で作品への感情移入が深まると共に、アクション部分では物語に関する情報はほとんど無くアクションに集中できるようになっている。
アクション部分、ノベル部分もテンポが良く進むのが好印象。課題の内容も中々に絶妙で、これを達成するのにかなり躍起になってしまった。 アクション部分では、斜めに撃てないのと画面下の背景に敵が隠れてしまうのがちょっと気になったが、これはさしたる問題ではない。ノベル部分は深刻な場面にそぐわない軽い表現が見受けられたのに違和感が。あと、とある面ではアクション面の成果にかかわらず、ノベル部分で主人公の動きが悪くて仲間を窮地に立たせるような場面があり、このシステムではこういう所の整合性を取るのが難しいと思った次第。この辺りはまだ序盤なのでもう少し様子を見ることに。 現在4面までクリア。能力強化はそれなりに行いつつ、今のところ課題は全て達成。早くビスクと仲直りしてくれないと、射撃の能力が強化できない…。
午後に起床。まだ頭痛が残っている。困ったものだ。
「AtoA R.Regulus」Normalをリオン君でクリア。小型船の対処は結構形になってきたし、ブラックドラゴンもかなり楽に倒せるのだが、いかんせん最後に待ち受けるアカガネさんはやはり大きな壁で、何度も追い返されてしまった。しかし、何度目かの挑戦で体力が無くなってしまうも、シールドを切らさないように戦っての粘り勝ち。かなり無様な戦いではあったが、勝ちは勝ちである。 そして、リゼで開始。なにこれなんでこんなに戦力差があるの?と思うほどリゼは強かった。動きの鈍いタンクやウィスプはシールドバッシュで一撃だし、メレーの強さも相当なもので、3面で追加で出てくる小型船と戦艦も楽勝で倒せるほど。シールドショットのグレネードのおかげで2面のアカガネさんも普通に勝てるし、リオン君で鍛えられたせいもあってか最終面まで詰まる要素が無かった。しかし、ブラックドラゴンはかなりの強敵。リゼは動きが遅いので、ブラックドラゴンに張り付いての攻撃がなかなか大変。少しでも気を抜くと、すぐに追い抜かれてしまう。また、攻撃力は強いものの、シールドショットの充填時間が長いのも泣き所。ここだけはどうしてもリオン君よりも長丁場になってしまう。 というわけで、今日はブラックドラゴンまで。明日には何とかクリアしたいところ。
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