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2018年02月26日(月) 「ATOMINE」のこと

 土曜に整体に行って治療した腰がその日のうちに悪化したので、今日は仕事を定時で切り上げて再び整体へ。出費は痛いが、腰の痛みに比べれば大したことは無い。

 「ATOMINE」(Broken Arms Games)の感想を。
 ハッキングを題材にした全方位STG。プレイヤーはハッカーとなり、核ミサイルの制御システムをハッキングして、最終的にミサイルを発射させるのが目的。
 操作はアナログスティックで行い、左スティックで移動、右スティックで倒した方向に攻撃する(あるいは右スティックで攻撃方向、R1で攻撃)。
 道中面はマップや敵の出現位置が毎回ランダムに決まり、その面に登場する敵を全滅させるとバックドアが開いて次の面に移ることができる。また、特定の面ではボス戦となる。敵の攻撃を受けるとエネルギーが減り、エネルギーが0になると自機が破壊されてゲームオーバーになる。
 マップ内には自機を強化するためのモジュールが落ちている。モジュールは、武器、射出量、連射速度、属性の4種類から、アンロックされたものがランダムに選ばれるので、それらを適時組み合わせて自機の能力を変化させていく。また、敵を倒すと出現するアイテムを入手すると経験値が増え、経験値が一定量になると自機がバージョンアップする。バージョンアップした状態でモジュールを選択する場所に移動すると、モジュールとは別にレベルアップ用オブジェクトによる強化が行える。このオブジェクトによる強化はエネルギー回復を除き効果は永続的で累積されていく。

 ランダムに構成されるマップや敵配置だが、この調整が実にいい塩梅。極端に簡単だったり難しすぎることが無く、適度な緊張感と新鮮味を持って毎回プレイすることができた。また、得られるモジュールやオブジェクトも完全にランダムなので、最終的に行きつく強化は大体固定されるものの、そこまでの過程が毎度異なるので、パターン化されることが無く即応力を試されるところも楽しいものがあった。その他にも、プレイ中に逆ハッキングされたり、部屋に閉じ込められての戦闘など様々なイベントがプレイに変化を与えてくれたりと、ランダムな要素が上手く噛み合って面白さにつながっているという印象を受けた。無機的なグラフィックやテクノ調の音楽も洗練されており、演出面でも楽しませてもらえた。
 道中面ではランダム要素を満喫できた一方で、ボス戦は調整が雑という感じもした。最初のボスが一番強く、それに比べてそれ以降のボスは(ラスボスでさえ)遥かに弱いというのはどうにも腑に落ちない。特に、ゲームを始めてすぐの、アンロックされたモジュールやオブジェクトが少なく自機の強化が限定された状況では、尚更最初のボスの強さが際立ち、ここを乗り越えるのに無用な苦労をさせられた感が強かった。アンロックが進んだ現在でも、運悪く強力なモジュールやオブジェクトを入手できない場合には下手をすると最初のボスで終わることもあるが、そこを突破できればほぼ終盤まで到達できてしまうあたり、どれだけ最初のボスが強すぎるのかというのを如実に表しているかと思われる。

 ゲーム自体は基本的な全方位STGだが、ランダム要素が上手く作用して毎回緊張感と新鮮味のあるプレイ内容となり、規模的にも長すぎず短すぎずで、気軽に繰り返しプレイするには丁度良い内容であった。


氷室 万寿 |MAIL
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