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■ サイン
私には「踏み絵映画」と呼ぶものが二作品あって、 この二作品をともに「大好き!」といってもらえると、 おもわずハグ+場合(相手?)によってはキスの嵐〜になりかねないほど「感性の一致」を感じてしまいます。 好きな映画は数あれど、私にとっての「感性をはかることのできるリトマス試験紙的映画」であるこれらの作品を監督したのはM・ナイト・シャマラン。 ということでこの2作品とは「シックス・センス」と「アンブレイカル」。
「シックス・センス」では心霊現象。 「アンブレイカブル」では超能力。。。。とくれば、次はたしかに「超常現象」これしかない。 でもね・・どれも表面的なものの下に隠された大きなテーマがシャマラン映画にはあるんです。 とくに「アンブレイカブル」では「人間の生きている存在意義」を問いかけられ、ラストでは私は涙がとまりませんでした・・・ただ、それを感じることがないのであればただの「超人」映画だったでしょうし、どうしようもない駄作だったと思います。 (「シックスセンス」の「死んでたんかい!」の大どんでんがえしがあまりにも強烈で、映画を見るほうが意外な結末を期待しすぎてしまうことこそが不幸なのかもしれないんですけれど〜)
とはいえ、これほどストレートに「超常現象」をあつかってくるとはさが、シャマラン監督。 そして、その下にかくされたものもさすがシャマラン監督。
でも、今回も「アンブレイカブル」の時と同様、あの宣伝のしかたではこの映画の表面的なものだけが前面にですぎて「「今年最大の駄作!」のレッテルが(また)貼られてしまうのではないかと心配で心配で。。。 大切なのは「超常現象」などではなく、ましてや「○○人」でもく・・・・大切なものを失って神を信じることができなくなった主人公グラハムが「サイン」の意味を知ることで、運命の意味をもしり信仰を取り戻すこと。 「超常現象」や「○○人」などはそれを導くための小道具のひとつにすぎないのであってどんなふうにせめてくるかとか、その風貌なんてどうでもいいことなんだと思います。 それに加えて・・ おびえる子供たちにきかせる出生時の様子や、息子を抱きかかえて励ますシーンなどにはぐぐぐっ。世のおとうさんたち見習いなさい〜です。
個人的にはホアキンの奇跡を信じる理由がつぼにはまりましたけれど((笑))・・・・
アメリカでは今回この映画は大ヒットを記録しているとのことなので、まずは一安心ですが、日本でもひとりでも多くのひとが「奥にひそむテーマ」に気がついてくれることをひっそりと願う私です。
あ!でも今回も翻訳した方にひとこといいたい!(そう、あの彼女〜) この映画のキーポイントとなる「see」が「見て」と訳されていましたけど・・・・・・・そのまんまやん。 このおかげでラストシーンを理解するのにすこし時間がかかってしまって、「see」の他の意味を思い出すことでやっと線がつながりました。 いやいや・・・「see」って深いです・・・英語もっと勉強しよっと(汗)
もうひとこと・・・
シャマラン監督・・あなた・・・出過ぎです。おまけに一作ごとに出番と役の重要性がましてるし・・・ ・・・・・・次は主役?(笑))
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MOVIX 2003.9.21
2002年09月23日(月)
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