今日は、山のふもとの村の虫祭りに行ってきました。 北陸は蒸し暑くて、装束をつけるだけでも汗が噴き出てきました。
神殿の御扉開扉の際に。 「ぎぎぃ〜」という軋む音と同時に、内側から「ぞわぁ〜ん」という低い轟音が聞こえました。
ぞくっ。。。
神様からの何らかのお告げであろうか。。。 瞬時に目をつむり、かしこまって、深く一礼しました。
それから。 恐る恐る眼を開けて、改めて内側の御神体を仰ぐと。 なんとなんとそこには、土台いっぱいにミツバチがびっしり巣を作ってうごめいていました。
こ、こ、腰を抜かしそうになった……けど、御神体の前なので、平常心を保ってすまし顔で自座に戻りました。
総代さんたちには目を白黒させながら報告したら、殺虫剤ならあると言ってくださったけど、私に襲いかかってきたわけでもなく、、まぁ、御扉内に巣をつくるミツバチにも神様のお遣いかもしれないし、秋が終わるまでそっとしておきましょう……とお話しました。
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一昨日は、山奥の兼務社でのこと。
賽銭箱の下に、一匹のシマヘビの子が潜んでおりました。 みんなで大騒ぎになって、箒で掃きだして外に逃がしたんだけど。
ヘビは、金運をつかさどる神様だし、巳年は水の年でもあり、水害から守ってくれる神様でもあるし、後で考えると縁起のいい事だったのかもしれない。
突然目にしたヘビにはびっくりしたけど、ありがたいことだと思う事にする。
北陸にもようやく天から恵みの雨が降りました。 あぁ、ありがたや。。。 農作物も活き活きとするでしょう。 雨上がりにお日様が照ると、本当に輝かしい光景が広がります。
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一方、一昨日の話。
あまりにも、連日暑くて、庭の芝生も植物もぐったりしていたので、夕方、前庭のスプリンクラーを回してやった。
裏庭に回って、庭の手入れをして、そのままウッドデッキから家の中に入った。
パパが帰宅して、夕飯を作ったりなんやかんやして、いつも通りの我が家のごく普通の晩の過ごし方をしていた。
で、翌朝。玄関から前庭に出てみてびっくり。
ひ、ひ、一晩中、スプリンクラーを回しっぱなしにしていました。
「うわわわぁ〜!!! 止めるの忘れてたぁ〜」と、近所中に響き渡るおかしな悲鳴を上げてしまいました。
どの位の水道を無駄にしたんだろう。。。上水道、下水道。。。 ばっかだねぇ、相変わらず。。。
家の水道代もったいないから、風呂屋に行ってこようかな、ってなおさら高つくでしょうが。。。
うーむ。これから川で洗濯でもしないといけないか。。。
桃が流れてきたらどうしよう。。。
今朝、パパに手伝ってもらって、庭の芝刈りをしました。 庭といっても前庭とバラ花壇沿いの通路、10坪弱だけど。
芝刈り機って、押したり引いたりするときに、コードがまとわりついて、意外と大変。
ってなことで二人ががり。パパが芝刈り機を動かす人。 私は、テレビ局の音声さんよろしくコードを持つ人。
15分くらいで刈り終わりました。 今年に入って三回目だから、そんなに伸びてはいない。 ただ、芝目を細かくしようと思って、気合を入れてお手入れをしているところ。←刈れば刈る程、芝目が細かくなるらしい。
最後に、水戸泉が土俵上で塩をまくみたいに芝の肥料をまいて、スプリンクラーを回して、おしまい。
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明日、気の張る神事があるので、実家で過ごしている。 神社本庁の規定類集には、「斎戒に関する規定」というものがあり、「神明に仕える者は、浄明正直を旨とし、恭敬の誠を致すことを常道とし、祭祀を行うに当たっては、特に斎戒を重んじ、(後略)」とある。
「斎戒中は、潔斎して身体を浄め、衣服を改め、居室を別にし、飲食を慎み、思念、言語、動作を正しくし、汚穢、不浄に触れてはならない」
確かに、こういうことは神職になれば自然と身についてくるもので、前夜は早めにゆっくり風呂に入ることにしているし、神事の前の晩は深酒は絶対にしないし、外出先などでバカ騒ぎもしない。大事なお葬式があっても、通夜にお香典を持っていくだけにするとか。あとは極力、静かに過ごす。
ほー、神主さんは決まりごとがいっぱいあって、大変だね〜、と思われるかもしれないけど、会社勤めの方も翌日に大きな取引とかプレゼンがある前日とか、大きなコンペの前日にはゴルフのことに集中して、極力深酒や無茶なことはしない、という点では神職の潔斎にも共通する過ごし方だとおもう。
ただお仕えするのが神様だから、プラスアルファとして清浄というものを求められている。
今、改めて感じたけど、「清浄」って、いい響きだなぁ。
人によってとらえ方は違うかもしれないけど、清浄というのは、汚れが一切ない、まっさらな真っ白な状態。
今日は、夏越の大祓いの日です。
茅の輪神事(胎内くぐり)をする神社も多いと思います。 年の半ばに、神様におまいりして、日頃の罪穢れを落として残りの半年を健やかに過ごしましょう。
「祓え給へ 清め給へ」
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