●こどもにんぎょう劇場「狼と７匹のこやぎ」
ちょっと前まで「本当は怖いグリム童話」みたいなの流行ってましたね。
そう、童話って怖いんです。不条理なんです。
昔話ではいつも継母が悪役ですが、あれなんかも本当は母親なんですってね。
ただ鬼ケ島に住んでるだけで悪い事してない鬼のとこへ
いきなり押し入って乱暴狼藉のうえ、宝物を奪って帰る桃太郎とかね。

これもそうですよ、「狼と７匹のこやぎ」。
狼さんが小ヤギを食うのは自然の摂理じゃないか。別に悪くないじゃないか。
いや、それを言ったらはじまらないので百歩譲るとして。

戻ってきたお母さんヤギと助かった７番目のこやぎは
まるのみにされた子ヤギがまだ生きてると知ると助け出す。
メデタシメデタシ。
…とはならない。

「悪い狼をこらしめてやりましょう！」とかいって腹いっぱいに
石ころ詰めちゃう。報復手段に打って出たか。まぁ、それもよし。
「狼が起きたらどうするか隠れて見てようよ！」
アンタら、性格悪すぎです。

そんで、重い腹抱えて水飲みにいって見事しずんじゃった狼さんを
ヤツらは歓声あげて笑いながら見てるんです。怖っ。
「こらしめる」ってレベルですか、これ。
あわれオオカミさよ〜なら〜(ToT)/~~~

そういえば、童謡も結構不条理です。

キリンさんキリンさんどうして〜お首がな〜がいの〜♪
あっちの野原も見たいしこっちの野原も見たいし
だから〜お首が〜ながいのよ〜♪

ちがうじゃんっ！
キリンさんは生き抜くために他の動物の届かない高い場所の草を
食えるよう首がのびたのだ。もっとシビアな理由だったはずだ。
ウソ教えちゃだめでしょ。

それならばむしろ
「どーしてなーのかーだーれもしーらなーい♪」と無責任に言い切るとか
「そーよかーさんもなーがいのよー♪」とさりげに話題をそらすとか
の方が良心的と思われます。

私が高校の時の国語のセンセが、東京電力のアナグマのＣＭを見て
「子供の「どうして？」をファンタジーにしてはイカン」と言うてたな…。

今週の「きょうの健康」は「乳幼児の病気について」なので
それなりに気にして見ている毎日です。（ええ、私一応１児のハハですし）

●ことばぁ！
長寿番組「あいうえお」の後番組。（私が小１の頃も「あいうえお」だった）
大分今までとは趣が違う進行になってます。前出てパフォーマンスが多い。
基本的に子役が一生懸命頑張ってる系の番組はあまり見ません。面白くないので（オイ）
大人が子供を演じてる方が見てて面白いですし。（それもどうかと）

去年度までの「あいうえお」はかなりキツかった。
主役のエリカっちゅー妙にカツゼツのいい小娘がな、も〜こましゃくれててな。
現「英語であそぼ」のミミとナマイキ日米対決できるくらいにキツかった。
でもワキを固める大人役者がさすがに国語番組だけあって上手いんだよね〜、日本語が。

でもって今年度の大人役者さんは教育テレビの顔とも言えるベテラン声優
緒方賢一（おがちゃん）と堀絢子（ことばぁ）なのです。
（低学年向け人形劇では毎年なんかしら役についていらっしゃいます）
しかもおがちゃんなんか顔出しです。すごいです。
ベテランだけあって森繁某みたいなじぃちゃんが「僕は小学１年生です！」
とか言って黄色い学童帽子かぶっちゃうんだもん。役者魂、拝ませてもらってます。

実はこのお２人、かの「忍者ハッ●リくん」とちくわ好き愛犬「シシ丸」役でも有名。
先日の「あいさつをしよう」の回で、忍者と殿様の人形シーンでの会話。
「ちくわを落とされたでござるよ、ニンニン」「ありがとう」

どこの世界にちくわ落とす殿様がいるんだよ？！

絶対遊んでるぞ…NHK…。全国の小学１年生には分かるまい…。


●デジタル進化論
今日はコンピューターの原理、２進法のお話でした。
ワタクシ、パソコン使ってる時間長い割にはその辺の事あっぱらぱ〜なので
大変タメになりました。ビットとバイトの意味もやっと分かりました。
うれしいのでダンナさんに話してあげました。（向こうはその道のプロ）